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素朴な疑問なのですが…

石鹸とは界面活性剤です。
「石鹸で汚れが落ちる」とはつまり「石鹸という界面活性剤を使うことによって水だけでは落ちないはずの油脂性の汚れが落ちる」ということです。

とすると、殺菌成分の含まれていない石鹸で手を洗っても細菌は落ちない、ということになりませんか?
落ちるとしたら、石鹸の作用ではなく手を洗うという行為によって物理的に細菌を落としているのでしょうか?

A 回答 (3件)

"手洗い 効果 石鹸 細菌" 等でサーチすれば色々な資料が見つかります。



http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/080 …
(参考資料 手洗いに関する科学的な根拠)

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/080 …
学校給食調理場における手洗いマニュアル
平成20年文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課

上記資料が給食設備、手洗い設備について、食中毒の実例についての考察等詳しいです。

流水手洗いでもある程度効果あり、石鹸よりも液体石鹸、薬用石鹸に特にこだわる必要は少ない、一度60秒洗いよりも 2度10秒洗いの方が効果的、爪の間にも気をつけて等が主な項目です。

なお以下の資料に石鹸で手を洗っても細菌数が増えることがあるとの例が記載されていますが、外部からの感染症を引起す付着細菌数は減少し有効である、毛穴等皮膚深部からの常在細菌が湧出したのであれば健常人には無害であるので細菌のタイプをさらに検討したい等の記述があります。
http://nels.nii.ac.jp/els/110007126688.pdf?id=AR …

さらに気になる方はその他の資料も参照して自分で判断してください。
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この回答へのお礼

分かりやすい解説と資料の紹介、ありがとうございました。お返事が遅くなってしまって申し訳ありません。
私自身は(良い悪いは別として)トイレ掃除を素手で行ってもあまり抵抗がないくらいの人間なので気にしたことがなかったのですが、手洗いひとつとっても奥が深いのですね。

お礼日時:2009/12/08 04:33

石鹸で洗っても、表面の菌は、


ほとんど変化ないか、逆に内に存在する菌が出てきたりして、
増えることもあります。

汚れは落ちますが、微生物学的にはきれいになりません。
アルコール消毒剤や、抗菌や薬用石鹸なら、
効果があります。

ビブリオを確かに浸透圧が低いところでは、
死滅してきますが、皮膚表面に一般に存在する、
ブドウ球菌などは水では効果なしです。
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この回答へのお礼

内在菌の話はどこかで聞いたことがあります。学校で普通の石鹸ではなく薬用せっけんを使っていたのはそういう違いがあるからなのですね。納得しました。

お礼日時:2009/12/08 04:31

細菌に限らないと思いますが超微粒子の中には油脂を介して皮膚に付着しているものもあると思います。

そういうものは油脂が皮膚から離れると同時に皮膚から取り除かれるのではないでしょうか。油脂というのは皮膚から分泌されるものもあってこれは皮膚の保護にもなっていると思います。こういう油脂に付着した異物が油脂性の汚れに含まれていると思います。もちろん流水で洗うということのぞかれることも実際起こっていることだと思います。また腸炎ビブリオという食中毒を起こす細菌は海水でない水に触れると死んでしまうと聞いたことがあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。お返事が遅くなってすみません。
なるほど、そういう可能性はありそうです。普段何気なくやっていることでも視点を変えてみると面白いですね。

お礼日時:2009/12/08 04:29

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