よく、「出会えた奇跡」などと言われますが、これって間違ってますか?『この世界には何十億の人間がいて、
その全ての人に会ってから出会った人に
「出会えた奇跡」というならわかる』と主張する人がいるのです。
私はそれはちょっと極論だなと思いつつうまく反論できません。
その人はどうも「出会えた奇跡」という言い回しが嫌いみたいで、
私は別に好悪は感じないのです。でもどちらかと言えば、低確率で
はあるのかなと思うので、奇跡と言ってもいいのでは?など
いろいろ考えていたらよく分からなくなりました。
どうでもいい質問で申し訳ありませんが、
どなたか納得できる理論的なご意見をお聞かせ願えませんでしょうか?
No.11ベストアンサー
- 回答日時:
一期一会・・・おそらくそういった意味を捉えようとしておられるのではないでしょうか?
数学的な確率解釈の場合、事前確率と事後確率という概念があります。
「出会ってしまった」後から判定すると、「出会う確率」(事後確率)は「1」となってしまいます。
また、「出会う直前」から「出会う確率」を計算すると、おそらく「1」に限りなく近いでしょう。すなわち「出会わない確率」はゼロに近いと思われます。
まさに出会った後では「運命・宿命」的な出会いになってしまうわけです。
しかしながら、そんな風に計算しようとしても、本当に些細な出来事で、出会う・出会わないが決定されることもあります。99%出会えるはずだったのに、突然の出来事が出会いのチャンスを遮り、出会えなくなるといったこともあります。
そういった「出会う前」に起こりえた様々なことを考えるなら、「偶然・奇蹟」的な出会いとして捉えることもできます。
関連した言葉として、「偶有性」と「(弱い)人間原理」・・・
偶有性とは、出会いは出会いでも、他者が遭遇した(出会った)事件に、「もしかしたら、私が遭遇していたかも知れない」という思い・・・
(弱い)人間原理とは、宇宙に人間が出現したということを、奇蹟的に捉えるのではなく、事後的に「人間が存在する」ように宇宙の状態が決まっていたという考え方・・・
これら考え方の背景には、物事が生じる前に立脚点をおくのか、生じた後に立脚点をおくのかといった視点の違いを含め、考える人の思索の程度に応じて、捉え方が変わりうるということがあります。
極端な場合、同じ事象であっても「運命・宿命・偶然・奇蹟」と、全く正反対な物事として捉えうる場合もあるでしょう。。。
ご回答ありがとうございました!
とても難しいですね・・・考えさせられました。
普段私たちが口にする「出会えた奇跡」というのは、
「低確率と思える」という認識の上で何気なく言っていると
思うのですが、私友人が言う、「全ての人に出会ってからなら言える」
というのはそもそも「確立」ではなくなってしまうような気が
するのですがどうなのでしょう?
何にしても、それぞれの捉え方の違いという事でしょうか。
**************************************
皆さん、本当にありがとうございました。
まとめてのお礼で大変申し訳ありません。
No.10
- 回答日時:
「出会い」という現象は誰にでもあるものではないと私は思います。
生身の人間同士の「出会い」もありますが、例えば偶然書棚から引き出した一冊の本がそのひとの人生を変えたというような出会いもあるでしょう。もちろん本を介在した「著者と当人との出会い」ということです。「出会い」をそのひとにとって意味のあるものにするには、やはりその時にはっきり意識するしないにかかわらず、当人に何らかの不足感というか目的意識がなければならないのではないでしょうか。例えば学舎で関係する少なくない偉大な教師との単なる出会いについても、それがそのひとにとって一生における大きな意味のある「出会い」になるかどうかは、相手との相性と当人の心の状態のこらボレーションだということではありますが、最重要なことはやはり自身の広い意味での探究心のようなものが、あるひととの出会いで満たされるというような吸引力が働くわけでしょう。多かれすくなかれそういった現象は日常で起こっているだろうと思いますが、そのひとの人生にとって意味のあるいわゆる「出会い」というのは、やはりめったには起こらず、奇跡に近いものなのであり、その時でなくとも、後から思い出してであっても「出会えた!だから私は変ったんだ」という感慨も起きるのだろう、そんなことを私は考えます。
No.9
- 回答日時:
宝くじに当たるかのような確率を論じても答えはでないでしょう。
これは、世の中に自分が生まれてきたことをどう感じているかと同質になるんじゃないでしょうか。
つまり、自分が生まれてきたこと、自分の存在が取るに足らないくだらないことなら、あらゆる出会いが(たとえ奇跡的確率の出会いがあっても)奇跡と感じる自分が居ませんね。自分が生まれてきたことが奇跡だと感じているなら、あらゆる出会いは、世の中の関係において奇跡ですね。
No.8
- 回答日時:
