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民主党に政権が移ってから、自分でも信じられないくらいに政治及び時事問題に関心を持つようになりました。

連日報道されている普天間基地の移設問題について、なぜこれほど白熱した問題になっているのか、どなたか噛み砕いて教えていただけないでしょうか??

誠に稚拙な質問ですが、恥を忍んでお伺いいたします。

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A 回答 (2件)

長いですよ、覚悟せよ(笑)



 まず、この問題を知るには冷戦終結後の米国の戦略変化という問題があります。
 米国は長らく西側諸国の盟主として東側の悪の帝国と対峙していました。しかしソ連が崩壊し、少なくとも欧州で世界大戦が起きるようなことはあるめぇよ、という状態になります。
 一方で、中枢同時テロのような世界大戦とは質の異なる攻撃-しかもどこでそれが起きるか判らない-に対処する必要が発生しました。
 そこで「トランスフォーメーション」ということを行っています。これは
1)従来、国外においていた軍部隊の再配置を行い
2)軍の再編成を行って
3)部隊の展開をより早く効果的に行う事にしよう
というものです。
 これにより、全面的な戦争に至る前に局地的な攻撃で危機の芽を摘む、ということが可能になります(ということになっています)。
 またこれで外国駐留部隊をある程度削減し、コスト(金以外にも、自国民を長期出張させるにはいろいろ大変。末端が犯罪すれば外交問題にもなるし)を下げることにも繋がります。

 一方、日本側からは常々、様々な経緯から沖縄に駐留米軍が多いことから、これを減らしたい、という欲求がありました。
最近では米兵による犯罪(95年の少女強姦事件など)や米海兵隊ヘリの市街地墜落(04年)などでこの論が盛り上がりました。
#但し、在日米軍の犯罪率は日本人や日本内部のエスニックグループより有意に低いとする論もある。これを否定する論もある。確実に言えるのは、人間を集団としてみた場合、犯罪が発生するのは確率の問題なので絶対にゼロにはならない。

 ただし、日本の国防力は国力に比しては弱く、かつ緩衝地帯なく非民主的国家(中・露・北朝鮮)と対峙しているという欧州とは異なった戦略環境があります(欧州は冷戦勝利の戦果として東・中欧という緩衝地帯を手に入れました)。
 このため国防力を補完するため、米軍の存在は必要です。
#極右・左派はなぜか必要ないと思いたがっていますが
##周辺諸国が大軍拡に走る中、軍縮をやるというある意味超危険なことをしていますし。

 そこで、米軍の行うトランスフォーメーションに合わせて、沖縄の基地の統合や、部隊退去を支援しようと決めていたわけです。
 日本に於けるトランスフォーメーションでは
・沖縄に駐留する海兵隊の一部を米国(グアム)に移転させる
・兵隊がいなくなる代わりに、部隊の頭脳である司令部を日本に持ってくる(いざというときは素早く手足となる部隊を派遣することで防衛を行う)
・航空機の訓練場所を見直す
などなどと言うことが行われました。

さて、ココまでが前振りだぞ、と。

 基地統合の中に、沖縄の普天間基地-先述した墜落したヘリコプターが配備されていた基地です-を、廃止して(これを決めたのが96年)、現在別の基地がある辺野古という所の海を埋め立てて新しい航空施設を作って移転させましょう、と日米両政府で合意しました(移転先の合意が05年のこと)。
 地元も渋々ですが、受け入れる方向になっていました。

