
マウスのパイエル板を摘出してその細胞をHBSSを用いて調整しようと思っています。
細胞調整する際はすべてのものを滅菌して用いるということで、HBSSを120℃、20分間オートクレーブにかけました。すると、加熱前のHBSSは無色透明だったものが加熱後は茶色く変色してしまいました。
HBSSにはグルコースが入っているのでそれが原因だと思うのですが・・・。変色してしまったものは細胞調整に使用できるのでしょうか?
ちなみに
HBSSは
KCl、KH2PO4、NACl、Na2HPO4、NaHC03、D-グルコースを超純水で調整し、HClでpHを7.4にあわせてからオートクレーブしました。
何かご存じの方がいらっしゃったら教えてください。よろしくお願いします。
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
グルコースがカラメル化するには温度が低いようですし、アミノ酸やペプチドは入っていないので、メイラード反応というわけでもなさそうですが。
変色の理由はともかく、私なら大事な実験には使わないでしょう。
最近では、この手の培地や塩溶液は調製済みの市販品を使うことが多くて、自前で作ることがあまりなくなってきているので忘れがちですが、
複数の塩からなる塩溶液は溶かす順番があったり(そうしないと難溶性の塩が生じて溶けなくなる)、加熱する(オートクレーブをかける)ときに一緒にしてはいけない組み合わせがあるので、すべての試薬を一気に終濃度で混ぜてはいけないものが少なくないです。
HBSSの場合は、4液に分けて、それぞれ滅菌してから混ぜるみたいですね。
http://cellbank.nibio.go.jp/sheet/att00011.htm

No.1
- 回答日時:
細胞培養については専門家ではありませんが、確か細胞培養のための
培地は、オートクレーブ滅菌できない成分が多かったような気がします。
その場合は、0.2μm以下のフィルターでろ過滅菌する必要があると
思います。
いずれにしても、粉末培地のメーカーが指定している方法や、培地調製の
教科書などで書かれている滅菌方法を確認されるのが良いと思います。
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