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ダックスフントの胴って何故長いんでしょう?

ご存じの通り、ダックスはドイツでアナグマ等の小動物を狩るために作出された胴長短足のユーモラスで可愛い犬種です。

短かく力強い足は、地中深くの巣穴まで獲物を追い詰めるため。
長いマズルは、優れたセント・ハウンド犬種であるため。
垂れ耳は、土中で耳に砂が入らないようにするため。
大きな吠え声は、土中(または離れたところ)からハンドラー(猟師)に居場所を伝えるため。
自立心が強く粘り強い性格は、ハンドラー(猟師)から独立して単独でも獲物を追い詰められる様に。
そして、用途により様々な大きさや被毛のバリエーションが展開され今に至るんだそうです。

ここまでは、物の本にも良く紹介されていますし、ネットで調べれば数分で調べる事の出来る内容なんです。
どれも、「ふむふむ、流石はドイツ人」と感心したくなる程の機能満載のデザインです。

そこで、ふと気になってしまったのが標題の質問です。
「胴が長いのは何故?」
猟犬である為の必要条件として、胴が長い事の必然性がどうしても思いつきません。
また、色々と調べてみたのですが、該当するそれらしい記述も見つけられませんでした。

体高は低い方が穴に入るのは楽ですが、別に長い必要は無いですよね?
例えば元になったスパニエル犬種の足だけ短くすれば用は足りそうなもんで、胴の長い個体を選択育種する理由が思いつかないんです。
でも、他の犬種と比べ、明らかに足が短いだけではなくバランス的に胴体が長いんですよね。

これがクルマならばホイールベースを伸ばせば直進安定性は増しますが、ダックスにそんな事は求める必要は無いでしょう。
穴につっかえてしまったときに長い胴だと引っ張り出しやすい....いや、それなら尻尾だけ長くても良いはずです。
まさか、短足にしたついでに胴長だとよけい可愛く見えるから?
いやいやいや、なんとなくの偏見ですが、それはドイツ人っぽくありません(笑

と言う事で、いくら考えても合理的な理由が見あたりません。

視点を変えて、胴の中身の事を考えれば何かヒントがあるのでしょうか?
例えば、あの長い胴は他の犬種よりも大きな肺活量を確保するためとか。
骨格を伸ばす事により背筋等の搭載筋力が増えるからとか。
うーん、どれもしっくり来ないです。

最近は、じゃれついてくる我が家のダックスを見るたびに同じ疑問が頭の中をぐるぐると渦巻く毎日です。
仮説でも構いません。
どなたかダックスの胴の長い理由を教えて下さいませ。

「ダックスの胴は何故長い?」の質問画像

A 回答 (8件)

手もとにある大きな図鑑に参考になる記述がありました。


ダックスフントはドイツでは仕事の適性によって審査されるため、
長くしなやかな体躯を作って強い心臓と肺のために十分なスペースを与え、穴掘り用の頑丈な前足を生み出すことが目指されている、とあります。脚も比較的長いそうです。

別のこれも大きな本には、19世紀に英国に紹介され、ワーキングタイプで洗練されていなかったのに改良を重ねた結果、胴がさらに長く無駄のない形となり、四肢はさらに短くなった、とあります。

ダックスフントはドイツの地犬として古くからいたが、もともとは獲物の匂いを追う犬で、バセットハウンドと共通の祖先をもっていたとかいう説や、フランス革命後亡命貴族がもってきたバセットハウンドが交配され、19世紀にはバセットハウンドと外観がよく似ていたとかいう説があります。
もともとは獲物の匂いを地上で追う犬で、穴にもぐるように改良されたのは100年前だそうです。

ですから、もともとバセットハウンド同様、胴長短足ぎみの獲物追い犬だった。
短足はおそらく、バセットハウンド同様、歩く速度が速すぎないのが都合がよかった。
やっと100年前に、体型や性質の傾向からさらに、地下にもぐるアナグマ狩り用に改良された。
短足は穴に入るのに都合がよかったし、胴長は小さい穴に入りかつ十分なスタミナのための心臓と肺のために必要だった。

この特徴が19世紀に観賞用という用途ができてからさらに強調された、

ということではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

素晴らしい蔵書をお持ちですね。
元々の地犬+100年前の改良により強調という事ですね。

あれから幾つかの犬の骨格をwebで調べてみたのですが、確かに肺と心室周り、いわゆる胸囲の広さと長さもダックスの特長なのだと感じました。
今回頂いた回答は、まさにその辺りを裏付ける内容です。

今までの回答と、今回のtabataba3さんの回答をあわせ胴長の秘密も解明されたと思います。

ウチのダックスを見ていると、長い胴は高いところのおやつを盗み食いする為なのかと思ってしまいがちでしたが、皆さんのおかげで腑に落ちる回答が得られすっきり致しました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/14 17:02

あくまで私見ですが・・・



ダックスって、胸部があまり深く(出っ張って)は無いですよね?
足が短い為、胸部があまり深いと胸が地面に擦れてしまうからだと思いますが、じゃあ狭くなって体積が減った分の内臓(主に肺?)は何処へ?と考えると、その分自然と(自然では無いが)少し長さが伸びたのかも?と考えていましたが、あくまで私見ですが・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

