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貿易で売買される奴隷階級に給料や休暇が認められるのは何時代からですか?

A 回答 (1件)

ローマ時代の奴隷は、財産や家庭を持つこともでき、奴隷が奴隷を売買したり、自分自身を買い戻したりすることもできました。


奴隷解放制度もあり、後期には全住民の大半が解放奴隷とその子孫という状態になっていました。

イスラム圏ではアッバース朝以来、奴隷軍人制度が確立し、マムルーク朝では君主の後継者が奴隷から選ばれています。
オスマン朝では、奴隷が国家の中枢に位置し、コンスタンティノープル陥落後は大宰相以下、官僚の大半は奴隷出身者です
出典
佐藤次高『マムルーク 異教の世界からきたイスラムの支配者たち』東京大学出版会、1991年。
鈴木董『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい」専制』講談社現代新書、1992年。

西ヨーロッパや、中東、アフリカ、アジア、北欧、コロンブス以前の南北アメリカにも様々な形で奴隷制度が存在していたので、一律には言えません。


ご質問を、アメリカ南部での奴隷制度としてお答えすれば、
15世紀のアメリカでは、教育と結婚の権利を与えられ財産を持つことも可能で、低賃金の労働者と言えるものでした。
18世紀になると奴隷の子供は奴隷とする、結婚と財産所有の自由を奴隷から剥奪することとなり、
黒人に対する搾取、残虐行為により奴隷の逃亡、抵抗が大きくなりました。
1830年代になると、白人や自由黒人が組織的に黒人奴隷の逃亡を助け、南北戦争で1865年に南部が降服し奴隷制は廃止され、権利と移動の自由を認められました。

奴隷階級に、権利としての給料や休暇が認められなかった期間は、1710年頃(州によって異なる)から1865年の期間ですが、
実質的には、1964年の公民権法が成立するまで、十分認められているとは言えない状態でした。

http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-16-3.html
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-92.htm
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-90.htm
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