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プランク定数を求めるには、光電効果によるもの以外にどういったものがあるので
しょうか?

A 回答 (4件)

実験物理をやっているhagiwara_mです。

多少関心があるのでお答えします。プランク定数の決定は、実験物理学・計量技術上非常に重要で、先端的課題にもなっています。

本格的な絶対値測定のためには、「ワット天秤」(or電流天秤)と呼ばれる、力学的仕事率と電気的仕事率を結びつける実験装置が使われます。これと、電圧を決定する超伝導体のジョセフソン効果、抵抗と電流を決定する(apple-manさんの言われている)量子ホール効果の測定を組み合わせると、プランク定数の絶対測定が可能になります。

詳細に関心をお持ちなら、日本物理学会誌vol.57,No.4 (2002)の解説記事をご覧頂くのがいいと思います(当方は専門外ですので正確な内容をお伝えできないと思います)。あるいは、「watt balance」などを、webで検索してみて下さい。
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この回答へのお礼

光電効果から、波長とエネルギーの関係をプロットして傾きから求める方法とは随分違って本格的って感じですね。この方法だと誤差が32%くらいになってしまったので、もっと精度をあげたいものです。大変ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/01 10:24

No.2追記



 No.2で言った参考URLは以下のところです。

今から帰宅しないといけないので、
あわててました。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=37816
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 量子ホール効果を利用するとプランク定数が求められる


ような気がします。

 ちょっとうる覚えの点があり、今は具体的に説明できる自信が
ありませんが、量子ホール効果についての以下の参考URLで
siegmundさんの説明を読んでみて下さい。
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この回答へのお礼

量子ホール効果、聞いたことはあるのですが中身はさっぱりでした。今回少しは勉強できたと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/01 10:27

プランクは、黒体輻射の理論において、電磁波のエネルギー密度の式にプランク定数を導入しました。

すなわち、まず、プランク定数は、黒体輻射の実験から計算されました。その後、アインシュタインは、光電効果の実験において、このプランク定数と光子という概念を用いて、仕事関数Wを求め、光電効果を理論的に説明することに成功しました。
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この回答へのお礼

光電効果のほうが後だったんですね。物理の歴史が垣間見えてとても参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2002/12/01 10:31

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