中身説(勝手にそう呼んでいますw)ですね。
散歩の時、ちょっとでも雨が降るとすぐに胸の下の毛が濡れちゃうんですよね。
立ってじっとしている時の地面までのクリアランスはある程度あるのですが、早歩きや走ってる時って良く見ると胸は地面すれすれの位置なんですよ。確かに、これではこれ以上胴囲は広げられませんね。

故に胴が長くなったという意見は自分も賛成です。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/15 12:22

詳しく勉強しているのではないので、本からの抜粋ですが


アナグマ11~18Kgもある動物を捕らえるには、地上と地下で動ける軌道力やスタミナ・鋭敏・勇気を必要とされる。
初めは野生イノシシ狩りを群れで行い、それ以降はイノシシやアナグマ以外の動物も捕らえるように訓練された。
7~10Kgはキツネや傷負い鹿狩り、5~Kg級はテンや野うさぎ狩りに使われ、20世紀の最初の4半世紀は2.3Kg以下だが闘争心が旺盛なミニチュアタイプがワタウサギ狩り用に作られた。  とあります。

tabataba3さんが詳しく書かれていますが、穴の中で獲物と対峙するには、長すぎる足は穴の中では返って邪魔になり動きが悪くなる。
しかし犬の素質は捨てがたいと考えると、愛玩犬として小さく作られた犬とは違い、猟に必要としての体格維持したまま人為的に足を短くブリーディングしてきたのではないでしょうか。
となると、胴が長くなったのではなく穴に対応するように足と首が短くなったと考えた方が自然ではないかと思います。

海外では今だダックスフンドを使っての狩りや、人工的な穴を作って獲物を追うトライアルなど行なっていますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ダックスのトライアルはアニマルプラネット(CS)かなんかで見た事があります。
パイプや側溝を組み合わせたコースで匂いを辿りながらゴールまでの時間を競う競技と、獲物を追う競技が紹介されていました。
実際の狩りで活躍しているダックス達は朝早くから猟師と出かけ、丸一日山の中をかけずり回るんだそうです。
現役で猟犬をしているダックスは、がっちりしていて素晴らしい体躯をだったのが印象的です。

体高を維持したまま猟犬としてのパフォーマンスを追求する。
そのために足と首が短くなり、胴が長く見えるって事ですね。

お礼日時:2009/08/15 12:12

大きな吠え声と同時に低い吠え声を要求したのではないでしょうか。


直接でなく障害物を回り込んで伝わるには低い音の方が有利です。低い声を出すには、共鳴する空間の長さが必要になります。そのため、気道を長くした結果、胴体が長くなったのではないでしょうか。
根拠はありません。想像です。
ミニチュアですが、近所のダックスも、甘えたキャンキャンは高い声ですが、ワンと吠えたときは、大型犬と勘違いするような声ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

機能面からの考察で、吠え声の高さは思いつきませんでした!
これも胴を長くする一因として十分あり得ますね。

選択育種はいいとこ取りの積み重ねだと聞いた事があります。
猟に優れた個体の中で吠え声が良く通るというファクターは重要でしょうから、結果、気道の長い(=胴の長い)個体に固定されていく言うのはアリですね。

自分なりに色んな理由を考えたつもりだったのですが、この着眼点には至りませんでした。
やはり多くの人の意見を聞けるのはとても参考になります。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/14 14:06

高さを低くすれば長さが長くなるしかないでしょ。

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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。

低くて短い犬種ではなく低くて長い犬種にした理由が知りたいんです。
ダックスって、低くしたから相対的に長く見える、以上に胴が長いのですよ。

お礼日時:2009/08/14 10:52

胴が長い方が穴の作業では有利かと思います。

後足を出したままで穴に首を突っ込めるからです。(嘘です^^)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

これは明確な理由ですね!
確かに毎回モグラみたいに奥深くまで穴に潜るとは限らないですし、次の行動を取る際に後ろ足が外に出たままというのは色んな面で有利そうです。

(嘘です)なんて書かれていますが、案外この辺が真理かもしれないと思えてきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/14 10:57

ttp://www.dogfan.jp/zukan/hound/dachs/index.html


ワールドドッグ図鑑

穴熊15kg前後
追跡側にも体力と精力が必要
体格の大きい猟犬 初期のダックスフンドは15kgが普通
穴熊の穴は小さいため、

現在はデザイン的にでしょうね。

ねずみの捕獲だと小型犬ですよね。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

体力が必要なため、体高が低くても体格を大きくする必要がある
故に胴を長くした という理解ですね。
なるほど、ちょっと納得です。

「現在はデザイン的に」の部分は、犬種スタンダードが定められた時点で既に胴が長かった筈なので少し疑問が残ります。

もう少し色んな意見を待ちたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/14 03:43

胴が長いんじゃないんです、脚が短いんです、胴は昔のまま。



脚の短いのばかり交配して長さは別に考えなかったから、そのまんま
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この回答へのお礼

さっそくの回答ありがとうございます。

が、納得いきません。
現在のダックスは、「足が短いだけで、その比較としてバランス的に胴が長く見える、胴はそのまんま」だけでは説明が付かないようなボディバランスで固定されています。(よね?)
それを理解して頂くには、例えば比較的犬種の近いハリアーやビーグルを思い浮かべて下さい。
そのまま足をきゅっと短くしても、ダックスのバランスにはならないですよね?
そこが悩みの種なんです。

でも、投稿後3分での回答にお見それ致しました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/14 03:35

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