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 日本語を勉強中の中国人です。「大きい」と「大きな」は意味上でどのような違いがあるでしょうか。たとえば、「大きい木」と「大きな木」の違いは何でしょうか。

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

意味上の違いはありません。


どちらかというと、口語では「大きい」、文語では「大きな」といった感じです。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/11/10 22:43

こんにちは。



> 「大きい」と「大きな」は意味上でどのような違いがあるでしょうか。たとえば、「大きい木」と「大きな木」の違いは何でしょうか。

意味の上での違いはないようです。
一つ挙げるとすれば、「大きい」の方がくだけた言い方となるようです。

ご参考までに使用上の違いを挙げておきます。

|【大きい】は、「夢が大きい」「大きく夢みる」のように“述語”として、また、連用修飾語としても使うが、【大きな】は、「大きな…(名詞)」という言い方でしか使わない。

|物事の程度や、かかわる範囲などが大であるという意で名詞を修飾する場合、その名詞が「問題」「影響」など“抽象名詞”のときは、【大きな】を用いることが多い。

・[雄大な]◎大きな/○大きい―事業
・[莫大な]◎大きな/○大きい―損出
・[甚大な]◎大きな/○大きい―被害
・[多大な]◎大きな/○大きい―成果
・[重大な]◎大きな/○大きい―問題

|「顔」「口」や「お世話」を修飾する慣用表現では【大きな】を用いるのが普通である。

・大きな顔をする
・大きな口を利く(=たたく)
・大きなお世話

『小学館類語例解辞典』『小学館日本語新辞典』
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この回答へのお礼

 いろいろ調べていただきありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/11/10 22:47

1mizuumiさん、こんにちは。



んー、日本人は、「大きい」と「大きな」の
意味上の違いは考えない
と、思います。
つまり、意味は大差無い と思っています。

文法的には
「大きい」は「形容詞の連体形」です。活用有り。
「大きな」は「連体詞」です。活用無し。
原形は接頭語の「大 おお」です。
「大」→「大き」古語、形容動詞→現代語の「大きい」、「大きな」

形容詞には「い形容詞」と「な形容詞」の2種類が有ります。
「大きい」は「い形容詞」です。
「い形容詞」は、大き[い]の「い」が変化して
大き[かろう]、大き[かった]、大き[く]と活用できます。
嬉しい、楽しい、大きい、小さい などが「い形容詞」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2%E5%AE%B9% …

では、「大きな」は「な形容詞」でしょうか?
「な形容詞」は「~な」が「~だ、~に」などに変化します。
元気な、静かな、きれいな、平和な などが「な形容詞」です。

「大きな」の「な」を変更すると「大きだ、大きに」となりますが、
日本語には「大きだ、大きに」は有りません。
したがって「大きな」は「な形容詞」では無い と判断できます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2%E5%AE%B9% …

注意
「い形容詞」、「な形容詞」は外国人が日本語を学ぶ時に使う特別用語です。
日本人が学校で日本語を学ぶ時は、
「い形容詞」→「形容詞」
「な形容詞」→「形容動詞」と学びます。

連体詞は活用(変化)が無い。体言(名詞)を修飾する。
この2つの特徴が同時に有ります。
http://study-japanese.hp.infoseek.co.jp/grammar/ … 
http://www.geocities.jp/nm3032nakatsu/kokubun/kb …

私は日本語教師ではないので、正確な説明はできません。
もしかすると間違っているかもしれません。ごめんなさい。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~neko-pp/mokuji-2.htm ← 目次の番号を選択
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この回答へのお礼

 文法上でご親切に説明していただきありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/11/10 22:56

私がかつて回答した下記


http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4618336.html
No.3とNo.4(特にNo.4)をご参考にしてください。

ただ,上記のNo.4で
「8000より 1 大きい かずは いくつでしょうか。」
という例を載せていますが,
「8000より 1 大きな かず」という表現が間違いかと言われれば,間違っていません。

やはり,傾向とか,微妙なニュアンスの違いとしか言えません。


>「大きい木」と「大きな木」の違いは何でしょうか。

多くの日本人は意識して使い分けしていないと思います。明確な区別はありません。
しかし,傾向としては,以下のようです。

「大きい木」
他と比較したり,「何メートル何十センチの高さがあるから大きい」というように,
比較したり,数値で木を見る。

「大きな木」
漠然とした印象で巨大だと感じている


もし,「高さ50メートルの大きい木」と言えば,「50メートル」という値はかなり正確だと感じます。
「高さ50メートルの大きな木」と言えば,「50メートル」という値はアバウト(おおよそ)だと感じます。


