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DAPでporta proというヘッドホンを使ってみるとすごく音量が取れません(もちろん音量を普通のイヤホンに比べ大きく上げると音は鳴ります)そこでコンポにつなげてみると、普通に聴こえる感じでした。

ここで二つを同じぐらいに聴こえる音量にして、二つを比べてみるとコンポの方が、圧倒的に音が良かったのですが、これは圧縮音源(320k vsCD)ということだけなのでしょうか?

私の考えでは、DAPの出力が弱くて、小さい音を無理やり大きくしたため音が大きく劣化してしまったという感じなのですがどうなのでしょうか?

イヤホンのときはそんなことは無かったのですが、ヘッドホンになるとDAPでは性能を発揮できない(音がとれず、無理やり大きくするから)ヘッドホンというのは多数あるのでしょうか?教えてください。

又、メーカーが発表している仕様でどのイヤホンが音をとりやすいのか、とりにくいのかがわかるのでしたらそこも詳しく説明していただけるとうれしいです。

A 回答 (2件)

>> DAPの出力が弱くて、小さい音を無理やり大きくしたため音が大きく劣化してしまったという感じなのですが //



おおむね、そのように考えて良いでしょう。

>> メーカーが発表している仕様でどのイヤホンが音をとりやすいのか、とりにくいのかがわかるのでしたらそこも詳しく説明していただけるとうれしいです。 //

少し難しいですが、式を使って説明します。

ヘッドフォンの出力を決めるのは、スペックでいえば、「出力音圧(能率あるいは感度)」と「インピーダンス」です。たとえば、porta proを例に取ると、前者は「101dB SPL/1mW」、後者は「60Ω」となります。

「101dB SPL/1mW」とは、「1ミリワットの入力によって、101デシベルの音圧を発生する」という意味です。単純にいえば、これが大きいほど、プレーヤーの同じ出力でより大きな音量を得ることができます。

ところで、現在のオーディオ機器のほとんどは、いわゆる「定電圧方式」を採っています。これは、ごく単純にいえば、「信号の電圧を上げることで負荷に流れる電流を多くする。結果的にどれだけの電流が流れるかは、知ったこっちゃない」方式といえます。

すなわち、ヘッドフォンについていえば、これが「負荷」であり、一定の「抵抗」を持ちます。この抵抗の両端に電圧を印可すると電流が流れますが、オームの法則により、「抵抗値が同じなら電圧が高いほど電流が流れやすい」ので、これを適用している訳です。

ところで、ポータブルプレーヤーは、電池で動作していますが、軽量化のために年々低電圧化が進んでいます。これも同じ理屈で、回路の動作電圧が低い方が少ない電流で動作させることができ、電池が長持ちするからです。

つまり、ポータブルプレーヤーは、ヘッドフォンに加えることができる電圧の上限が、かなり低いということです。

そうすると、

電力(W)=電圧(E)*電流(I)

であり、またオームの法則は、

電流(I)=電圧(E)/抵抗値(R)

ですから、上の式に代入すると、

W=E^2/R(出力は、電圧の二乗を抵抗値で割ったもの)

となります。

そして、たとえば、あなたがお持ちのポータブルプレーヤーの最大出力(W)が5mW(ミリワット)だとすると、こういった値は、通常、インピーダンスの低いイヤフォン(一般的には16オーム)を基準にするので、

W=E^2/R
0.005=E^2/16
E^2=0.005*16
E=0.283(V)

程度であると推測できます。そして、これをインピーダンス60オームのporta proについて見ると、

W=E^2/R
W=0.283*0.283/60
W=0.0013

となり、わずかに1.3mWの出力しか得られないこととなります。これは、ポータブルプレーヤーの最大限の能力であり、一般的には最大出力付近では歪みが多くなるので、その8割程度のパワーが実質的な限界であるといえます。そうすると、「1mW程度でいっぱいいっぱい」ということであり、101dBの音圧(音量)で限界、ということです(これは、電車のガード下に匹敵する比較的大きな音であり、長時間連続して聴くと難聴のおそれのある音量といえますが、それでも絶対値としては高くありません)。

そうすると、「音量が取りやすいヘッドフォン」とは、「出力音圧(能率、感度)が高いこと」及び「インピーダンスが低いこと」を満たすものであるといえます。

ただし、「インピーダンス」というのは、そもそも一定ではなく、部分的にはその数倍の値を示すこともある大ざっぱな目安に過ぎません。また、機械的に測った数値と、人間の聴覚との間には、ある程度のズレが生じます。したがって、「101dB/60オーム」のヘッドフォンより「102dB/50オーム」のヘッドフォンの方が絶対に音量が取りやすい、ということでは、必ずしもありません。

なお、「出力音圧(能率、感度)」について付言すると、「3dBの差で約2倍(2分の1)」、「7dBの差で約5倍(5分の1)」、「10dBの差で約10倍(10分の1)」の音量差になります(対数表記なので、1当たりの差が大きい)。

>> ヘッドホンになるとDAPでは性能を発揮できない(音がとれず、無理やり大きくするから)ヘッドホンというのは多数あるのでしょうか? //

porta proは、もともとポータブルプレーヤー向けの製品ですが、家庭用やスタジオ向けの大型ヘッドフォンでは、さらにインピーダンスが高く、能率も低いものがたくさんあります(たとえば、96dB/250オーム程度の製品が少なくありません)。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。
自分の知らないことが沢山わかってとても勉強になりました!

お礼日時:2009/01/06 00:14

iPodなどを見据えて出されている製品のインピーダンスは大体20~30Ω程度の様です。


porta proは20年以上も前から出ている製品だと思いますから、現在のDAPなど考慮して設計されたわけではないでしょう。インピーダンスが高く出力音圧が高くはありませんから、出力の小さいDAPではうまくドライブできないのは仕方がないと思います。

例えばゼンハイザーのHD25はインピーダンスが70Ωありますが、感度も120dbあります。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/tokushu/gen …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
自分はそういうの考えてなかったのでこれからそこも見て意向と思います。
例もありがとうございました。

お礼日時:2009/01/06 00:16

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