
ピット戦略で通常、ライバルより後にピットに入った方が、有利と言われますが、それはなぜなんですか?
たとえば、Aが17周目に、Bが19周目にピットに入る予定の場合、Bの方が有利なのでしょうか?
Aがピットに入った後、Bが17、18、19周目は燃料タンクが軽い状態で走るので、プッシュすれば、前に出られるということなのでしょうか?
しかし、Aにも14、15、16周目は軽い場状態なので、当然同じようにプッシュできるわけで・・・・。
いまいち、後に入った方が有利というのが、あまり理解できません。
できれば、詳しく教えて頂きたいです。
初心者の質問で申し訳けありません。
よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
例えば、接近戦を繰り広げるA車とB車が、共にラップタイム1分30秒で周回していたとしましょう。
このコースでピットインすると、停止時間とピットロードの低速区間で合計30秒のロスがあるとする。で、先にピットインしたクルマは、当然重い燃料を積んで、タイヤも新しくてなじんでいないから、1分30秒では次の周を走れない。ここが問題で、いわゆる「“アウト・ラップ”の辛さ」というヤツ。
・・・ですが、実はもっと単純な計算だったりします。
この場合で、A車がピットアウトしてからの(アウトラップの)が、ライバルB車に対して、5秒遅かったとしましょう。
ここであなたの解釈だと「仮に15周目にピットに入ったとして、16周目は、そういう風にA車は遅かった。でも、16周目には今度はB車がピットインする。そして、Aと同様に、次の周のタイムが落ちる。だとすれば、AとBは、同じところを走ってることにならないのか?」ということですよね?
確かに計算上ではそうですが、先にピットに入ると、ピットでのロス=30秒+次のラップが5秒遅くなるとして1分35秒、合計2分05秒で次の周のピットの出口に差しかかります。これに対して、後でピットインした方は、1分30秒+30秒で、合計2分後にピット出口にいることになりますね。
だから後から入ったほうが、ピット出口で前に出る計算になる。更に言えば、後からピットに入るほうはその分フィニッシュまでの周回が少ないから、燃料を入れる時間も短くなるしその分軽いので、なお有利なわけです。
No.5
- 回答日時:
A・B共に同じ燃費として、
"B"のほうが長く走れるとしたら、単純に考えて、"B"はたくさん燃料を積んでいることになります。
そして、燃料をたくさん積んでいる"B"は重いということになります。
重いクルマ"B"が、なぜ軽い車"A"に17周も付いていけたかというと、簡単に言って"B"のほうが速いクルマだからです。
F1は燃料搭載量が10Kg多いと、1周当たり0.3秒~0.5秒遅くなると言われていますが、
質問者様の想定した場面において、"B"は"A"に対して2周分重い燃料を積んでいることになります。
例えば、1周2.5kg燃料を使うサーキットであれば、常に5kg分クルマが重いということになります。
そうすれば、先ほどの値からすると毎週0.15秒から0.25秒、"B"は"A"に対して遅れていくことなり、
17週目には、"A"と"B"の差は2.5秒から約4秒程度離れてしまします。
流石に4秒も離れてしまっては、"A"がピットインした後に、"B"がどんなにがんばっても2周で逆転できないことはお分かりになるでしょう。
ピットイン作戦で逆転を狙うためには、やはり1秒前後の差にしておかなければ現実的とはいえません。
では、差を1秒程度に収めるためにはどうしたらよいのか?
最初にも書きましたが、"B"の持っているパフォーマンスが"A"のパフォーマンスに対して良ければ、
燃料搭載量の差を補って付いていくことが出来るわけです。
"A"がピットインした後、パフォーマンスの高い"B"が全開で2周走ると考えれば、"A"と"B"両車のピットインが終了した後に、
その順位が逆転していてもおかしくないことが想像できるのではないでしょうか。
No.4
- 回答日時:
No.3の者です。
先の回答に一言足りなかったので、ちょっと付け足しを。
A車とB車、接近した2台の位置関係は「A車が前」という前提で話を進めさせてもらっていますので、どうぞそのようにお願いします。

No.2
- 回答日時:
各チームの戦略があるので必ずしも正解では無いのですが分かりやすいところを2つ説明します。
・スタートから最初のピットイン
予選向けセッティングがうまくいった、CARSでスタートダッシュが期待できる等、前でスタートできそうな場合に燃料を多めに積んでスタートします。
後ろから抜かれないように一生懸命走る、抜かれても必死についていく。
という風に頑張っていれば、十分なパフォーマンスを発揮できないまま燃料を消費した前の車がどんどんピットインしていくので、自分が前にいて押さえていた分がマージンとなってリードできる。
・中盤から最後のピットイン
ライバルに対して後にピットインできるという状態であれば、最後のピットイン時の燃料補給時間が短縮される。
これは秒単位の短縮になるので、ドライバーの努力の差より大きい。
それ以外にも燃料供給後の重量が軽くなり、走る周回数も少なくなるのでタイヤへの負担が減って、全力で走れる時間が長くなるというメリットもある。

No.1
- 回答日時:
>プッシュすれば、前に出られるということなのでしょうか?
そういうことですね。
コース上での追い抜きは非常に難しいので、
満タン後の重い車でも、一旦前に出てしまえば、
容易にパスすることができないということだと思います。
14.15.16周は2台とも同条件ですし。
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