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プールや温泉施設などの床はどうしてヌルヌルしてるんでしょうか?
あれは汚いものなのでしょうか?

プールで泳ぐのは好きなのですが、あのヌルヌルが嫌いで行くのを躊躇してしまうのですが、床がヌルヌルしていない清潔感のあるプールってあるんでしょうか?(東京・神奈川)

A 回答 (1件)

ヌメリをきれい、汚いとどこで線を引くのかにもよりますが、あの正体は人の皮脂でもあり、中にはプールでもサンオイルなど塗ってはいる方もいればお化粧を落とさずにはいる方もいます。

そういった人工的な脂分が床面や壁面に張り付きもしますし、またあれだけ多量の水が広い表面積の空気に触れ続けているわけですので、大気中の雑菌、あるいは入る人に付着しているものも含めてあなたが想像する以上に莫大な数、種類の雑菌が水中に存在します。
その菌が汚れや皮脂などを分解して出すヌメリ成分もあります。

それ以外にもそういった雑菌を極力減らし清潔な水質を保つようにご承知の塩素を混入させることである程度は殺菌もなされているわけですが、この塩素はわずかながらもあなたの皮膚をとかし、皮膚表面をぬるぬるにします。お洗濯の漂白剤が手についてときに経験しますよね?
足の裏の皮膚自体が塩素の反応してぬめった感じにもなっているのです。

それらを総称してあなたはヌメリを感じていることになります。
汚いものも無害なものも、多量に体内に入れば有害ながらも微量にて気に留める必要のないものまであり得ます。

精密機械を扱う工場で電子基板を洗浄するための「純水」「超純水」といったものを注ぎ、空気も含めて完全滅菌した無菌室空間にその浴槽やプールを設置し、入浴前、入水前に無菌室空間で何日か過ごした無菌人間が入って楽しむのでしたら、水に対して塩素も不要となるでしょうし、雑菌も押さえられるでしょうが、それでも人間は皮膚表面の潤いを保つために皮脂は欠かせません。

わかりますか?好き嫌いは構いませんが、あなた自身も、あなたが過ごす環境も、お風呂やプールに限らず、ヌメリや雑菌の温床なのです。
それでも健康に生きながらえ、多少のものでは発病したり菌の出す毒に冒されないよう、私達にはそれらが体内に入ってきたときにそれを捕まえたり、対抗してやっつけたり、あるいは菌の出した毒に対抗できるだけの抵抗力があったりと「免疫・抵抗力」という働きが備わっています。

有害、無害はともかく、あなたのお腹の中、手のひら、足の裏、様々な菌がいて、あなたの人生は成り立っています。
ちなみに悪い菌を食べたり分解してくれる有益な菌も粘液を出すものは多いです。

中には質の悪い菌が増殖し、プールや公衆浴場でも感染症が蔓延する事件、事故も良く耳にしますね。
プールに入り前にはシャワーを浴びる、温泉ではまず汗を流し身体を洗ってから浴槽へ、タオルなどはお湯につけない、などはこういったことを軽減するための「みんなで互いに身を守るためのマナー」です。
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