

No.4ベストアンサー
- 回答日時:
私はケーブルの仕事を30年程してきましたが、ケーブルに関しては導体(通常は銅線)は太い導体から必要な線の太さに伸線という工程を経て銅線が得られます。
この工程は無理やり銅線を引き伸ばしますので、加工歪が銅線に残ります。この歪を取るために加熱をしますが、通称アニール処理といわれます。銅線によってはアニール処理をしないで使用する場合があります。例えばPCOCCやLC-OFCと言われる導体がその一例です。
又、ケーブルの製造時には撚り合せたり、巻いたり、把状にしたり、と色々な加工がされますので、アニールした導体でもケーブルの製造工程中に歪が加わります。
ですからこの残留歪を取るために、ケーブルの場合にはオーディオ機器にセットしてしばらくエージングが必要です。
私が設計したケーブルでも、機器にセットした直後と、1週間後では明らかに音は違っています。
その意味では雑誌等に掲載されたケーブルの音質評価がエージングを考慮して行われたものか疑問です。多分、多くの製品を評価する時間の制約でエージングの効果までは見られてないでしょう。どこで落ち着いたかはずっと聞いていなければ分かりませんから・・

No.5
- 回答日時:
申し訳ありません。
No.4の回答ではエージングを初期の歪取りと解釈しましたが、質問者の求めている回答は劣化(寿命)の意味のエージングでしょうか?
ケーブル類の劣化に関しては皆様の周りで使われている、電力用ケーブルや、電話用ケーブルの寿命は通常の使い方では30年以上あります。
AV機器用ケーブルでは過剰な力を加える等のことが無い固定配線ではケーブル自身が劣化することはほとんど無く、端末の銅線が参加するとか、コネクタ部分が酸化する等の問題が大きいと思います。
この接続部分は定期的にクリーンにすることをお勧めします。
マイクロホンケーブルやギターケーブルの様に常に動かされるケーブルでは導体の断線の危険があります。これもコネクタへの接続部分が大きな歪を受けることが多いですから、接続部の定期的ケアが必要です。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/08/18 22:21
回答ありがとうございます。質問のエージングの件ですが、新品で買ったばかりのスピーカーはまだ音が硬くてどこかぎこちない感じがしますが、しばらく鳴らしこむことで駆動部がほぐれて本来の音が出るのが普通ですが、ケーブルにもそのようなことが起こるのでしょうか?ということです。
No.3
- 回答日時:
質問本来の趣旨とは違いますが、アンプを長期間通電しなかった場合には音質の劣化が起こっています。
何台かのアンプを時々取り替えて(夏場は発熱が少ないソリッドステート、冬場は真空管)おりますが、通電後しばらくは本来の音がでてくれませんので、2~3時間はアイドリングさせてから聞いております。(多分電解コンデンサの容量抜けが復旧するためではないかと推測しております。)個人的な見解では、ケーブル類についてはエージングは無関係、新品アンプについては(上記を除いて)無関係、スピーカーについてはエージングが必要と思います。
なお、真空管アンプでは顕著ですが、通電後一定温度に達する迄は本来の音は出てきませんので10~20分程度のヒートアップが必要です。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/08/18 22:25
かいとうありがとうございます。機器のヒートアップは大事ですよね。そのための温度計がついたプリメインアンプ(PM-14SAなど)がマランツから出ていました。
No.2
- 回答日時:
オーディオ暦50年の高齢者です。
ANo.1様が説明されている通り、エージングをその意味から解釈すると「年を取る、熟成する」と言う事になりますが、ケーブル類(光ケーブルを含む)を熟成させても何の意味も有りません。
ケーブルとは内部の電子が動いて送端から供給された電子が、受端から零れ落ちる、つまり電流が流れる事で、此れに年を取らせても何の意味も有りません。
次にアンプですが、此れは初期不良を防ぐ為にメーカーで、一般にはバーインと呼ばれるエージング(高温加速エージングが一般的)が行われる事が有ります。(車の慣らし運転の様な感じです)
しかしユーザーが其の目的でアンプを使う事は有りませんし其の必要も有りません。(一部の記事にコンデンサーにエージングが必要の様な記述が有りますが、私は疑問視しています、其れより電解コンデンサーの様に有効寿命品をわざわざ寿命を短くする必要は有りません)
スピーカーは振動によって音を出しますので、明らかに音は変わってきます、但し一般的なコーン型スピーカーではコーンやエッジ、ダンパー等が使うに従って老朽化して行きますので、古ければよい音がするとは言えません、成熟期は使い方にも寄りますが、3~5年程度でしょう。
但し、ホーンスピーカーのドライバーユニットの場合は違います少なくても10年以上音を出さないと本来の音が出ないと言う説が有ります。
因みにヘッドホンはドライバーユニットと略同じ構造で音を出しますので有る程度エージングしないと本来の音が出ない様です。
No.1
- 回答日時:
アンプ(やCDプレーヤー)に関しては、キャパシタの自己修復作用で性能が微妙に変化しうるので、バーンイン(エイジング)の効果は、多少なりともあるかと思われます。
もちろん、キャパシタは経年劣化しやすい部品の筆頭なので、その意味でも「エイジング(age + ing = 年をとるという意味)」の効果があるでしょう。ちなみに、スピーカーにも(フルレンジか、アクティブ型のクロスオーバーを使ったマルチアンプ/マルチスピーカーかでない限り。あるいはフルレンジでも場合によっては)キャパシタが使われているので、ユニットを機械的に揉み解す以外にも、バーンインの意味があると思われます。
光ファイバーにバーンインの効果があるのかどうかは知りません。
スピーカーケーブルやラインケーブルなどの銅線(銀線でも同じでしょうが)については、「電気を流すこと(=音を鳴らすこと)」よりも、「同じ形を維持して物理的に安定させておくこと」が重要で、それこそが「ケーブルをバーンインする」という意味だ、音を鳴らしているかどうかやどんな電気信号を流しているかは無関係だ、という説があります(オランダのVan den Hulというケーブルメーカーでは、そのように説明しています)。
また、特にスピーカーケーブルでは、ターミナルのネジが緩んできたり、端末の表面が酸化・硫化してきたりして、接触抵抗が変わってくるとも考えられるので、それが音質に影響する可能性もあると思います(Yラグやバナナプラグを使っていても同じ)。
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