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現在cd-rやdvd-rに使われている有機色素は主に『フタロシアニン』
『シアニン』『アゾ色素』『オキソライフ』
の4つがあるようです。
先日雑誌(windows100%11月号)でdvd-rに使われてる有機色素による
記録と保存性の違いという内容が書いてあり
そこには『安価だが保存性の低いシアニンは避けて、光・熱に強い
アゾ色素系のメディアがお勧め』とかいてありました。
又各色素の特徴としてシアニンは『製造コストが安いが、耐光性に
劣るため経年劣化しやすい。焼き込みをした直後ではエラーがなくても
年月が経つと劣化してしまうことも。。。』
アゾ色素は『耐光(紫外線)性・耐熱性に非常に優れ、長期保存に適して
いる。現在のメディアのなかではもっとも多く採用されている。』
オキソライフは『最新の色素。アゾよりも反応速度が低いため、
高速記録に適しているが、その反面、耐熱・耐光性にやや劣る。』
と書いていました。
私自身が好んで使用しているメーカーのdvd-rではシアニンが使用されて
いるようですが、5年程経っても特に大きな変化は起きていません。
又、そのメーカーに雑誌の内容について問い合わせてみましたが、
特に色素に優劣は無く、シアニンでも製造方法によって耐光性・
保存性を高くすることは出来るという回答でした。
フタロシアニンは主に外国製のcd-rで使用しているようで
dvd-rでは『シアニン』『アゾ色素』『オキソライフ』が主に使われて
いるようですが、この3つの色素の特徴或いは大きな違いは何でしょうか?
お分かりの方がいましたら回答の程宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

求めている回答とは違うかもしれませんが,色素の違いだけでは性能は評価できません.


色素といっしょに,いろんな物質を共存させて保存性を上げたりすることは,ふつうのことだからです.また同じ素材でも,基板上に成膜するときの技術や,コーティングによっても保存性能は大きく変化します.
また,保存条件は決定的に重要です.
したがって,最終的には,素材レベルではなく,製品レベルで検討するしかないのです.

実際には,加速試験という方法で寿命を評価しているので,この試験法の妥当性の問題もあります.劣化を加速しなければ評価できませんが,加速倍率の妥当性を評価するのは簡単ではないのです.

そして忘れてはいけないのは,どのみち100年持たせるのは無理,ということです.メディアが大丈夫でも,それを読み取れる機械がなくなるということは避けられません.たとえば,すでに ZIP とか PD とか,消えてしまったものはいくらでもありますね.
現実的な対応は,ある程度信頼のできるメーカーの製品を使うこと,複数のコピーを用意すること,数年レベルで別の媒体への再コピーを行うこと,くらいでしょう.

結局,長期保存を考えれば,その時々で適当なメディアにコピーし続ける,ばかばかしいようでも,これしか現実的な方法はありません.
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この回答へのお礼

回答者さん非常に詳しい回答を頂き有難う御座いました。
私自身最初はいわゆる激安メディアというものを使って
いて何カ月かで再生できなくなったりブロックノイズが頻発
したりしていたので色々なメーカーのディスクを使ってみて
今現在好んで使っているメーカーのディスクに落ち着きました。
回答頂いた様に何年もつかというのは実験結果で
実際dvd-rが発売されてから約10年しかたっていないので
実験結果の通り何十年も保存をした訳ではないですし、
何十年か後にdvd-rを再生する機器があるかどうかは正直わからないですね。
今好んで使用しているメーカーのディスクはシアニンを使用していますが
約5年で特に大きな変化は起きていませんのでそういう意味では
保存性は高いと言えるのかもしれません。

お礼日時:2009/11/11 11:18

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