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Wimaxという技術で
全国どこでも無線高速インターネットが出来るようになりますか?
出来るとしたらいつごろでしょう。
また、どこの会社がどのようなサービスをすると予想されますか?
お願いします。

A 回答 (3件)

どこがやるか否か、どう予想されるかについては、ある程度、答えが既に出てしまっています。

WiMaxを日本でやるのは、KDDI系の会社です。WiMax用の2.5Ghzの電波を2社に与えるという総務省の応募に対し、いくつかの企業が選ばれましたが、選ばれたのはKDDIのWiMaxの準備会社とウィルコムです。ウィルコムの場合、WiMaxではなく次世代PHSにこの電波を利用するので、WiMaxの会社は、現段階でKDDI系の1社だけです。ただし、携帯電話事業に参加するといながら資金調達ができず断念した会社があり、そちらの2Ghzの電波は総務省に返納されているため、これを使ってWiMaxをやりたいという会社が、今後、出てくる可能性もあります。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151, …

WiMaxといえば、業界には怪しさ120%でできっこない大ぼらを吹くYozanという会社があったのですが、この会社は実際には2.5Ghzのオークションに参加しませんでしたし、確か株式市場で管理ポストに割り当てられ、いよいよ大ぼら会社も最後か、といった感じです。

WiMaxは高速データサービスを、ひとつのアンテナで広いエリアで展開する技術です。もともとは通信事業者よりIntelのお気に入りなのですが、KDDI系WiMax会社も、あまり成功しないと思います。2.5Ghzという直進性の強い電波を使うと、壁があると跳ね返ってきてしまう傾向が強く、建物の中に入り込んだり、建物の裏にまで届いたりということはしてくれません。つまり、WiMaxのサービスは、ビルの谷間などではエリアの影となり、携帯電話の感覚でとらえると、「つながらない所ばっかじゃねえか。使えねー」ということになります。KDDIもおそらく「WiMaxはauと競合するサービスではなく、それを補完する別タイプのサービスである」と位置づけるでしょう。

そもそも、FOMAの2GhzやPHSの1.9Ghzですら、建物の奥に入り込むのは苦手としており、それをさらに超える2.5Ghzの電波などを使うと、エリアの穴だらけになるのは確実です。

では、FOMAやPHSはどうやって対応しているのかというと、話は簡単で、建物の反対側にもアンテナをうってあるのです。歩きながら通話し、高層ビルの角を曲がって電波が弱くなると、反対側のアンテナの電波に切り替わるのです。

この点では、同じ2.5Ghzでも小規模アンテナを大量に設置するというウィルコムの次世代PHS戦略のほうに優位性があります。ウィルコムはすでに完成されたPHSネットワークを所有しており、既存のアンテナに1.9Ghzと2.5Ghzの双方を乗せるという方式でエリア展開をするための基礎実験は既に終了していますので、次世代PHSの高速データサービスのほうがKDDIのWiMaxより優位なはずです。シンクタンクの富士キメラ総研は、WiMaxよりウィルコムの次世代PHSのほうが加入者は多いだろうと予想しています。ただし、多いと言っても100万人単位の話です。ドコモの携帯電話のユーザが5,000万人もいるというレベルのインパクトがあるわけではありません。

なお、ウィルコムの次世代PHSは、基礎技術はほとんどWiMaxと同じものであり、「ウィルコムのWiMax」と呼ぶ業界関係者もいるほどです。ウィルコムのWiMaxは通常のWiMaxと違い、小規模拠点の大量設置方式なのでエリアの穴が少ないこと、基礎速度は20Mbpsですが多チャンネル化やデータのエンコード形式の変更などでさらに高速化していくことが出来ること、既存のPHSアンテナを生かせるのでエリア展開が容易であること、1.9Ghzと2.5Ghzの双方をサポートした端末でサービスを開始すると思われるため、都市部などの2.5Ghzサービスを先行して導入する地域の外でも、人口カバー率99%超をすでに完成させている1.9Ghzのサービスに切り替わることで、通信速度は落ちてもエリアは確保できることなどがメリットです。

今のウィルコムのデータサービスも、もともとは32kbpsしか出せないサービスだったのを、多チャンネル化とコーデックの変更で512kbpsまで上げてきたのです。現世代PHSの上限は1.5Mbps程度とされており、これは元来の32kbpsと比べると、ずいぶんと差のある速度です。増して、次世代PHSで同じような技を投入すれば、基礎速度20Mbpsのサービスですから、速度はかなりのものになることが見込まれます。

いつから始まるかといわれたら、KDDIはわりとゆっくりめだと思います。KDDIには他にもやらなくてはならないことがあるからです。地上アナログテレビの無線が2011年に停波すると、TVがデジタルに移行することにより、アナログTVの無線が他の用途に転用できるようになるからです。KDDIはここに、現行のワンセグよりも優れたMedia FLOという技術を投入するべきか否かという選択を行うこととなります。また、WiMaxのエリアが穴だらけのものである以上、ひとつの機械に携帯電話とWiMaxの機能を持たせるという方式も考慮せねばならず、電波状況に応じて携帯電話とWiMaxを使い分けるなどという機能まで持たせると、電話機のコストが跳ね上がります。いずれにせよ、2011年にはWiMaxエリアの構築が始まっているからです。

ウィルコムの場合は、今年や来年にもはじめる可能性があります。先日、業界紙にのったウィルコムへのインタビューの中に、スケジュールを前倒しにすることも検討しているとの発言があったからです。背景を考えてみると理由は明白で、ウィルコムは音声定額ユーザは増えているものの、現行のデータサービスAIR-EDGEでは速度が遅いとして、携帯電話各社との競争で大苦戦しているからです。PHSにはユーザが増えても速度が落ちないという美点もあり、これは携帯電話には出来ない業なのですが、現実問題、現行512kbps、理論値でも最速1.5Mbpsしか出ないサービスでは、DoCoMoやイーモバイルの7Mbpsを超えるサービスには見劣りするのです。

また、携帯電話のインフラでは、コンピュータにつないで大量のデータのやり取りを月額定額制で提供するのは無理があるというのが当初の業界人の常識で、auのパケット定額ももともとはPCにつないだ場合ではなく、電話機で公式コンテンツを使っている場合だけのサービスでした。当時、この区分を知らないユーザが、PCにつないで使い放題だと思って通信していたら、月額使用料が100万円にもなったという大騒ぎやトラブルも多発していました。しかし、VodafoneがSoftBankになったころから携帯電話業界は何でもあり状態になり、携帯電話各社も、今では無理してPCでも使える料金定額制サービスを提供しているため、データ定額サービスはウィルコムだけの必殺技ではなくなっているわけです。そのようなわけで、ウィルコムとしては、次世代PHSのエリア展開を急ぐ必要があり、基本速度だけで20Mbpsという強烈な速度を、新規携帯電話事業者のイーモバイルのエリアを越える広さで早急に展開する必要に迫られているのです。
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この回答へのお礼

良くわかりました。 ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/27 22:51

#1の補足:



こっちのほうが良さそうですね・・・

「WiMAX」最新記事一覧 - ITmedia Keywords
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/kw/wimax.html
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この回答へのお礼

参考になりました。 ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/27 22:52

素人なので全く分かりませんが、


私がよく利用しているサイトの検索結果の
リンクを張っておきます。

impress Search: <wimax>
http://search.impress.co.jp/cgi-bin/namazu.cgi?q …

ITmedia Search: <wimax>
http://search.itmedia.co.jp/?whence=0&max=10&res …
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