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cnnを見て、理解不能に陥って混乱しています。
アメリカの過剰消費を抑制し、各国の輸出品に頼るのを
辞めることが、今後の安定的な経済成長に結びつくと
主張したような内容を見ましたが、何か腑に落ちません。

各国の輸出品というのが、アメリカの輸出品であれば
過剰消費とは結びつかないし、日本の輸出品を買わない
用にというのであれば、日本の国益にそれがどう結びつくのか
が疑問。

個人ローンの焦げ付きを日本が肩代わりする仕組みでもあって、
それが今後も続くと日本はお金を出せませんよとでも言っているのでしょうか??

誰か感想でも、思いつきでも、何でもいいから教えてください。

A 回答 (3件)

山で道に迷ったとき、いったん見晴らしのよい場所に出ると自分のゆくべき道がわかることがあるでしょう。


同じように、問題の細部を考えて思考が行き詰った時は、大きな視点で見直すと(いわゆる鳥の目)、考えを整理しやすくなります。


昨年のリーマンブラザーズの破綻から始まった世界的な金融恐慌は実体経済にまで影響が及んでいます。
しかし日本の場合、金融の痛手は欧米諸国に比べればさほど大きくありません。

では、なぜ日本が今不況なのかといえば、車や電化製品の主要な輸出先であったアメリカ・ヨーロッパが不況になり、さらにアメリカ経済に依存していた中国経済も不況となったため、それらの国向けの輸出が激減したからです。
日本のメーカー各社は工場での生産を減産するとともに、人手が余ったため非正規社員を解雇せざるをえなくなりました。

小泉改革以降の日本経済は、輸出主導型でした。
その景気の牽引役であった輸出産業が深刻なダメージを受けたため、日本経済が一気にダウンしたのです。


では、この状況をどうやって打開したらよいか。
二つの道が考えられます。

一つは、海外の景気が回復するまで、政府も企業も国民もじっと不況に忍耐する道。
ただしこの道は、アメリカのオバマ政権の経済政策への依存度が、非常に高くなります。
アメリカ経済が早期に経済回復すればよいのですが、これが遅れると日本もそれに引きずられる結果となります。
もう一つは、外需に代わって内需を拡大する道に活路を見出すことです。

こういった事情を考えると、麻生さんの発言が理解しやすくなります。


>(保護主義に陥らない)

各国が保護主義に陥り、自由貿易経済から後退すれば、日本の輸出はさらに減ります。
外需が回復しても自由貿易がなければ日本の輸出は増えないので、保護主義に陥らないことが日本の国益につながるのです。

>(グローバル・インバランスの是正と内需拡大)

グローバル・インバランスの問題はさておき、内需拡大については説明はもう要りませんね。
内需拡大に活路を見出すのが、日本経済復活の近道だからです。

>(日本の経済対策)

麻生さんは典型的なケインジアンの政治家です。
ケインズ経済学に基づくと、内需を拡大するには公共投資を増加すればよいのです。
麻生さんの発言は、ケインズ経済学の教科書どおりの内容なのです。


>うううん。国民所得の減退から内需は?誰が消費するの?
>税金を取って政府が金をばら撒くということ?

はい。そのとおりです。
公共投資の増加とは、マスコミ流の悪口でいえばバラマキそのものです。
ただし、経済が好調な時のバラマキは批判されて当然ですが、不況の際は有効な経済政策となります。
その原資は、役人が今までため込んできた埋蔵金と、不足分は赤字国債に頼らざるを得ないでしょう。

あと、日銀を通さない政府の独自通貨の発行という荒業もありますが、まだこれに気付いているのは、一部のエコノミストだけのようです。
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この回答へのお礼

まさかと思ったがやはりそうなのですね。
要約すると、

内需=政府の支出、
供給=企業(外資系も多数)

結果 お上のご用達企業が潤う?

お礼日時:2009/02/03 17:21

>アメリカは今後、輸出品を買うなと日本が要望??


