
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「訓点」で、それが「句読点」へと発展した、というのはちょっと賛成できません。
幕末以前は、筆休め的に読点らしきものがある文章も存在しますが、全くといっていいほど普及していません。行換えか空白を使って文章の区切りを表したものもありますが、やはり一般的には全く行われていなかったといえます。
基本的には、文章は学のある人が読み書きするものであって、そういう人であれば文章の切れ目など分かるはず、という考えが一般的だったのでしょう。それが幕末になり、洋書が一般の人の目に触れるようになると句読点が便利だという考えが少しずつ広まって、日本語にも適用され始めます。明治になってそれが多くなりますが、やはり統一的な表記法としては確立していません。
明治も終わりになってようやく文部省の基準ができ、大正時代にそれがだんだんと広まって、昭和になった時点でようやく一般的になったということのようです。
No.3
- 回答日時:
句点と読点とでは歴史が違うようです。
明治期のものに、読点のみで句点がないものがあります。
又、南宋時期の論語の影印本にも句点はあります。但し、文と文と区切るためで、文末にはありませんし、現行句点よりもやや大きめな丸印です。
中国では、所謂句読点はなく、民国になってから、欧米語のカンマ、フル・ストップ等を基に新たに拵えた新式標点記号を用いるようになりました。
実は活字印刷の前は、読点の必要性はあまり高くなかったと思われます。一筆で連ねて書いてあれば連なり、区切れていれば今の読点を入れたのと同じ効果がでます。
読点は民衆が作ったと云う話を聞いた事があります。区切りに筆で印を入れていったのがと発祥だろうと云うのです。まあ、今でもなんかの印に点を付けて行く事がありますが、あれと同じようなものだと云うのです。
漢文の訓点と云うのは、ヲコト点あたりを云っているのでしょうが、少し苦しい感じもします。
No.1
- 回答日時:
専門家ではないので、正確ではないかもしれませんが。
句読点の出発点は、漢文に付ける「訓点」でしょう。
漢文を日本語として読む場合、どこで区切れるか、どこで返り点を打つか、どう読むか、といったことを、昔の日本人は工夫しました。
その段階で登場したのが「訓点」で、それが「句読点」へと発展したのだと思います。
とはいえ、「訓点」の発明以来、すべての文章に「訓点」や「句読点」が用いられたわけではなく、あったりなかったりだったと思います。
それが、今のような「句読点」という形で定着し、ほぼすべての文章に「句読点」を打つようになったのは、明治以降だと思います。
私の分かる範囲の回答はこれくらいです。(^^ゞ
たぶん、もっと詳しい方からの回答があると思います。
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