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王水は濃塩酸と濃硝酸を3:1の割合で混ぜたもの。

というのは知っているのですが、なんで王水は金や白金をも溶かすのか?
と考えたら、濃塩酸と濃硝酸を混ぜて、パワーアップしたとしか考えられませんでした。
じゃぁ、なんで、濃硫酸ではだめなんだろう?ということも考えたのですが、
パワーアップしたから、なんていう理由のはずはないし、本当の理由は何だろう?

と、考えて、調べてみますと、
硝酸が塩酸のCl-を酸化してCl2(活性塩素?)になり、そのCl2が金や白金を酸化する。
という理由らしいのです。なるほど、と思ったのですが、
ということは、塩酸のH+は、金や白金を溶かすのには関係していません。だから、Cl-さえあればいい、と考えました。

濃硝酸と食塩水(などのCl-が存在する溶液)を混ぜたものでも、金や白金は溶けるのでしょうか?

あと、濃硝酸のかわりに使えるものはありますか?

濃硝酸を使ってるのは、濃硝酸が酸化力の強い酸だからだと思います。
それだったら、濃硫酸(あるいは熱濃硫酸)でもいいと考えたのですが。

A 回答 (3件)

王水が金を溶かす要因は、硝酸と塩酸とを混合したときに出来る「塩素」と「塩化ニトロシル」のもつ強力な酸化力です。


HNO3 + 3HCl → Cl2 + NOCl + 2H2O
ですから、塩酸の代わりに硫酸を使用すると金を溶かすために必要な酸化力が得られないため使用できません。

>ということは、塩酸のH+は、金や白金を溶かすのには関係していません。だから、Cl-さえあればいい、と考えました。
余り聞きませんが結構昔から知られているようです。硝酸に塩化ナトリウムを入れゆっくりかき混ぜると上記とほぼ同じ反応が起こり、王水に匹敵する強力な酸化力をもちます。

ちなみに、金が解けると少し赤味がかった黄色の水溶液になります。また、金は「塩化金酸イオン(AuCl4-)」という状態で溶けています。

この回答への補足

>塩酸の代わりに硫酸を使用すると
私が言いたかったのは、濃硝酸のかわりにです。

濃硝酸は酸化力が強いから、Cl-を酸化して、「塩素」と「塩化ニトロシル」ができるのですよね?
ということは、別に濃硝酸ではなくて、酸化力が強いものであれば、硝酸のかわりに使用できると思います。
酸化力の強い(と思う)もの、ということで、濃硫酸をあげました。

塩酸(or食塩水)+濃硫酸(or熱濃硫酸)

で金や白金は溶けるのでしょうか?

補足日時:2003/02/06 15:11
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この回答へのお礼

食塩水+硝酸は王水に匹敵するんですか。

塩酸+硝酸が強そうな気がしてしまいますが。
多分、質問の最初に書いた、パワーアップしているように感じてしまうからでしょうね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/02/06 15:24

硝酸の酸化力の方が、やや硫酸より強いと考えていましたが....


違うのかな?銀の反応をみるとわかりますよね...
それと、#2の方のいわれるようにNOClも関わっているようなので
濃硫酸では同じ酸化力が得られないということでは...
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この回答へのお礼

あ、そうか。
NOClも関わっているんですね。
じゃあ、硝酸じゃないとだですね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/02/06 16:57

参考URLにまさしく同じ考えをもつ先生がいます。


もし、貴方が自分の考えでこの質問をしたとしたら私は絶対にこの道に進むべきだと思います。発想がすばらしい。

参考URL:http://www005.upp.so-net.ne.jp/barkhorn/home0.htm
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この回答へのお礼

おお、できるんですか。
Cl-があればいいってことですね?

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/02/06 15:10

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