多分、何か誤解していると思われます。

>各国の輸出品というのが、アメリカの輸出品であれば
この場合の“各国”というのは、アメリカ以外の国。
アメリカからすれば輸入されてくるもの(外国の製品)より、
自国の製品で賄いましょうという事です。

日本で言えば、他国から輸入した米なんて買わないで、余っている
自国の農家が作った米を買うという事です。
外へ流れる筈のお金を、国内で循環させる事で応急処置をしよう
という事ですね。

ちなみに日本がアメリカに対しコレをやろうとすると大問題に
なります。
米国産輸入牛肉(BSE問題)の時と同じで、どんどん圧力を
かけてきます。

日本はこういう事ですぐつけこまれちゃいますから、困ったものです。

この回答への補足

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200902010010.html
但し首相は、以降です。

http://streamstudio.world-television.com/CCUIv3/ …

 (保護主義に陥らない)
一方、危機の克服には、貿易、投資の流れが阻害されないことが大前提です。我が国の輸出産業も、極めて厳しい状況にあります。しかし、日本は、1929年の大恐慌の教訓を踏まえ、保護主義と闘います。そして、WTOドーハ・ラウンドの早期妥結に向け各国と協力してまいります。

 (グローバル・インバランスの是正と内需拡大)
次に、グローバル・インバランスの是正です。実体経済が大きく痛んできています。世界経済を再び安定的な成長軌道にのせるには、米国における過度の消費と、各国、なかんずく黒字国の不十分な内需に起因する世界的不均衡を是正しなければなりません。外需依存からは、脱却すべき時です。なお、この1年半の間、主要通貨の中で、円は最も増価しました。各国は、それぞれの状況に応じて内需を拡大し、自律的な成長を達成する必要があります。私は、世界第2位の日本経済が活力を取り戻すことが、何よりも日本の責務と考えています。

 (日本の経済対策)
そのため、私は事業規模で約75兆円(8400億ドル相当)の景気対策を決断しました。財政措置だけで約12兆円(1350億ドル相当)、日本のGDP(国内総生産)の約2%に相当します。金利を下げても民間資金が投資に向かわない状態では、政府の財政出動が必要です。98年のアジア通貨危機に学んだことです。異常な事態には異例な対応をもって当たる。我々の経験です。

「日本は外需に頼りませんという宣言ですか?」

 民間も含めて東アジアとアフリカ、中東への自衛官派遣と、1000ドル以上の人道援助、農業団地 ジェリコからの農産物輸出?
民生 投資をする? ODAを増やす、20%増やす?

そのための内部留保?と派遣切り、さらには、正社員の賃金切り下げ?

うううん。国民所得の減退から内需は?誰が消費するの?
税金を取って政府が金をばら撒くということ?
 

補足日時:2009/02/02 20:33
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。勘違いだと思いたいのですが、相反する話がどう連関しているのかわからない。

お礼日時:2009/02/02 21:05

 CNNってアメリカのTV局だから、アメリカの立場で論じてるんじゃないのでしょうか。

「アメリカが」各国からの輸出品を過剰に買うことをやめて、「アメリカ国内の」生産分でまかなうことが「アメリカの」安定的な経済成長に結びつく。 
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この回答へのお礼

 面白いご意見です。適格な視点だとおもいました。
アメリカ国内の議論では、過剰消費についての今後という面が課題として有るというのは承知していますので、ここを取り上げるのはいかにも
アメリカ的な取り上げ方であると思います。
 但し麻生さんの取り上げ方は、何がなんだかわからない。おそらく、内助拡大策をやるから世界から物を買いますよ、というメッセージを入れたいが入れきれないのか、なんとも中途半端な印象、しかも、カルロスゴーンのほうが国家元首より 存在感がある。
 グローバル企業という呼び方をたたえてみたり、保護主義政策をけん制してみたり、貿易黒字なので内需拡大策をやるといっておいて、ひも付きで有名なODAは20%増、世界銀行には、日本から増資、民間も投資、 で、 イギリス首脳との会談は25分の立ち話。
 わけがわからないんです。

お礼日時:2009/02/02 21:17

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