 で、これを政権交代した人々がちゃぶ台返しのごとく「いや、そうはしませんから」と言い出したのがこの問題な訳です。

ここで問題になるのは
・国同士の約束を国内の問題で反故にして良いのか
・移転先を新しく見つけないことには普天間基地はそのままになる
・さらに、基地移転は極東に於けるトランスフォーメーションのパッケージの1部ですから、これが変わると全体の見直し、下手をすると撤退させるはずの部隊が撤退できなくなるようなことに繋がりかねない
ということ。
 米側から見れば、すでに散々議論して-スタートが前世紀だったことを思し召せ-、移設場所を決めたのにその議論をもう一回蒸し返すの?あの議論で合理的な結論を得たはずだよね?、という不信感の醸成につながります。
 これが発展すると、
・じゃあ、もうめんどくさいから日本分の再配置なし!基地も兵隊の数も減らしません
という方向と
・もう勝手にして。そんなめんどくさい国なんか守る価値無いから
という方向が出てくる可能性があります。
 前者は日本が求めている基地負担の軽減が無くなってしまうわけですし、後者に至っては国が守れなくなる(もしくは現状以上の防衛費負担が発生しかねない)という非常にまずい事態に陥ります。

 現政権ではもう一回検討して
・国外乃至海外にこの基地(に駐留する部隊)を動かせないか
・既に沖縄にある別の基地(米空軍部隊が駐留している)にニコイチできないか
というアイデアがあります。
 しかし、これは既に一回議論して潰れたアイデア。
理由は
・前者に関しては残置される海兵隊部隊と普天間の部隊は一体的に運用されるモノだから、沖縄の外におくことはできない
・後者に関しては、一つの基地に別々の軍種の部隊を置くと混乱が起きて運用できない
というもので、合理性がないというものではありません。

ココまでが大きな問題の整理。

次に小さいが、現在焦点となっている点として、時期的にいつ決めるのか、という問題もあります。
 基地移設というのは当然費用がかかります。この費用をいくら出す、というのは国会で予算として決めなければなりません。これを決めるのは来年1月から始まる通常国会で、そのためのプランニングは今年中にしなければなりません。このため、年内にはどうするか方向性を出さなきゃいけないんじゃないの、という観測が成り立ちます。
 一方、来年1月下旬には基地が移設される先の自治体で首長選挙が行われ(名護市長選)、この結果を見て移転できるかどうか考えるべきだよね、という意見もあり、いやいや、こういう問題はもっと時間をかけなきゃ、という声もある。
 さあ、いつやるのか?

 さらに、普通内閣というのは(ある程度の幅は許容されますが)、同じような考えに立って問題を処理する必要があります。
 偉い人がみんな違うことを言ったら信用できませんし、だれと交渉すればいいのかが判らない。それを首相がキッチリと「こうしましょうね」とリードすべきなんですが、鳩山氏はこれをほどんどしていない。そして、閣僚が実に好き勝手なことを言っている。
 これはまずいんじゃねぇの?ということも問題視されています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

冷戦終結後の問題点から、予算に至るまで本当にひとことでは言えないほど複雑な事情があると知り、大変驚くと共にさらに興味深いものとなりました。なかなか回答が来なかったので、案外深く知る人は少ないのだろうか?と思ってガッカリしていました(++;)
沖縄県民が、単に治安の問題からアメリカ人を追放したい、というレベルではなかったのですね・・・。

回答の為に貴重なお時間を戴き、本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/12/03 07:37

k99さんか全体の背景を説明してるので、具体的な個別の問題(あまり表向きでない)について書きます。



・社民党との連立
民主党と社民党の中には旧社会党系の議員が大勢いますし、労組が主な支持母体になっています。これらの支持者の中には中核や革○など極左団体や朝鮮総連や解放同盟などの組織もあり、下手にアメリカに妥協とかしますと、支持団体が内部分裂しかねない状況にあります。(沖縄には朝鮮総連や日教組を通じて北朝鮮系の浸透がかなりあります(チュチェ思想 沖縄でググればなかなか香ばしいものがいっぱい出てくる))

・過去17兆円の地域振興
沖縄にはこれまで巨額の金が流れており、その名目をともかく実際には米軍基地とその派生問題に対する保証です。つまり問題がなくても問題が解決しても困る人たちが実際にいます。
揉める量=落ちてくるお金。という方程式があります。
(実際に農家のボンボンでベンツ乗り回してる奴らがいっぱいいる)
沖縄には安全保障に危機感を持ってる人や地域に仕事をくれる米軍を容認している人、騒ぎを起こして金を巻き上げたい人や純粋の米軍のない沖縄を目指す人に政治的に反戦を利用したい人など様々な思惑が絡んでいて、どの勢力も自分たちが民意みたいな言い方をするので、部外者には訳が分からない状況にある

