No.3ベストアンサー
- 回答日時:
起源は諸説あるのですが、有力なのはフランス革命期にラファイエットの軍事独裁に抵抗するため、反体制派が緊急性・厳戒令を表す赤い旗を掲げたことに始まるとされています。
その後、階級闘争や革命行動を表す色として「赤」が定着していったようです。
階級闘争というのは、最初は王族・貴族などに対する中産階級の抵抗であり、その次にきたのが有産階級(ブルジョワジー、資本家、会社社長など)に対する無産階級(プロレタリア、労働者や貧乏人)の抵抗へと移っていきます。
最初は、その抵抗は単発的でしたが、徐々に知識人や政治的能力のある人々の元に集まっていきます。
そうして出来たのが、労働組合というモノです。
さらに時代が下ると、労働組合同士でも連携などをして、ブルジョワジーに抵抗したりします。
そして、「資本家に対する労働者の革命」という思想が生まれていきます。
さらに時代が進んでいくと、国を超えた連携の元に革命を成し遂げようという運動も始まっていきました。
そんな中に現れたのが、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスのコンビでした。
彼らが、共同で「共産主義宣言」を著し、後にレーニンらによって強化(?)され、現在よくイメージされる「(西側資本主義諸国に対する)東側社会主義・共産主義」へとつながっていきます。
つまり、「戒厳令」を表す「赤」が「革命運動」を表すようになり、その後、ソ連を中心とした東側諸国や共産党を表すようになりました。
ただ、こうしたイメージは東西冷戦によって促進された面もあるように感じます。
実際、スイス・トルコ・デンマークなど、共産主義とは関係ない国の国旗にも採用されています。
余談ですが、マルクスは大のロシア人嫌いでした。
また、マルクスも一時参加した国際的な労働革命組織(第一インターナショナル)にはロシア人も参加しており、特にロシア人の思想家ミハイル・バクーニン激しく対立します。
特に、革命がなされるのは成熟した資本主義国(英・仏・独など)で起こるべきであって、経済的に遅れているロシアでの革命には否定的でした。
ただ、彼の死後、彼の目指した社会主義国家が世界で初めて樹立されたのが、結局ロシアであったのは、歴史の皮肉でしょうか。
ではでは、参考になれば幸いです。
No.2
- 回答日時:
ソ連、中国、ベトナム、エジプト
など、国旗に赤色を使用している国は多いです。
赤色は「革命」を表しています。
革命時に人が流した「血」を表しているらしいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%97%97
このように旗の色には意味がある場合が多く、
イスラム教では「緑」は神聖な色、
イスラムを表す色とされているため、
イスラム教を信仰している国の国旗で多く見られます。
また有名な「色」×「旗」の組み合わせとしては
”白旗”が地球上で万人に通じるのではないでしょうか?
話が脱線しまして申し訳ありません。
この回答が質問者様のお力になれば幸いです。
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