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拝啓
こんにちは、ふと気になる事があったので質問させて頂きます。
私は芸大を第一志望に考えている浪人なのですが
    [(1)皆さんにとって美大・芸大とは何ですか?]
私の友人や家族は美術大学に反対派です。
彼らから聞く情報も陰湿な話ばかりで、
(2)美術大学を出ても就職がない・食べていけない。
(3)資産のある親の金銭で生活してる娯楽人だ。
(4)実際やりたいことしかやってないから絵が下手糞である。
巧いなら漫画家やら広告代理店に就職できるはず。
(5)更に同年代のアニメーターや漫画家のアシスタントの方が
100%客観的に見て巧い。                      
                            
本当にそうでしょうか?では美大とは一体何でしょうか。
絵が巧く施設でしょうか。芸術家を生む場所でしょうか。
娯楽施設でしょうか。
(1)~(5)どれでも回答を待っています。現・元アニメーターや
漫画関係の方も回答して貰いたいです。
では遠慮なく気軽に回答を待っております。宜しく御願いします。
                           敬具

A 回答 (6件)

こんにちは。


私は芸・美大を志望する高校生の母親なので、客観的な意見は述べられないのかも知れません。
でも自分の経験を振り返って、客観的判断を下したからこそ、そういう希望を持ってる子供を容認しています。
とりあえず順番に回答させて頂きます。
(1)個人的、具体的には今まさに我が子が目指している場です。
勉強ができる人は優秀な大学へ行って、世のため人のためになる研究・勉強をしてもらえれば一番だと思います。
運動能力に長けた人ならスポーツの分野で活躍できれば良いでしょう。
我が子には美術の道なんだと、結論づけました。
適性を曲げてまで他の道へ進んでも良い結果が得られるとは思えない。
人間、やりたい事をやるのが一番、それをさせてあげられる環境が幸いにしてあるのですから。

(2)については、ある程度事実、現実だと思います。
しかし、他の大学で経済や文学を学んだ人が必ずその道へ進んでいますか?
大学で学んだことをそのまま生かせる就職ができる人はほんの一握り。
美大・芸大に限った事ではありません。
他人にはない絵の技術は身につけているわけですから、選ばなければ就職もそれなりにあります。
他の分野に比べてことさら就職困難な道ではないと思います。

(3)については、半分はそうも言えるでしょう。
美術大学というところはお金がかかる場所です。ある程度の経済力のある家庭でないと、行かせられません。
しかし医大や薬科大ほどではないです。
ファインアートを目指す人は制作を続けて行かなければなりませんから、確かに普通の就職をして続けるのは難しいでしょう。
自由人、趣味人と言われても、売れるまでは何の文句も言えないでしょう。

(4)(5)については、完全なる偏見と思います。
うまい下手は個人差によるもの。能力のあるなしも同様。
世の中には美大出身の著名人がどれだけいるのかご存じないのでしょうか?
かならずしもその人達は美術の分野で活躍しているわけでもありません。
もっとも能ある人は美大なんか行かなくても活躍できるのは事実。

<美大とは一体何でしょうか。
美術の専門知識や技術を学ぶ場です。
就職あっせんの場でもなければ、将来を約束する場でもないのは、他の大学となんら変わりません。
大学さえ出れば就職できる、道が開けると思うほうがそもそも間違いです。
若い時の4年間にある特定の分野においてとことん掘り下げた勉強をする場が大学。その分野が美術であって、何が不都合でしょうか?
本気で突き詰め勉強した経験というのは、何であっても無駄にはなりません。
私は美術の分野がもっと社会貢献できる領域がまだまだあると思っています。
漫画とかアニメーターが稼げるとか稼げないとかそんなちっちゃい話どうでも良いって感じです。
大学に期待し過ぎるのは危険ですが、少なくともそれをやれる場は他にないのだから、これからの日本の美大にもっと頑張って欲しい、期待したいです。
我が子がそれをやれれば理想的ですが、他の人でも良い、本当に才能ある若者が美大・芸大に集まって欲しいと思っています。
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この回答へのお礼

懇切丁寧な回答を有難う御座います。とても参考になり分かりやすい回答でした。
「本当に才能ある若者が美大・芸大に集まって欲しいと思っています」
確かにそうですね。
そして日本も少し美術に力を入れても良いと思いました。
私もこれから頑張りたいと思います、有難う御座いました

お礼日時:2009/09/06 20:14

>(1)皆さんにとって美大・芸大とは何ですか?