・米国の思惑
アメリカは近年、部隊の再編と効率化を進めています。アメリカが世界を負担する事の利益と損出について、このところ損出が大きいく利益が少ないと考えてるのではないか?と思われます。
特にオバマ政権になってから露骨にそれを表すようになりました。東アジアではグアムの機能を集中させることによって効率化とコストダウンを狙っているようですが、日本の立場が曖昧なため、いろいろ中途半端になってる事に対する苛立ちと圧力があるように思います。

・国防・安全保障
野党時代は好き勝手なことが言えた民主党や社民党も与党になるとそれが出来なくなります。国家は国民の安全を守るためにあるという原則や現実にある北朝鮮や中国の脅威。そしてこれまた現実の30万自衛隊という組織。野党時代は憲法9条を念仏のように唱えていればよかった連中が、いざ、決断を迫られた時になんと答えるのでしょうか?
実際に与党内には国民新党や旧民社党系の保守派から旧社会党系の平和憲法原理主義者までいるので、統一がとれずにグダグダになっています

何だかわかりづらい理由はこんなものでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

基地移設問題がこれほどに多くの問題を抱えているとは知らず、とても驚きです。
私は、この移設問題は頻発する米兵の犯罪的行為から、沖縄県民がアメリカ兵を追い出したいが為に発生したものと思っていました。
しかし、それだと辺野古に移設なら意味が無い?と思い質問致しました。k99さんの回答も大変参考になりましたが、さらに各政党の関与も複雑に絡むと分かり大変参考になりました。


回答の為に貴重なお時間を戴き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/03 07:55

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Q米軍基地辺野古移設について教えてください。

よく沖縄基地を辺野古に移転するというお話を聞きます。そのつど、反対を受け未完に終わったという結果が多いような気がします。初歩的な質問で恐縮なのですが、なぜ「辺野古」に移設をしようとするのでしょうか?普天間から辺野古はさほどの距離がないと思います。どういう根拠で辺野古に移設しようとされているのでしょうか?よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

> どういう根拠で辺野古に移設しようとされているのでしょうか?

辺野古の移転予定地周辺には人が住んでいませんが、普天間は街の真ん中です。
辺野古と普天間は近いので、辺野古へ移転しても訓練施設等はそのまま使えますし、基地の地政学的価値も損なわれません。

更に、当初案(自民党案)では離着陸は海上を経由して行われ、市街地や漁港周辺は使わないことになっていたので、事故時にもかなり安全性が向上する予定でした。
後の民主党案では漁港の真上を通るように変更されたので、安全性という面では問題があるプランに変更されています。

自民党案は橋本政権下において基本合意が出来た後、毎年のように総理以下が地元を訪問して環境アセスまで済んでいたところで政権交代があり、鳩山氏がひっかきまわして拗れるだけこじれて現在の状況になっています。これさえなければ、今頃は普天間基地周辺は安全性がかなり高まったはずです。


因みに、普天間基地のすぐ近くに小学校がありますが、危険だからと移転案が出るたびに基地反対運動の活動家が反対して移転がとりやめになっています。彼らにとっては飯の種ですから、危険なままになっている方が良いのかもしれませんね。

> どういう根拠で辺野古に移設しようとされているのでしょうか?

辺野古の移転予定地周辺には人が住んでいませんが、普天間は街の真ん中です。
辺野古と普天間は近いので、辺野古へ移転しても訓練施設等はそのまま使えますし、基地の地政学的価値も損なわれません。

更に、当初案(自民党案)では離着陸は海上を経由して行われ、市街地や漁港周辺は使わないことになっていたので、事故時にもかなり安全性が向上する予定でした。
後の民主党案では漁港の真上を通るように変更されたので、安全性という面では問題...続きを読む

Q沖縄本土になぜ米軍基地があるのか?

