
10代より登山をしています(30代はお休みに近かったですが)
今50を越えて、まだ単独でテント背負って登っています。
近頃中高年の登山の危なさが言われて久しいですね。
統計上もやはり50代、60代の遭難が多いです。
やはり自分の力を過信するのでしょうし、自分の限界がわからないのだと思います(ある意味仕方ないですよね)。
結局、いつまでも登れる、できる、と良い方に解釈し、問題(遭難などのトラブルか一歩手間)になって初めてわかる、ということでしょうか?
そこで50代、60代の方に質問ですが。
自分がどのようになったら登山の限界と考えていますか?
***になったら、3000m級の山は止めよう、とか
***になったら 沢(岩)登りは止めようとか決めていることはありますか?
***には、年齢もあるでしょうし、***が出来なくなったら、もあると思います。
皆さんのを参考に自分なりに決めておきたい、と思っていますのでよろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
40代半ばの登山歴30年の者です。
10代前半は単独での低山歩き(滋賀県の比良など)、高校山岳部から岩登りや沢登りを少しずつ始め、大学山岳部ではほぼ岩と沢、冬山で多い年は年間200日ほど山に入っていました。
大学後半から山小屋で数シーズン働き、卒業して社会人になってからはバリエーションルートは"あまり"やらなくなって現在に至っています。私も20代後半から30代後半にかけて、10年弱のブランクがあります。
私は特に中高年登山者が「ハイリスクグループ」だとは思っていません。
統計上中高年登山者の事故が多いのは、中高年登山者の登山者数自体が多いですから当然のことでは。登山人口における中高年(40代~)と若年層の人口比率を考えたら、事故率そのものはたいして変わらないような気がします。
自分の力を過信する、あるいは限界が判らない、というのも、自分を振り返ればむしろ若い時こそ当てはまると思います。というより、そもそも登山スタイルの価値観が限界ギリギリか限界を越えたところにこそ見いだせる、というものでしたから。20-30年前の大学山岳部や一部の社会人山岳会って、そんな雰囲気だったでしょ?
逆説的ですが、「自分の限界」は一度は限界を越えてみないと判りません。その「超えた」時にたまたま運が悪いと事故を起こすわけです。あるいはたまたま運が良いと事故を起こさずに済む、と言った方が良いかもしれません。
また、別の見方をすれば「限界を越えてしまって」ヤバイ状況に陥ってしまってからでも、それからまだ「できること」があるわけです。その状況から「確実に無事生還できる方法」は既にもうないわけですが(だからこそ"限界を越えた"と言うわけで)、少しでも生還できる確率を上げることはまだできるわけで、後は"運"の後押しがあれば何とか無事帰ることができるわけですよね。(あったからこそここでこんな文章も書けるわけですが)
あまり誉められた言い方ではないですが、若い頃特に学生時代なんてのは、例え自分が死んだって親を悲しませるくらいで済んだわけです。
そういう意味では、自分の命はすこぶる軽かったわけで、自分が責任を持っている家族を抱えてしまった今とは自分の命の重さはずいぶん違います。まあ、自分の限界を弄ぶような登山(に限りませんが)はもうできないと思いますね。
というわけで、前置きが長くなりましたが、私の回答は、「自分の限界の3割」に留める、です。まだこのくらいはできる、と自分で思うことの3割程度の登山をする、ということです。
その自分の"限界"は、経験で推し量るしかないでしょう。
明確な基準を作るのは難しいです。登山の"限界"なんてありとあらゆる要素の「総合」で決まるものですから、体力がなくなっても装備を軽くすれば補えますし、クライミング能力がたいして落ちていなくても、天気図をつけなくなって現地で天気図をつける習慣がなくなっていれば、それだけでネガティブな要素が1つ増えているわけです。(たまにつけても昔ほど的確に読めるわけでもないし)
また、天気図をつけなくなって天候に対する読みが甘くなっても、昔より装備が格段に良くなっていますから、結果的にたいしたネガティブ要素ではなかったりします。現役時代はゴアテックスのウエアも化繊のアンダーも持っていなかったので、夏山は綿のシャツに完全防水&透湿性ゼロのウエアでやってましたから、稜線で雨が降れば当時の体力を持ってしても3時間が限界だったのですが、今だったら夏山で1日降られてもたいしたことないし。
ですから、「明確な基準」を設定することは難しいと思います。何か衰えても何かでカバーできるわけですから。
ただ、私は登山で一番大事なのは「体力」だと思っています。もっと正確に言えば「スピード」ですかね。速く歩く能力、です。ぐずぐず歩いていたら雷や前線に捕まるかもしれないし、道に迷ったり転んで怪我したりといった"不測の事態"が起きた時にその分だけ時間的な余裕がなくなりますから。
というわけで、少なくとも単独で歩く時は「コースタイムより早く歩けなくなった時」は、スタイルを変えるべき、と思っています。荷物を減らすか1日のコース設定を短くするか、というところです。
また、荷物を軽くしてもコースタイムより早く歩けなくなった時は、バリエーションルート(沢とか)に入るのはやめるでしょう。
このコースタイムによる判断は、通い慣れたルートで図らないとあまり正確な指標にはならないと思いますけどね。初見のルートだとちょっとペース配分を間違えただけでコースタイムぎりぎりくらいにはすぐなってしまいますから。
ペース配分を完璧に把握している馴れた道で、それでもコースタイムを超えてしまうほど体力が衰えたら、自分のスタイルを考え直すべき、と今のところは考えている、ということです。
回答ありがとうございます。
>少なくとも単独で歩く時は「コースタイムより早く歩けなくなった時」は、スタイルを変えるべき、と思っています
正にこのような方法を聞きたかったです。
「限界」としたのはわかりやすく、質問を端的にするために使ったまでです。登山が「総合」力で決まるのは勿論承知しています。
逆に言えば、それにより体力などが衰えても何とかなってしまうので、「限界」を見失うのではないかと考え質問しました。
その意味で「限界の3割」も納得です(個人的には5割と考えていますが)
しかし、回答いただいたのがいずれも40代後半の方ということで、50-60代の方はどうされているのでしょうか?
こんなことは何も考えないようにしているのでしょうかね?
もす少し待ってみたいと思います。

No.1
- 回答日時:
40代後半男性です。
あなたの言う登山はレベルが比較的高いものだと思います。私は元々そのレベルのものはしようと思っていません。
近年夏の富士山しか登っていません。単独峰の観光登山で高度だけは日本一です。要するに技術は特に必要としない登山で、その他の恐怖(熊とか)の心配が少なく、一人で行っているのに実は集団でいられるものです。これなら60代でも行けると思っています。
登山と言うと範囲が広いので、求めるものに違いが出るのでしょうね。
回答ありがとうございます。
確かに無雪期の里山登山から、厳冬期3000m級登山まで範囲が広かったですね。
初級的登山であれば、限界など考えなくて良いと思いますし、言い出したらキリがないですし、、
概ね中上級くらいを考えています。
1500m以上の山での山中泊を要する歩行。
積雪のある登山。
ザイルを要する登攀。
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