あくまでも私にとっては,
・「大きい木」:幹の太さ・高さ・枝の広がりなどの,どれか一つの要素でも大きければふさわしい表現です。
・「大きな木」:幹が太く,かつ,高さが高く,かつ,枝が広がっている木を想像します。


また,今回の質問のNo.2さんの回答の後半が読んでいてとても参考になります。
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この回答へのお礼

 ご親切に回答していただきありがとうございます。こういう回答を待っておりました。とても参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/11/10 23:07

少し補足します。



「大きい」は「形容詞の連体形」です。活用有り。
「大きな」は「連体詞」です。活用無し。
と書きましたが、

「大きい木」の「大きい」が「形容詞の連体形」です。
 形容詞の後ろに体言(名詞)が連なります。

「木が大きい」の「大きい」は「形容詞の終止形」です。
形容詞の後ろには、何も連ならず、終止しています。

「大きい木 形容詞の連体形」と「大きな木 連体詞」の差は、
[後ろに体言(名詞)が連なり、体言を修飾する。]は同じなので、
活用(変化)が有るか無いか が「差」と言えるでしょう。

それと、

「大きな」の「な」を変更すると「大きだ、大きに」となりますが、
日本語には「大きだ、大きに」は有りません。
と書きましたが、

「大きに」は現代語でも使います。
しかし「大きに」の意味は「大きい」ではなく、
「非常に」、「はなはだ」と同じ意味です。
「大きい」の意味で「大きに」は使いません。

また、京都弁では「ありがとう」と同じ意味で、「おおきに」が使われています。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 … 
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …
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この回答へのお礼

 補足していただきありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/11/10 23:09

No.2です。

おはようございます。

辞書の「大きい」の項目に注意点などを見つけました。
ご質問には関係のない言葉との比較や当たり前の記述もありますが、No.4様のおっしゃる大きい=具体性にもかかわるところがあるような気がしますので、ご参考までに挙げてみます。

○広がり・面積に視点を置いていう。
「大きい湖/目を大きく見開く」

※広がり全体の形がはっきりしている場合は「大きい」を用いるが、形があいまいになるに従って「広い」の方が使いやすくなる。

・大きい/×広い―三角形(円・目・紙)
・大きい/△広い―穴(角度)
・大きい/○広い―部屋(庭)
・広い/×大きい―交際(知識)

※広がりや高さだけでなく、それ以外の要素もこめていう場合は「大きい」を用いる。

・大きい[=広くて人口が多い]都市
・大きい[=広くて長い]川
・大きい[=高くて太い]木

○体積のうち、特に高さ・長さに視点を置いていう。
「私より弟の方が背が大きい/大きい針」

※高さについては、下から連続している場合にだけ用い、高い位置や地点については「大きい」といわない。

・高い/×大きい―所に登る

※長さについては、はっきりと形のまとまっている針・鉛筆などにはいうが、糸・ひも・縄のように全体がつかみにくいものには「大きい」を使わない。

○物事の程度や、かかわる範囲などの度合いが甚だしい。
「大きく負ける(勝つ)/大きく引き離す」

※反意語は「小さい」だが、「負ける」「引き離す」などを修飾する場合「小さく」は使えない。

※連体修飾の用法の例の大半は漢語に言い換えることができる。

・[雄大な]―事業
・[莫大な]―損出
・[甚大な]―被害
・[多大な]―成果
・[重大な]―問題

○物事を実際以上に誇張して表現するさま。大げさである。また、えらぶっている。

・大きいことばかり言う
・大きく出る[=高圧的な態度をとる]
・大きく[=えらそうに]構える
・あいつは態度が大きい

※この意は「小さい」と対応しない。
『小学館日本語新辞典』


●一箇所訂正があります。
以下の記述は、「類語辞典」に「大きい/大きな」などと一緒に挙げられていた「でかい」についてのものでした。誤読しておりました^^;

回答番号:No.2
> 一つ挙げるとすれば、「大きい」の方がくだけた言い方となるようです。
   ↓
「くだけた言い方」=「でかい」です。

申し訳ありませんでした。お詫びして訂正いたします。
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この回答へのお礼

 再び参考資料を提供していただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/11/10 23:17

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