学校の宿題でなぜ沖縄本土に米軍基地があるのかを調べるというものがあります。
ネットで調べて
・沖縄は東アジアのほぼ中心にあるので米軍基地を置くことによって
 東アジアでのアメリカの影響力を強めることが出来る。
・アメリカの船が補給などに立ち寄るには、ちょうど良い場所だから。
ということが分かったのですが、この2つ以外になにがありますか?
教えて下さい。
お願いします。

Aベストアンサー

質問者さまが書いている「2つ」は、実は大きなシナリオの小さな理由でしかありません。ちょっと長くなりますが、ぜひ地図を見ながら確認してください。

そもそも、沖縄が米軍の手に落ちたのは、太平洋戦争の結果によるものです。太平洋戦争の発端はいろいろな理由がありますが、その大きな理由のひとつに「日本という国が自分の利益のために、大陸の国が太平洋に出るのを阻止していた」というのがあります。第2次世界大戦までの「大陸の国」とは主に中国とロシア(ソ連を含む)のことです。

この二つの国を見て、ピンとこないでしょうか。日清戦争と日露戦争です。どちらも朝鮮半島における利権の確保が戦争の発端でしたが、どちらも旅順港が戦場になっています。つまり、旅順や朝鮮を取ることで「日本を脅して太平洋に出られるようにする」のが目的の戦争であり、日本が勝利することによって、この二つを押さえ込んだということです。そして日本はこの押さえ込みを継続させるために、朝鮮半島を併合し、満州国を建国して2重3重の押さえ込みを行ったのです。まあ、これが後の太平洋戦争の発端になるわけです。

さて、ここでアメリカという国を見てみます。アメリカは第一世界大戦に参戦することで「新興国」として大きな成果を挙げました。この戦争で勝者になったため、大西洋の管理と太平洋の半分の管理を任されるようになります。任されると書きましたが、大西洋にはUボートが出現していたため、アメリカ軍にとっても大西洋全体を自国軍艦で警備することでアメリカ東海岸に他国の潜水艦を近づけない、必要性も生じていたのです。

翻って、太平洋を見てみると半分はアメリカ、ハワイに基地を置いて効率よく本土(アメリカ西海岸)を守っていました。残りの半分は日本の管理で、日本も効率よく守っており、太平洋は大西洋にくらべて広すぎるため、第2次世界大戦前までは、二つの国が管理を分けるぐらいの広さがあったのです。それでも江戸末期にやっと来訪したペリーの時代からすれば、十分に狭くなってきていました(そもそも、動力を使う蒸気船が発達したから太平洋を渡れるようになったともいえます9

しかし、技術の進歩や経済の発展は太平洋をさらに狭くし、結果として日本の国益とアメリカを含む欧米の植民地政策が衝突するようになります。その結果、太平洋戦争が始まり、日本が負けることになるわけです。

さて、終戦してGHQがやってくるのですが、その前、ドイツが降伏した際に問題が起こります。それはソ連という共産国の出現です。ドイツはアメリカを主体とした連合国にソ連が参加することで、ドイツを東西から挟み撃ちにし、降伏させることに成功していました。その結果占領に関してソ連が「自分たちに大きく分け前をよこせ」と言ってきたのです。これが後の東西ドイツに分かれる原因を作ります。

このドイツ分割統治の結果をみて、イギリスのチャールズ首相とアメリカのルーズベルト大統領はポツダム会談で「日本の降伏の時にはソ連なんかの共産国は抜きで統治しよう」という内密がきまります。
当時の対日本戦ではソ連は中立でしたが「ドイツも片付いたから日本戦に協力する」という打診がきていたからです。

そのため、欧米も日本を早めに降伏させるように日本本土攻撃作戦を急ぎ、沖縄占領なども行います。
結果として、8月8日にソ連は日ソ中立条約を破棄して、対日本戦に参戦、その一週間後に日本は降伏し終戦となるわけです。

