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先日ニュースでは公職選挙法改正の話が上がりました。
アメリカではオバマが大統領選挙においてtwitterを用いたメディア戦略で見事勝利を収めたことからインターネット参入型の選挙が見直され始めています。

そこで質問なのですが、ネットを使った選挙に有効性はありますか?
私はアメリカもインターネットを使っているなのならば日本も使ってもいいんじゃないか?と思っているのですが…。

A 回答 (2件)

まず、選挙にインターネットの使い方は2種類に分かれると思います。



1・候補者がインターネットを通じて「選挙活動」を行う

2・有権者がインターネットを通じて投票する

1番は候補者がインターネットを通じて自分の政策や価値観・思想などなどを表明することで、有権者に情報を提供することですね。
つまり、ホームページを制作したり自身のブログで意見表明したり、電子メールで支持をお願いしたり、オバマ大統領みたく小口の個人献金を募ったり,,,etc
現在は、『公職選挙法』にインターネットやホームページに関する規定はありません。
『公職選挙法』に

第142条 衆議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書並びに第1号から第3号まで及び第5号から第7号までに規定するビラのほかは、頒布することができない。この場合において、ビラについては、散布することができない。
http://www.houko.com/00/01/S25/100B.HTM#s13


とあり、「文書図画の頒布の禁止」事項に当たるという解釈で、現在はネットでの選挙運動は禁止となっています。
因みに、マニフェストの頒布は別途「第142 条の2」 で規定されています。
で、ここで言う「文章図画」というのは紙に書いた字や図だけでなく、もっと広く人の視覚に訴える方法の事を言います。
例えば、ポスター・はがき・冊子・ネオンサイン・アドバルーン・壁の落書き・地面に書いた文字や絵etc,,,
その中の一つに、インターネットを使ったパソコン画面に文字や図を写すホームページやブログ、電子メールなどもこの中に含まれるという解釈がなされています。

2番は、投票・集計する事にインターネットを使えないかという問題ですね。
こちらはクリアしなければならない課題が1番以上に多いためか、今のところ議論の俎上には乗っていない気がします。
インターネットだと、個人を特定するのが難しく、同じ人が二重三重に投票できたり、サーバーをハッキングして票数を改ざんしたりと、それこそ選挙結果を左右させる事態を招きやすいですから。

ということで、以下は1の「選挙運動」に限って、メリット・デメリットを挙げてみます。

メリット
・速報性がある
・ビラを何千枚も刷って配るよりも、安価で選挙費用が抑えられる
・多様な情報を配信できる
・候補者と有権者の双方向性が高まる
・時間や場所の制限を受けない

デメリット
・ネット環境などのインフラ整備の普及度合いに左右される
・第三者によるなりすましや改ざんによって妨害されるおそれがある
・ネットをよく使う人と余り使わない人とで、情報量の差が広がる
・候補者が多くの人に配信するのに、スパムメールの手法をとられると迷惑メールとかわらない
・候補者がいくつもホームページを乱立させると、情報が混沌として有権者との意思疎通を阻害する可能性がある(安価であることと、双方向性が高いことが逆にデメリットになる)
・バーナー広告などは資金力のある人にしか使えないので不公平である
・インターネットを通じた誹謗中傷が増える


とまぁ、思いつく限りを書いてみましたが他にもあるかもしれません。
ではでは、参考になれば幸いです。
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ネットを通じての選挙は信頼性も含め相当先の事と思いますが、


ネットを通じての選挙活動は絶対に必要で活発化させなければ、
国民は選挙に関心が持てません。
多くの有権者は候補者の政策をはっきり分かっていません。
それを解消するにはネットの活用以外無理です。
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