私の場合、自由な制作時間の確保が目的でした。
ついでながらも、専門的な事も学べるので、視野を広めれると言うのも美大の魅力のひとつかと思います。

>(2)美術大学を出ても就職がない・食べていけない。
就職口はあります。ゲーム会社や広告業界などの就職希望の学生は、大体は採用が決まっていました。(当時も就職氷河期でした)就職率を低くしている原因は、作家希望者が多いからです。

芸デザイン系イラストレーター
コミック系イラストレーターや漫画家
アーティストなどの職種です。

私もその一人で、学生時代からライトノベルの挿絵やイラストのカットの仕事をしていました。しかし、生活できるくらい収入が得られたのは卒業後数年はかかりました。

作家志望は大変なのは噂どおりと思ってよいです。しかし、就職希望なら美大に行ったほうが就職しやすいのも周知の事実です。

>(3)資産のある親の金銭で生活してる娯楽人だ。
そんなに楽しい世界じゃありません。

>(4)実際やりたいことしかやってないから絵が下手糞である。
巧いなら漫画家やら広告代理店に就職できるはず。

私は多摩美術大学グラフィック学科でしたが、そんな優秀な人たちの集まりではありません。やりたい事をやってる人は、デッサンは下手でもマスコットイラストは上手。などとりえがあるので良いのです。

しかし、美大に入る事だけが目的で、本当にやりたい事が無い人が意外と多いです。

しかしそういう人ばかりではありません。
少数でも、必ず「すごい人」とやらがいます。
私の代でもいました。それで十分です。



デッサン確りしていて巧い。
構図の見せ方が巧い。
台詞つくりやキャッチフレーズが巧い
いろいろな巧さがあると思います。

しかし、巧いだけじゃ漫画家やアートディレクターにはなれません。
重要なのは、その「巧さ」をどう活かしたら世の中に認められるかです。

>(5)更に同年代のアニメーターや漫画家のアシスタントの方が
100%客観的に見て巧い。 

私としては、アシスタントなら、美大在学中にやればいいと思います・・・。漫画家も、在学中に出来ませんか?

ただ、アニメーターなら高卒でスタジオ入りと言うのも良い考えです。
あの業界は全く別物。

あと何度も言いますが、巧さと言うのは、魅力の一要素に過ぎません。
重要なのは、その魅力をどう活かすかです。



>では美大とは一体何でしょうか。
自分の将来に役立てる機関です。
就職希望の人なら、就職斡旋機関となります。

例えば、課によっては広告業界への就職斡旋をしてくれます。課題も広告業界で役に立つような実技課題が多いですし、就職相談や情報も教えてくれます。広告業界なら、普通大学より就職率は上がるでしょう。

私は就職はする気はありませんでしたが、デザインの基礎を学んだ事は今でも役立っていると思います。

あくまでも「自分の将来に役立てる機関」です。
どう役立てるのか?その目的や使い方があいまいな人は、行ってもしょうがないかもしれません。
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この回答へのお礼

こんばんは丁寧な回答有難う御座います。とても分かりやすく参考になります。
「ライトノベルの挿絵やイラストのカットの仕事をしていました」
素晴らしいお仕事ですね。尊敬します。私もそのような仕事を何時かしてみたいです。
 美大には美大の良さがあり他方のイラスト・デザイン系にもその良さがあるという事ですね。やっぱりその人間がどう考え、どう努力するかが問題であると再認識出来ました。有難う御座いました。
 
 ご意見はまだ募集しておりますので他の方もどうぞお気軽に回答してください。待っております。

お礼日時:2009/09/06 20:35

20数年前に芸大を出たものですけれど、参考になれば



(1)皆さんにとって美大・芸大とは何ですか?
何も教えない、何も押し付けない、場所と少しばかりの課題を与えて、4年間の自由をくれた場所。

(2)美術大学を出ても就職がない・食べていけない。

それは本人の能力次第。藝大、芸大出て望めばソコソコの就職はできます。そこから先、食べ続けていくためには努力が必要でしょうね。

(3)資産のある親の金銭で生活してる娯楽人だ。

公立芸大にいければ、学費はたいした事ありません。今は予備校代がかかるようですが、私は現役でしたので、親から大変感謝されました。当時学費は年間28万ぐらいだったかな?