アメリカはポツダム会談時の密談がありますので、マッカーサーに指示して日本占領を速やかに進行させると共に、ソ連の参加を断固として拒否します。しかもソ連は降伏している日本に対して、満州や北方領土・樺太で侵攻作戦を行ったのです。

進駐軍として日本を支配下においたアメリカは、そこで初めて「日本と大陸の関係」の意味に気がつきます。なぜ日清・日露戦争が必要だったか、なぜ満州国や朝鮮併合が必要だったか、ということに気がついたのです。
いや、気がついた以上に日本の占領国家ですから、日本を守るために対策をする必要もありました。

そして、アメリカが占領軍として駐留した時代は、明治期とは異なり、ソ連の共産国軍や中国の共産化という「アメリカそのものが国の存亡を脅かされる新しい事態」がでてきていたのです。そしてそれはドイツ占領時に学んだことでもありました。

ここで、地図をぜひ見てもらいたいのですが、結局共産化したソ連や中国は日清・日露で負けて押さえていた欲望「太平洋に出たい」ということを日本が負けたチャンスに達成しようとします。

そして、アメリカは日本が負けたことによって、太平洋全体をアメリカの国防上必要な自国の海とする必要に迫れ、結局日本列島を盾にして、大陸の太平洋進出をアメリカが主体となって阻止することになるわけです。

当然ながら、ソ連も中国共産党も黙っては居ません。朝鮮戦争はソ連の膨張主義で半島まで進出したのを、アメリカを始めとした資本主義側が38度戦で押さえ込んだ戦争ですし、国内争いに勝った中国共産党は台湾に逃げた国民党政府(資本主義政府)の掃討を考えており、アメリカにも「本土にある共産政府を唯一の中国政府と認めよ」と圧力をかけていました。

アメリカはその圧力に負け、共産政府を中国政府として認めたのですが、同時に台湾は資本主義陣営として同盟関係を維持したのです。


さて、これらの経緯は日本が敗戦を受け入れ、GHQが占領政策を始めたときから、アメリカ側の負担となったわけです。

ではアメリカが、のちのちのことを考えて軍を引き上げないで置いておくにはどこが一番便利だったでしょうか。

答え:沖縄(もちろん、北海道にも米軍は大きな基地がありますが、北海道がでっかいので目立ちません。占有面積でいえば、在日米軍使用施設全体の33%が北海道で22%が沖縄です。)

です。そして、ベトナム戦争の発端にあわせてフィリピンとの軍事同盟化(そもそもフィリピンはアメリカの植民地)とグアムの軍事基地化が重要になったわけです。

これにより、グアム-沖縄-日本列島ーアリューシャン列島-アラスカと太平洋の防衛ラインが構築され、現在でもアメリカの自国防衛のために重要な役割を果たしているのです。

しかし、沖縄の役割は日本の敗戦後から今までずっと重要であった、といえます。
ひとつはアメリカと軍事同盟を結ぶ台湾のすぐ近くであり有事の際も平常時も沖縄の米軍が常に圧力をかけられること、ひとつは、北海道と青森の津軽海峡と並んで、対馬海峡や東シナ海の監視、そして朝鮮有事や中国有事の際の即応とこれほど役目の重い基地は他にないでしょう。

こういう大陸国家の意図(特にソ連や中国の強い侵略心)に対して、大きな抑止力になっているのが沖縄の基地であるといえます。

質問者さまが書いている「2つ」は、実は大きなシナリオの小さな理由でしかありません。ちょっと長くなりますが、ぜひ地図を見ながら確認してください。

そもそも、沖縄が米軍の手に落ちたのは、太平洋戦争の結果によるものです。太平洋戦争の発端はいろいろな理由がありますが、その大きな理由のひとつに「日本という国が自分の利益のために、大陸の国が太平洋に出るのを阻止していた」というのがあります。第2次世界大戦までの「大陸の国」とは主に中国とロシア(ソ連を含む)のことです。

この二つの国...続きを読む

Qなぜ米軍基地は沖縄だけが問題になるのか?

