

No.6ベストアンサー
- 回答日時:
>実際に生死の境目の時間を知ってる方の回答待ちます。
と書かれた後で申し訳ないですが、身の回りの経験から推測させてください。
宇宙空間は地上と比べて気圧が極端に低い。
これで推測されるのは、人間はほぼ1気圧の圧力を受けて正常に保たれるが、仮にほとんど0になったら。
まず1気圧の気体が封じ込められている部分は、「中耳」。
片方は「鼓膜」で、もう片方は「耳管」を通して鼻と繋がっているが、耳管から1気圧の空気が抜けない限り、まず鼓膜が破壊される。
そして、口を手などに付けて「チューチュー」吸ってやると(気圧を下げてやると)、皮膚の下の毛細血管から出血し、内出血を起こすことから、体全体の皮膚の下に、内出血を起こす。しかし、傷口などがない以上、噴出してはこないと思われる。肺の中の「肺胞」も毛細血管だらけであり、内出血を起こすと思われる。恐らく「眼球」も腫れ上がると思われるが、幸い、周りには骨があるので破裂まではしないと思われる。(瞼をしっかり閉じていれば)
血液中に溶けている酸素は、ガスの状態ではないために膨張して血管を破る心配はないと思われる。
真空中に液体を置くと「沸騰」するが、蓋の付いた容器、つまり、真空の圧力が伝わり難い構造であれば、すぐには沸騰はしない。従って、血液は血管の中にあり、血管は体の中にあるので、瞬間的と言うレベルであれば問題なし。(しかし内出血は起こす)
あと1気圧のガスがあるところと言えば「胃」と「腸」であるが、口や肛門が開いて抜けない限り、筋肉や脂肪や皮膚があるので、短時間であれば問題ないと思われる。
ほぼ0気圧が及ぼす影響はかなりあり、場合によっては大きな被害を受けるが、短い時間であれば「即死」となる要因はないと思われる。
鼓膜破壊も大きいが、内出血による痛みは相当なものと思われる。(なにしろ全身に及ぶため)
気管の直径も小さいのと、のどの筋肉があるのでいきなり肺の中が真空になることも考え難い。でないと、素潜りで何十メートルも潜れない。
海女さんでも10メートル潜ると1気圧高くなるが、肺が水圧に耐えるために中の空気が抜けないように、のどの筋肉が閉じるためである。
太陽からの有害な光の影響があるが、短時間であれば問題はないと思われる。
太陽光についても、たんぱく質が瞬時に凝固するほどのエネルギーはないので、短時間であれば問題はないと思われる。でなければ、スペースシャトルなどの宇宙を航行する乗り物の窓にも、大掛かりな冷却装置が必要となる。
低温についても短時間であれば生命には影響はない。なにしろ人体の熱伝導率は低い。それに血液が流れているために、瞬間的に生命を脅かすほど低温にはならない。
おまけに真空は熱を伝え難い。保温目的の魔法瓶などは、二重構造の壁の内側は公称で「真空」とされている。
温度による「即死」要因も考え難い。
従って、宇宙空間での真空暴露は、短時間であれば生命に危険はないと考えられる。個人差はあるだろうと思われるが、数秒程度であればダメージはほとんどない場合もあると考えられる。
「即死」となる要因も考え難く、どなたかも書かれていましたが、「窒息」による死亡が確率では高いように思われる。
現実的理論的な推測をしてくださいましてありがとうございました。同感の思いをしております。エベレスト頂上は大気の30パーセントの所へ歩いて登る人間がいるので限りなく0パーセントに近いところに10秒くらい置かれても体を丸めて力んでいれば大丈夫のような気がします。映画「2001年宇宙の旅」の1シーンは現実性あるものと私は思えます。
No.11
- 回答日時:
>なお真空状態で生存できる時間的なこと
ですから、一般的な窒息(のどに物を詰めるとか、溺れるとか)と同じだろうと予想されます。
実際の真空暴露事故は事例がほぼ皆無なので、実データの蓄積による数値というのは存在しないのではないでしょうか。
ま、いずれにせよ軽微なダメージだけで生還するためには数分以内のレスキューが必要なことは明らかですね。酸欠で脳がやられますから。
そうですね、ありがとうございました。
数十秒いないなら無事。1-2分なら苦しいけど回復する。5分以上だと生死の境目。こんなところでしょうか。
たくさんの方ご回答くださいましてありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
> 第二に、こっちのほうが大きいのですが、原作者のA.C.クラークは作家とは言え
> 科学技術の大御所です。学問的知識のある人からもろにあり得ないと否定される
> ような場面描写はしません。
その通りなんですが,映画と小説は若干異なる事情があったそうです.
というのは,真空でも少しの間は人間は生きていられるのですが,映画ではその撮影時に(アーサー・クラークが,たまたま撮影現場から席をはずしていた時だそうです)俳優が,真空に飛び込む直前に「ハッ」と息を止めてしまったのを,クラークがチェックし損ねたとエッセイで悔やんでいました.
肺の中の空気が外に出ようとするのを押さえてしまうと,逆にこれが原因で死んでしまいます.
詳しい情報ありがとうございました。肺の空気を押さえ込んでしまうとどういう現象が起こり死んでしまうのでしょう。
なお真空状態で生存できる時間的なことご存知でしたら教えてください。
No.8
- 回答日時:
蛇足ですが、NASAの使っている宇宙服の内圧は0.25気圧くらいだそうです。
No.7
- 回答日時:
アメリカのNASAで1965年に実際に事故がありました。
このときは真空チャンバー内で宇宙服のトラブルにより、14秒間真空にさらされましたが、意識を失うことなく、生還しました。
舌の上で唾液が沸騰するのがわかったそうです。
人間の体液沸騰はすぐは始まらず、1~2分は死なないみたいです。
参考URL:http://imagine.gsfc.nasa.gov/docs/ask_astro/answ …
No.2
- 回答日時:
宇宙空間の真空暴露では、
1.宇宙空間における放射線被曝(宇宙服等を着用していない場合)
2.酸素の供給が絶たれる事による窒息
の2点が問題になるわけですが、死因としては窒息死です。従って生存期間(蘇生可能期間)は通常の窒息事故と同じと考えていいでしょう。
血液が沸騰するといった事はありません。即死もしません。これらの事は、ソユーズ11号の真空暴露事故(死亡)や、NASAの地上施設での真空暴露事故(生存)、動物実験等で明らかであります。
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