(4)実際やりたいことしかやってないから絵が下手糞である。

絵が上手下手だけでは判断できないんですよ。すっごく上手い子でも続けてない子は多いし、自殺した子もいるし。

(5)更に同年代のアニメーターや漫画家のアシスタントの方が
100%客観的に見て巧い。

うーーん、見比べてないのでなんとも。でもかなり一般論としては乱暴ですよ、これ。

で、基本的には、芸大や美大に行く時点で絵は描けないと受かりません。予備校に通ってデッサンや色彩構成を学ばないと、受験すらできませんよね。それは20年前でも同じです。
それが何を意味しているかというと、芸大、美大は絵を描く技術を学ぶ場所ではないということです。

絵の描き方を勉強して職業にすぐに結び付けたいなら、専門学校に行った方があなたの望みは適うでしょう。

大学に入った時点である程度は「表現者の卵」として扱われるわけで、雑多な人との接触で色々学び、表現の方向を決めていく場所なのです。

芸術家、というのはね、基本的には「それをやらないと生きていけない」という、業みたいなものがある人が大半です。それをやることが儲かろうが儲かるまいが、やらざるを得ない人が多い。
その業を上手く作品に転化して、尚且つ社会性がありコミュニケーション力がある人が作家として大成していきますが、まあ落ちこぼれつつも辞められずに日々苦しみながらも作り続けている人もいるわけですよ。

あなたの中に、そういった抑えられないものがあるなら親の反対なんて蹴散らしてでも続けるでしょうし、人の意見なんて聞きませんよ(笑)
そうやって悩んでいる時点で、ちょっと違うかな?と思いますが。

マンガやアニメも根っこでは同じ表現者ですが、絵を描くような一人でできる部分だけではありませんので、一括りに論じない方が良いと思います。
もうちょっと、自分の方向性をちゃんと見据えて、マンガ、アニメーターになるにはどうしたらいいのか、美大に進むべきなのかを問うほうがいいんではないでしょうか?
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芸大を卒業した者です。


意見が芸大寄りなのはご容赦を。

(1)志しを同じくする人物に恵まれること。美術を勉強する機会に恵まれること。
朱にまじわれば赤くなる。
周囲の人と絵について語り合うには、周囲の人も絵を知っている人じゃなきゃいけませんよね。
あと勉強するからには相応の環境や機会に恵まれなければいけません。
芸大生というだけで個展の機会や評価される機会が巡ってきます。
そういう環境が整っているのって大事なんじゃないかな、と思います。

(2)科によります。
芸大ならデザ・建築なら就職先はすぐ見つかるでしょうね。
ただ芸大に関して言えば、就職がない、というよりも、就職活動に熱心じゃない人間が多いというのがあるかと...。
意欲をもって熱心な就職活動をこなした友人は皆、ちゃんと就職できていました。

(3)芸大は国立です。
お金がある人もいましたが、中流家庭の人間が大半です。
皆、制作費を捻出するためにバイトなどしていました。
今は学費が年55万くらいだったかと。

(4)やりたいことが絵(美術)だから芸大行ったんです。
やりたい美術を究めたくて芸大入るんじゃないかなぁ。
あとデザイン重視の広告代理店などの採用は、美大のデザ科出身者が多く採用されていたように思いますが...。
漫画家の絵の巧さとファインアートの絵のうまさは全然別物です。評価軸が全く違う。

(5)客観的の意味合いをその方は勘違いなされているのでは?
どう考えても、その方の主観でしょう...。
また、その方の「巧い」が何を意味しているのかも不明です。
漫画やアニメと、ファインアート等では同じ人物画にしても評価軸は全く違いますから、漫画の「巧い」をファインアートに持ち込まれても困ります。

私にとって芸大(美大)とは、美術に携わる自分の可能性に出会える場所です。
画家だけが美大卒業生の道ではありません。
自分のやりたいやり方で美術に携わる道を模索できて、それを実現するための力を蓄える場所、と考えています。

私も親に芸大進学を反対されていた身なので...説得頑張ってください。
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うーん、何処の芸大かによります。

後何科か。

東京芸術大学は上手い人とるけど、大阪芸術大学とかは凄いへたでも何か変わっているもの持っている人とります。教える内容も大学によってまったく違います。力の入れようも違いますよ。


(5)は実際にそう。描く量も桁違いに違いますし。画材が違うのも大きいと思います。
芸大はほとんどが筆、ペンはほとんど使わない。

 
 アニメや漫画と絵画はまったく別物と考えても良いです。必要とするものも違います。

 アシスタントに美大や芸大の人がよく募集してきますが、ペン画は酷いものです…。
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多摩美のグラフィックデザイン出身です。


(1)デザイナーとしての仕事に対する技術よりも姿勢や態度というものに多く学ぶ者が有りました。一流デザイナーが教員としていますからね。後は人脈です。未だに友人から仕事をもらったり、依頼したりすることがあります。
(2)掃いて捨てるほど仕事が有りますよ。アルバイト等の人は厳しいみたいですが。
(3)娯楽ではないと思いますが、資産の有る人は多かったですね。
というよりも資産の無い人は美術を勉強した事も嗜んだ事も無いので理解出来ないだけだと思います。
(4)タマグラの場合で言うと、デッサン力という意味で絵は皆巧いですよ。
(5)実際に多くの作品や作者を見てないからそういう事が言えるんでしょうね。         
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