
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
基本的には、微生物自身の色は半透明だと思います。
たくさん集まってコロニーになると、乳白色のやや半透明に見えるのが一般的でしょう。酵母のように細胞が大きいと不透明に見えるものもあります。
コロニーに色がつく原因は、微生物の2次代謝産物の色です。様々な色素を産生する菌がいます。黄色はフラボノイド系の色素である場合が多いです。オレンジや赤になるのはカロテノイド系色素を産生するからです。緑膿菌になると、フルオレセインやピオシアニンなどの蛍光物質を産生して、紫外線を当てると培地が蛍光を発します。また、フザリウム属のカビの中には紫色の色素を出す奴もいます。
産生された色素が水溶性の場合は、培地に色素が溶け出すため、コロニー周囲の寒天にも色がつきます。色素が脂溶性の場合は、コロニーだけに色がつくことになります。
色素産生の度合いは、培養温度や、酸素濃度などの環境によって変化します。
黄色ブドウ球菌の場合、発育至適温度は30~40℃ですが、色素産生は、室温付近の方が活発です。
また、コロニーが寒天の中にあると乳白色コロニーで色素を産生していないのに、寒天表面に塗抹すると色着きのコロニーになるものもいます。
微生物て面白いですよ^^
No.2
- 回答日時:
そういう色をしているから。
そういう色素を持っているから。
あとは、酵母なんかではあるみたいですけれど、同じ種でもある遺伝子の変異の有無によって、代謝経路の中間産物が蓄積して、その度合いによって白(正常)からピンクだとか赤だとかのコロニーになったりします。
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