
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
>>仏教を基礎から体系的に学びたいと思っています。
>>仏教入門者向けの、定本として定評のある著作を教えてください。
定評があるかどうかは分かりませんが、初めて学ぶということでしたら
●『3日でわかる仏教』藤井正史著・ひろさちや監修 ダイヤモンド社
●『図解雑学仏教』広沢隆之著 ナツメ社
の二冊はどうでしょうか??3日で分かるってことはないとは思いますが、仏教学を初めて学ぶのでしたら概論の入門編としてはいいと思いますよ。内容は二つともそれほど差はなかったように思います。自分にあっていると思ったほうを読んでみてはいかがでしょうか。
>>分かりやすい本がいいです。
>>難解なのはパスです。
とはおっしゃいますが、仏教はどうしても特殊な用語が多いのである程度の難解さはもっています。その難解さはパスと避けていても、いつかはぶつかってしまいます。まぁ、その難解さを自然克服できるということもあるでしょうが、初期の段階で乗り越え方を知っておくことも必要だと思います。それは、「辞書を引く」ということです。現代においてはインターネットなどで簡単に調べられるからめんどくさいとお思いになるかもしれませんが、どの学問でもそうでしょうが辞書は基礎的な知識を補ってくれる有意義なものです。自分にまった辞書を手元においておいて損をすることはないと思いますよ。私が仏教を学び始めたときから持っていた辞書を上げさせていただきますと、
●『岩波仏教辞典』中村元・田村芳朗・末木文美士・福永光司・今野達編集 岩波書店
がよろしいかと思います。内容も初心者向けですし、基本的な用語はおさえてあると思います。
入門書として分かりやすいいものを書かれている方としては、ひろさちや氏、玄有宗久氏、阿満利麿氏、五木寛之氏、アルボムッレ・スマナサーラ氏の本は読みやすいと思います。学術的なものになると、中村元氏、田村芳郎氏、山折哲雄氏が入門書を書いておられたと思います。ちょっと番外ですが、
●『スター・ウォーズで「仏教入門」ですかマシュー ボートリン著 春秋社
なんて本もありますよ。入門本は特にそうですが、実際に自分で手にとって自分にあったものを探されるのがよいと思います。
長々書き連ねましたが、急ごしらえの文章でうまくまとまっていないかもしれませんが、文意を読み取っていただきたく思います。
合掌 南無阿弥陀佛
No.7
- 回答日時:
「仏教」上・下巻(岩波文庫 ヘルマン・ベック著 渡辺照宏訳)
「仏教の基礎知識」(春秋社 水野弘元著)
この3冊が良いでしょう。
特定の宗教団体や宗派に属している人の本は自己の宗教に偏りがちで、初心者にはあまり参考になりません。むしろ有害ですらあります。そういう類の本はよく仏教を学んだ上で読むべきでしょう。そういう意味でむしろ日本人より外国人のヘルマン・ベックを選びました。仏教は日本が最先端と思いがちですが、イギリスがインドを植民地にしていた歴史もあり、むしろヨーロッパの方がよく研究されていたりします。宗旨宗派に偏らない分純粋に研究されています。
もう一人の水野先生の著書は、仏教系の大学で入門として教科書としてよく使われるので紹介しておきました。
No.6
- 回答日時:
「人生は美しく清らかに」が実践を見渡すのにはちょうどいいと思います。
実生活にも役に立ちますし、オススメです。仏教には大きく分けて「上座仏教」「大乗仏教」がありますね。
大乗仏教は個人的には難解に感じます。
訳者によって解釈の幅が広く感じます。
上座仏教の原典のパーリ語は一つ一つの言葉の取れる意味も狭く、理解しやすいと思うので、こちらから学ばれることをオススメします。
上座仏教には経典の優劣など見当たりません、一つのことをいろいろな切り口で、説法しているその人に、必要な言葉で語られている様に感じます。
そのような理解しやすい点からも、オススメします。
釈迦の真意なるものは宗教宗派によっていろいろですので、学ばれていく中で感じればいいと思いますw
「上座→禅宗→他の大乗」
の順序が個人的にはオススメ。
「実践方法の網羅系→その中でも瞑想中心→違う形での実践→呪文・マントラ系など→実践なし」
という順序が…たぶん理解しやすいと思います。
仏教という名で括られていますが、いろんな宗教の集まりのように感じていますw
私自身、大乗から入ったんですが「??」が多く、上座に出会ったときは、その体系的かつ論理的道徳的具合には、びっくりしましたよw
お役に立てれば幸いです。
No.5
- 回答日時:
仏教を基礎から体系的に学ぶという姿勢は、大変に賢明かと思われます。
なぜなら、元々仏教は釈尊一人が説いたものなのに、その経典があまりに膨大なため、その勝劣がいい加減になってしまっていて、一体何が我々にとって真に価値あるものなのかが、分からなくなっているので順序立てて学んでいかれるのは、仏教の真意を把握するためには良いかと思われます。ちなみに、釈尊が真理を覚ってから50年かけて人々に説いた教典の概略を時系列的に記しておきます。説法期間
華厳時(華厳経) 21日間
阿含時(増一阿含経、長阿含経、・・・等) 12年間
方等時(大日経、阿弥陀経、・・・等) 16年間
般若時(般若心経、大般若経、・・・等) 14年間
法華時(法華経) 8年間
涅槃時(涅槃経) 1日間
以上の大枠さえ頭にあれば、仏教をいろいろと学んで行くうちに法華経以前のものは、釈尊がその真意である法華経へと人々を導くための下地作りとしての、仮に説いた方便の教えであると解ってくるかと思われます。これはちょうど、建物を建てるときに必要な足場みたいなもので、その本体(真意)が現れれば、無用でしかないのですが、体系的に知るのであれば、参考にされればよいでしょう。
なお、推奨本は「法華経の智慧」池田大作著がおもしろいかと思われます。
No.3
- 回答日時:
ン十年前、大学の仏教学の講義で奨められた本です。
『仏教』岩波新書/渡辺照宏著
『日本の仏教』岩波新書/渡辺照宏著
『仏教要語の基礎知識』春秋社/水野弘元著
特に『仏教用語の基礎知識』は、仏教学基礎講座のテキストとして使ったものですので、少し難しい部分もあると思いますが、体系的に学ぶのであれば、この本がよいのではないかと思います。
上の2冊は、電車の中ででも読める感じの本だと思います。
あと、
『仏教用語の基礎知識』(角川選書317)角川書店/山折哲雄著
なども分かりやすいと思います。
さらに、
『バウッダ・仏教』小学館/中村元・三枝充悳共著
も良書ですが、どうやら絶版のようですので、図書館などで読んでみてください。
No.1
- 回答日時:
サンガ出版から出る「仏法」(このタイトルかはわからないけど分厚い本w)がオススメ。
自費出版を持ってますが、ため息ものです。今出ているものであれば、や「図説ブッダの道」・「テーラワーダ仏教の実践」・「現代人のための瞑想法」・「心の中はどうなってるの?」・「ダンマパダを読む下巻」
スマナサーラ長老の本はどれもオススメです。
どれもそんなに難解じゃないと思います。
「図説ブッダの道」あたりから眺めてみてはいかがでしょうか?
体系的に学びたいなら、「仏法」が出版されたら買うことをオススメしますね。
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