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どうでもいい質問なのですが…

C++で色々とソースを打っていると気づいたのです。
#include <iostream.h>とするとusing namespace std;の一文を書かなくてもコンパイルエラーになりません。
また、逆に#include <iostream>とするとusing namespace std;の一文が必要になります。

だから、h(ヘッダファイル)の.hは必要なのかな?と思い、#include <cstdlib.h>とするとコンパイルエラーになります。

なにか理屈がわかりません。コンパイラはVC++6.0です。よろしくご回答の方お願いいたします。

A 回答 (2件)

完全な法則、理屈があるというよりも、歴史的経緯によるものです。



<iostream.h>は、namespace stdがまだ決まってなかった頃の名残、「古いヘッダ」です。
VC6は言語仕様が正式に固まるより古い代物なので、
<iostream.h>という過渡期の遺物がついてます。
この頃は、namespace stdがまだなかったので、
<iostream.h>内の関数はusingしなくても使えます。

但し、今の言語仕様ではnamespace stdが導入されてますので、
あくまで互換性のためのものと思います。
新規に書くなら<iostream>を使うべきです。

一方、<iostream>の方は現行言語仕様通りのヘッダです。
こちらは、namespace std内の定義に正しくなっているため、
namespaceを指定して使う必要があります。

 using namespace std;や、using std::cout;の他、
 std::cout << "foo";などもできますので、
 必ずしもusing directiveやusing declarationが必要とは限りませんが。
 少なくとも、ヘッダなどで *むやみに* usingはnamespaceの意義を損ない好ましくないと思います(使い方次第)。

> h(ヘッダファイル)の.hは必要なのかな?と思い、

ちなみに、C++としては、単にヘッダであり、ファイルとは限りません。

> #include <cstdlib.h>とするとコンパイルエラーになります。

「c…」なヘッダには原則、対応するC言語のヘッダがあります。
「c…」というヘッダは、そのC言語のヘッダのC++版であり、
もし<cstdlib.h>に相当するものがあるとすれば、それは単に<stdlib.h>です。
C言語にはnamespaceがありませんので、<stdlib.hにもnamespace stdはありません。

<iostream>はC言語にはない、C++独自のヘッダであり、
<cstdlib>はC言語の<stdlib.h>のC++版なので、そのような挙動の違いになります。
<cstdio>と<stdio.h>とか、<cstring>と<string.h>とか、
もともと対応するC言語のヘッダがあるものは「c…」という名前になってます。
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この回答へのお礼

丁寧な、ご回答ありがとうございます。
なるほど。<iostream.h>が使われてたころは、「namespace std」が言語仕様で存在しなかったのですね。質問の後、#include <iostream> using namespace std; としたら(.hをつけない)エラーになりました。どうもVC++6.0は、その仕様が決まる前のコンパイラみたいです。

現行の仕様は、おおむね最近の本に書いてあるとおりの書き方なんですね(あたりまえですが(;^^)) 私は、昔買った古い本で色々勉強しています。

尚、ご回答の最後の部分ですが、C++言語を使用している場合、C言語はサブセットとしてふくまれるとの本の記述がありましたが、まさにそのとおりですね。stdlib→cstdlibとかcを付け足しただけですね。

namespaceの使い方とかも色々ありそうですが、次第に勉強を重ね、最適な方法を見つけたいと思います。

どうもご丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/08 15:45

すでに出ている回答でおおむね合っていますが、一部補足説明します。



C++では、<stdlib.h>のようなC互換のヘッダは、内部で<cstdlib>を包含しています。すなわち、<cstdlib>で宣言されるstd::absは、<stdlib.h>でもstd::absとして宣言され(すなわち、namespace stdがある)、その上で大域的名前空間でusing std::abs;が行われます。

ただし、これはあくまでも規格上のことであり、古い処理系であるVC++6.0では必ずしもそのようにはなっていません。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

単なるstd::の部分も色々な階層があるんですね。一応、Javaをかじっていたのでなんとなくはわかるのですが、まだC++の深い部分まで入っていけません。プロの方からいうと全然深くないかもしれませんが(;^_^

ご回答ありがとうございました。VC6のコンパイラだとちょっとまずいかもしれないので、新たにコンパイラを手に入れたいとおもいます。今はフリーで色々あるのでいいですね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/08 15:50

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