日本には沖縄以外にも米軍基地はあります。

なぜ沖縄の米軍基地だけがメディアに取り上げられるのでしょうか?
普天間基地の県外移設の問題とかありますよね?

私は東京都の福生市の近くに4年ほど住んでいたことがありますが、福生市の米軍基地の問題なんて1つも聞いたことがありませんでした。

たしかに住居の近くに基地があると戦闘機やヘリコプターの音が煩わしく感じることもありましたが、それ以上の不満はありませんでした。

私は沖縄の米軍基地を問題にするのであれば、本州にある米軍基地も問題にするべきであり、または自衛隊の基地も問題になっても良いと思います。

ちなみに、沖縄には嫁の妹(30歳)が12年くらい住んでますが、ほとんど米軍の悪口は聞かないと言ってます。

テレビでは沖縄に住んでいる年寄りの集まりが米軍基地の反対運動について取り上げられていますけど、いったいこの問題の本質は何なのでしょうか?

私が思うに、沖縄に住む年寄りだけがナショナリズムが強いことから、反米運動をするのだと思います。そしてメディアは、あまり深く考えずにテレビや雑誌、新聞の材料にしているだけだと思います。

まあ、もっと深く考えれば、沖縄は中国や韓国、北朝鮮と近いので、それらの国々との関係が悪化すれば、沖縄を拠点に戦争が起こるかもしれない。だから沖縄の住民は普天間基地の県外移設を主張するのかもしれません。

それであるならば、沖縄の米軍基地が自衛隊の基地であっても、この問題は無くならないでしょう。

以上、私の疑問と、それに対する思うことを記載致しました。
皆様からの個人的な意見や、私への賛成や反対、それらに関する他のことなどがあれば、簡単にでも良いので、ご返答をお願い致します。

日本には沖縄以外にも米軍基地はあります。

なぜ沖縄の米軍基地だけがメディアに取り上げられるのでしょうか?
普天間基地の県外移設の問題とかありますよね?

私は東京都の福生市の近くに4年ほど住んでいたことがありますが、福生市の米軍基地の問題なんて1つも聞いたことがありませんでした。

たしかに住居の近くに基地があると戦闘機やヘリコプターの音が煩わしく感じることもありましたが、それ以上の不満はありませんでした。

私は沖縄の米軍基地を問題にするのであれば、本州にある米軍基地も問題にす...続きを読む

Aベストアンサー

 なんだか正月早々、血の気の多い人がそろってますね。

 質問者様は福生にお住まいだったとのことですが、ならば東京西部でこれまで中心だった八王子の停滞をしり目に、立川が躍進いちじるしい話は聞いたことがおありでしょうか。これは基地の返還にともなう再開発がきっかけです。いっぽうで、横田基地周辺も最近は人口が増えていますが、この地域はどうしても頭打ちが見えています。基地があるかぎり、どうしても制約が課せられてしまいます。
 よく誤解されている方がいるのですが、戦後基地が返還されて地域経済が衰退した事例はひとつもありません。たしかに基地と経済的に結びついている人は困ったことになりますが、地域という視野で見たときは、これは常に発展の契機になります。ただし、だから沖縄も同じだとは即断できません。沖縄は基地に対する依存度が他地域よりはるかに高いからなのですが、いっぽうでその依存度は下がりつづけています。事態はそれほど単調ではないのです。

 という基地と地域経済の関係があるいっぽうで、実際に横田基地周辺での反対運動が盛り上がっていないのは、この地域の人たちが地元の発展を願っていないからではなく、まず第一にどうせ無理とあきらめているからであり、次にそれほど被害が目立っていないからでしょう。と、地元民であるわたしの周囲の空気はそんな感じです。
 具体的に横田基地をめぐって烈しく争ったことはありませんが、東京西部における砂川闘争でははげしい衝突があったと聞いています。こういう事例が間近にあったおかげで、横田基地では周辺住民との軋轢を起こさないよう努力してきた成果でもあります。
 しかし、それ以上に大きいのは量の問題でしょう。

