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貿易風はコリオリの力を受けて、北半球では北東風、南半球では南東風になるのに、偏西風はなぜ、北半球では南西風、南半球では北西風になるのでしょうか?

なお、偏西風が低緯度側から高緯度側に向かって吹くことは、理解しております。なぜ西寄りから吹くのかが疑問です。

A 回答 (3件)

No.2で回答した者ですが、再び失礼します。



コリオリの力を図解入りで分かりやすく説明しているサイトを見つけました。
http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/coriolis.html

ボールや飛行機の移動を、風の流れと考えてみてください。
解説図のAからBへの移動が貿易風、BからAが偏西風のケースですね。


 >偏西風が低緯度側から高緯度側に向かって吹くことは、理解しております。
 >なぜ西寄りから吹くのかが疑問です。

低緯度側から高緯度側(BからA)にボールや飛行機が移動するとき、
北半球では右にそれる(=西寄りの風になる)様子が感覚的にもよく理解できます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

おかげさまで、完全に理解することができました!!

緯度によって回転の速さが違うのですね!
コリオリ力が理解できていなかったのが原因でした。
地球の自転によって、空気が取り残されて風になるのかと思っていました(笑)

お礼日時:2009/09/06 00:43

わかりやすく


赤道は東に向かって900ノットで移動しています
その上の空気も900ノットで東に移動しています
北緯60度の地方は東に向かって450ノットで移動しています
今空気が北に移動したとします
この空気は最初から東向きに900ノットで移動しているので北に移動するときには北向きの運動に加えて東向きの運送もします
(運動量保存の法則)
この空気が北緯60度に達したときは最初から持っていた東向きの運動があるので450ノットの西風になります
これに北向きの運動が加わり南西の風となるのです
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

完全に理解できました。ありがとうございます。

緯度によって回転速度が違うことに、気が付いていませんでした。

お礼日時:2009/09/06 00:44

先ずは北半球の場合で考えてみましょう。

北半球では(南半球も同様ですが)、
緯度25度付近の中緯度高圧帯から吹き出す「二つの風系」が実は存在しています。

 1.中緯度高圧帯から、北(高緯度地方)へ向かって吹き出そうとする風
 2.中緯度高圧帯から、南(赤道地帯)へ向かって吹き出そうとする風

コリオリの力(=転向力)は、
北半球においては、物体の《進行方向》に対し、《右向き》に働くのはご存知ですね。
よって、

1.の風は北へ向かって吹こうとしますが、
コリオリの力によって右へ右へ(東へ東へ)と曲げられ、
やがては西寄りの風になって平衡します。 これが偏西風です。

2.の風は南へ向かって吹こうとします。
しかし、これも同じくコリオリの力で右へ(西へ)曲げられるので、
北東風となって赤道方面へ吹くことになります。 これが貿易風です。


一方、南半球ではコリオリの力は《進行方向》に対し、《左向き》に働きます。
したがって、南半球の中緯度高圧帯から北へ向かって吹こうとする風(=貿易風)は南東風に、
南へ向かって吹こうとする風(=偏西風)は北西風になる訳ですね。
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