電子書籍の厳選無料作品が豊富!

先日実験で大腸菌へのプラスミドの導入実験を行いました。
この際、プラスミドを加えた培養液Aに比べ、プラスミドと制限酵素(EcoR1)を加えた培養液Bのほうが、
アンピシリン培地でのコロニー数が低下しました(Aは500、Bは10)。
制限酵素によってプラスミドが直鎖状になることがアンピシリン耐性遺伝子の発現に影響していると思うのですが、
具体的にどのように影響しているかわかりません。
詳しい方、助言をお願いします。

A 回答 (2件)

アンピシリンは、細胞膜形成を阻害する抗生物質です。


プラスミドにはアンピシリンを壊すβラクタマーゼという酵素をコードしている塩基配列が存在します。大腸菌に形質導入された後この酵素が発現されればアンピシリンから守ってくれるので死なずに済みます。従って環状プラスミドが導入された大腸菌は増えることが出来ますが、EcoR1で切断された直鎖状プラスミドが導入された大腸菌は増えることができません。
    • good
    • 1

アンピシリンとは抗生物質で、細胞壁の生成を阻害します。

大腸菌は細胞壁をもつのでアンピシリン存在下では増殖できません(ただし「死ぬ」のではなく、増殖せず一匹のままなので観察できないだけです)。

しかし、を大腸菌がアンピシリン分解酵素を作る遺伝子を持てば、アンピシリン存在下でも増殖できるため、コロニーとしてカウントできます。

また、制限酵素がプラスミドを切断すると、直鎖状になります。一方、大腸菌は環状プラスミドは取り込みますが、直鎖状のものは取り込みません。取り込んだとしても、正常にそのプラスミドを複製できません。

これ以上教えると答えになってしまうので、上の情報をつかって考えてみてください。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!