 沖縄県の基地対策課が出しているパンフレットです。
 http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/documents/kadai_1.pdf
 一読しておわかりになると思いますが、この文章では基地があることを問題にしているのではなく、ありすぎることを問題にしています。
 沖縄本島の18.4%が米軍基地で占められており、訓練区域は2,276平方kmにも達します。在日米軍の人員の68.4%が沖縄におり、基地面積では全国の73.9%です。パンフレットに掲載された地図をみれば一目瞭然ですが、単なる数値以上に沖縄にとって基地は大きすぎる存在です。
 自分の住む地元が発展してほしいと願うのはあたりまえのことであり、沖縄だけはあきらめろというのはいかにも暴論です。沖縄が返還されたおりの約束では「本土並み」だったのですから、この現状は「だまされた!」な気分になってもおかしくないでしょう。

 まさにこの現実を反映して、琉球新報と毎日新聞が昨年度5月に行なった世論調査では、沖縄に基地が集中する現状を不平等だと思う人が沖縄県内では69%もいます。全国平均は33%なのですから、この意識の差は大きいですね。
 ついでに、ネットで見かけるような沖縄を見下したような、あるいは中国と日本だけがあって沖縄なんかどうでもいい、と言わんばかりの言説に接しては、頭にこない人はいません。「中国の手先」と憤る人たちは、図らずも沖縄は日本ではないと言っているのに等しいでしょう。
 メディア情報を鵜呑みにするな、はそのとおりですが、ではそれに代わるどんな情報、見識を持ち合わせているのかが問われます。
 
 アメリカ軍人の数が多いことも、それ自体が問題になります。横田周辺では買い物のおりに見かけるくらいですが、数が増えれば存在感だって増しますし、犯罪だって増えてしまいます。不心得者はどこにでもいるものです。在日朝鮮人・韓国人の存在そのものに難癖を付ける人たちが、なぜこの感覚をわからないのでしょうね。
 おまけに彼らは日本を守るためにいるのではなく、また日本で生きていくつもりもない人たちです。ついでに地位協定によって守られている人たちでもあります。どうしてもその行動は「夜郎自大」と受けとられる側面がついて回るでしょう。その点、自衛隊は日本人が日本を守るためにいるのですから事情が異なりますし、彼らの行動も自然と米軍と変わります。
 あと、海兵隊が中心だから、というのはわたしには判断できませんが、ありそうな話だとは思います。

 質問者様のご親族が米軍基地をめぐる不満を聞いたことがないのは別に不思議でもないでしょう。人間は政治的な問題だけにかかずらって生きているわけではありませんから、まともに社会生活を営んでいる人であれば、この手の話題に出会わないことは珍しくありません。しかし、だからと言って問題がないわけではなく、いったん事が起これば世論という形で眼に見えるようになります。
 運動を焚きつける人がいるから、というのは問題の片面しか見ていません。魚心あれば水心と申しますか、運動を焚きつける人はいつでもどこでもいるものですが、それが実際に盛り上がるには彼らが活動しただけでは無理です。世間のほうでも「もっともだ」と思える素地がなければならないのです。そして、現状ではそう思う人が多いのが現実です。

 沖縄の基地問題の解決が難しいのは事実でしょうが、だからと言ってネットで見られる単調な結論に飛びついていては未来永劫解決などしないのもたしかだと思います。問題を解決するには問題にとり組まなければなりません。今年は少しでも前に進める年になることを願っています。

 なんだか正月早々、血の気の多い人がそろってますね。

 質問者様は福生にお住まいだったとのことですが、ならば東京西部でこれまで中心だった八王子の停滞をしり目に、立川が躍進いちじるしい話は聞いたことがおありでしょうか。これは基地の返還にともなう再開発がきっかけです。いっぽうで、横田基地周辺も最近は人口が増えていますが、この地域はどうしても頭打ちが見えています。基地があるかぎり、どうしても制約が課せられてしまいます。
 よく誤解されている方がいるのですが、戦後基地が返還されて地...続きを読む


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