論理的には説得力が在りませんが、事実を書きます。
出会いはその人の人生の全てを変えてしまいます。貴方の友人も、そのうちに出会いの機会があるかもしれません。そのとき、その友人は目から鱗が落ちるように出会いの意味が判るようになるでしょう。でも、その経験をしない限り、どんな論理を提示した所で、その友人は理解出来ないでしょう。人間の理解には、論理による理解と体得による理解が在るのです。後者について、どんな論理を打つけたところで、相手は納得するものでは在りません。貴方の出来ることは、その友人が幸運にも一生の間のたった一度でも良いから出会いの経験ができることを祈るだけです。
No.7
- 回答日時:
まったく理論的ではない、出会いの奇跡の話?・・・をしましょう。
ノンフィクションです。
暇つぶしに聞いて下さい。
今年の夏でしたが、私の仕事先のお得意さんから、古い建物を解体してほしいと頼まれたのですが
私にとっては専門外の仕事なので断ろうと思っていたのですが
どうしてもやってほしいという事になってしまい、やむを得ず取りかかる事になってしまいました。
機械や重機類は持ち合わせているので、建物を壊すのは簡単にできるのですが
役所の許可や解体した資材の分別と処分や電気関係の取り外しやら、いろいろと大変でした。
電気の取り外しや家電類の処分は知り合いの電気屋さんに頼んでやっていただく事になり、現場に行って見てもらう事になりました。
すでに電気は全く使っていないので、メーター器のところで引き込み線ははずしてありました。
電気屋さんの話では、このメーター器は東京電力に返さなければならないとの事でした。
そんな話をしながら電線やメーター器を見ていた時の事です。
オートバイでヘルメットを被った女の人が現場へスーと入って来たのです。
そして私達がいる所へきて、メーター器をチェックし始まったのです。
何と東京電力の検針の人でした。
慣れた手つきで検針を済ませ、検針表を打ち出して、こちらをどうぞと言って渡してくれました。
電気は使っていないのに何故、と聞くと、使っていなくても月に一回は必ず検針に来るとの事
電気屋さんはその事は知っていましたが、私と電気屋さんは余りのタイミングの良さに唖然としてしまいました。
月に一回の検針の時と、解体工事の電気の打ち合わせが偶然にも一緒になってしまったわけです。
おかげで、東京電力に提出する書類作りが検針表を元に作れるので間違いなく楽にできるという事になり、電気屋さんは喜んでいました。
それにしても、余りにも偶然すぎる出来事だったので驚いたものです。
まあ、奇跡みたいなもんだな?・・・と思いました。
この現場では奇跡の続編?もありました。
解体作業を始めて、金属類の処分をどうしようかと考えていた時に
軽トラックの親父さんが来て、鉄くずがあったら引き取ってやるよ、と言ってくれたのです。
たまたま通りかかった鉄くず屋さんでした。
こちらもタイミングがピッタリでした。
おかげで不慣れな工事もスムーズに運び、無事に済ます事ができたのです。
それにしても、電気の検針の人と一緒になったのはあまりにも偶然すぎて、奇跡だなと思ったものでした。
こんな出会いの奇跡もあります。
何故そうなったのかは分かりません。
分からなくてもマアいいか・・・
或いは神様が・・・なんて思ったりして・・・。
とにかく有り難い事だったことは確かです。
(神様有難う・・感謝・感謝・・・)
No.6
- 回答日時:
産んでくれた両親を、子どもは選べません。
もう、奇跡といってもよい出会いです。生れ落ちる時代を選べません。昭和の十年代に、健康な20歳から40歳くらいの男性に生まれていれば、戦争に兵隊で出征しています。死ぬ確率は、高かったでしょう。平和な豊かな国に生まれるか、戦争(内戦)で貧しい国に生まれるか、これも選択できません。
宇宙の中で、生命は、地球上でしか確認されていません。恐竜が滅んで、巨大隕石でほとんどの生物が死滅したのに、生き延びた生物の子孫が、現在、地球上に存在する生物です。これを奇跡といわずに、なんというのでしょうか。
No.5
- 回答日時:
No.4です。
補足です。幸せになりたければNo.1様のような考えが一番と思います。
人間自体が不合理である以上、不合理な理屈が人間を幸福にすることも大いにあると思います。
理屈をこねる人間は「合成の誤謬」を知らぬ人間と思って温かく接してあげれ良いでしょう。
No.4
- 回答日時:
あまりムードの無いことを言うのも憚られますが
サイコロを振って6が出て「6が出た軌跡!」と言われる時の釈然としなさと同じことです。
サイコロを振った後の世界を6パターンに分けると
サイコロを振って1が出て「1が出た軌跡!」と言っている人間
<省略>
サイコロを振って6が出て「6が出た軌跡!」と言っている人間
各世界の人間の立場から見れば奇跡ですが外部からみれば、ほぼ均等な確率にすぎません。
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