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菌を分離するときに行うブロッター法って、どういうことですか?

A 回答 (2件)

「凍結ブロッター法(deep-freezing blotter method)」のことでしょうか?



ブロット(blot)は直訳すると、「しみをつける、にじませる」等の意味があります。
病原菌に罹病した種子の病原菌をろ紙に乗せて培養し、ろ紙上に展開した分生子(菌糸)を顕微鏡で観察して同定するのが一般的な手法かと存じます。

凍結ブロッター法の詳細:
1)プラスチック製ペトリ皿にろ紙を3枚敷き、1皿に10粒を置床する。ろ紙は滅菌蒸留水に浸し、過剰な水を切る。
2)培養:20℃、3日間、暗黒下に置く。その後-20℃で24時間凍結する。さらに、12時間照明と12時間暗黒の連続条件下で20℃、6日間培養する。
3)鑑定:各種子を倍率30~80倍で検査し、分生子を捜す。
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この回答へのお礼

本当にありがとうございます。どういうことなのか分かりました。寒天を使ったりするやり方もあってなんだか混乱しています(汗
この、方法で病原体が細菌なのか菌類なのかわかったりするのでしょうか。

お礼日時:2005/07/04 22:31

#1に補足します。


ブロッター法、凍結ブロッター法その他の培養法について、詳しいページがありましたので参考まで。

菌類(一般にカビの類)であれば、光学顕微鏡で分生子(菌糸)を観察すれば、その形状によって種類を同定することが可能と思います。
また、細菌は一般的に光学顕微鏡では観察できず、形状を確認するには電子顕微鏡レベルの解像度が必要です。
このため、細菌の場合には特定タンパク質等を染色することによって、存在を確認するのが一般的かと存じます。

参考URL:http://www.ncss.go.jp/main/gyomu/kensa/iraikensa …
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