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No.4
- 回答日時:
現役で機械設計やってます。
称呼寸法とは図面値です。しかも公差の前の寸法、質問で言えば「55」のことです。実寸とは、その図面を基に製作した製品を測った寸法です。他に中央値という言葉もあります。質問の例だと、呼称寸法=中央値ですが、公差を例えば+0.3/0 みたいに振った場合は、中央値=55.15となりますので、呼称寸法≠中央値となります。No.3
- 回答日時:
呼称(呼び)寸法とは規格で定められた寸法です
実寸は実際に測定した寸法のことです
呼び寸法に対して実寸法は公差の範囲内に収めなければなりません
誤解する人がよくいますが公差とは誤差のことではありません
ネジで説明すると
呼び10mmのとき雄ネジと雌ネジの両方を10mmに仕上げるとぴったりしすぎてまったく動きません
そこで実際のネジは10mm以外の寸法で範囲を定めます
雄ネジは-0.1mm~-0.3mm
雌ネジは+0.1mm~+0.2mm
といった具合です
実寸法をこの範囲に作れば問題なく使えるということです
ネジに限らずはめ込む部分には必ず呼び寸法と公差を定めます
ネジなど多用途の物はJISで呼び寸法と公差が定められています
ご回答ありがとうございます.
確かに誤差と公差は間違いやすいですね.
実寸とは実際の寸法,そのままの意味なのですね.
すいません,よく考えれば分かったことかもしれないです.
例が分かりやすくて大変助かります.
ありがとうございます!
No.2
- 回答日時:
呼称寸法(公称寸法)は取引や設計に使う寸法です。
上の例では55。しかしピッタリの製品は作れませんから少しのずれは許容されています。これが公差です。
上の例では上限公差=0.3、下限公差=0.3です。
公差を外れたものは不合格ですので出荷できません。
余談ですが、製造の腕前が上がってくると公差ギリギリを狙って製品が作れます。
例えば造船用鋼板では薄い方がお客さんに喜ばれます。
船が軽くなって沢山の積荷が積めるからです。
メーカーも使う材料が少なくてすみます。
逆に長さ、幅は下限公差=-0が普通です。
下限ギリギリで製品を作るとお客さんから怒られたりします。(笑)
面積が広い方がお客さんは嬉しいわけですから。
ご回答ありがとうございます.
なるほど,つまり図面の寸法はすべて「称呼寸法+公差(一般公差だったりはめあい公差だったり・・・)」で成り立っているということですね!
薄いほうが材料少ないといいますが,そうですね.
大量に作るとなると,公差分の微差でも大きな製作金額差になるのですねー
大変参考になりました!
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