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自分は心理学を独学で勉強しています。
その中で、教えてほしいことがでてきました。
ジェームズランゲ説、キャノンバード説、シャクター・シンガー説について、
それぞれの特徴をできるだけ分かりやすく教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

ジェームスランゲ説、キャノンバード説、シャクタージンガー説はどれも感情に関する理論で、前者二つが生理学的な理論で後者は認知心理学的な理論です。



ジェームスランゲ説は別名末梢起源説と呼ばれています。基本的な考えは「泣くから悲しい」「逃げるから怖い」です。
ある出来事を大脳が認識すると反射的に身体的変化が生じます。その変化がまた大脳にフィードバックされることによって感情が生起します。
たとえば、好きな人に振られたとき、大脳で自分は振られたんだと理解します。すると反射的に眼から涙がこぼれる。涙を流している状態はすぐに大脳に感覚神経を通してフィードバックされます。この状態について大脳は自分は悲しいから泣いているんだと解釈して「悲しい」という感情を生起します。

キャノンバード説は別名中枢起源説と言われています。基本的な考えは「悲しいから泣く」「怖いから逃げる」です。
ある出来事を大脳が認識すると、脳にある視床を介して自律神経が賦活します。また自律神経の賦活の情報は同様に視床を介して解釈されそれに応じた感情が生起します。先ほどの例でいうと、振られたという出来事が脳で解釈され、その結果自律神経系が賦活し体の臓器に影響を与えます。同時に自律神経系の活動の情報が脳で解釈され自分は悲しいんだと考えます、その結果涙が流れます。

最後にシャクタージンガー説です。これは別名2要因説と呼ばれています。前者の2つの理論は生理現象優位の理論でしたがこの理論は生理の他に認知も重要な要因であると考えます。つまり、同じような生理的現象が起きてもそれは個人の環境の認知の仕方で異なるというものです。
たとえば、今にも崩れそうな吊り橋を美女と二人で渡っているとします。この時自分がどきどきしていても、それが今にも落ちそうな吊り橋に対する不安感から来るのか、美女に対する恋心から来るのかを判断するのは個人の考え方次第だというわけです。ちなみにこれは恋愛感情を説明する吊り橋効果というものです。

わかりやすく説明できているでしょうか。補足や感想などいただけるとありがたいです。
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この回答へのお礼

親切丁寧な回答ありがとうございました。
とても分かりやすかったです。

個人的にはキャノン・バード説を支持します。
やはり、悲しいから泣く。楽しいから笑う。
これが自然な気がします。

心理学は奥の深い学問なのだと、再認識しました。

お礼日時:2009/12/24 09:36

ここに

http://niwango.jp/mobile/search/niwango_wiki.php …詳しくでてますが、ジェームズランゲの悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいとする説がよく取り上げられていると感じます。

心は理論で捉えようとすれば、自説にこだわってこの人たちのように論争するだけで人生は終わってしまうので、やはり実践しなければならないと私は思います。
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この文責者は患者です。

精神病院の臨床心理士、性別は異性の方との接点から印象を起こします。生身の体に銀色の心をまとっているように見えます。体性幹がやわらかなダイアモンドのようでした。J説、キャ説、しゃ説についてはわかりません。十パァセントは回答になっていますかよろしくおねがいします。参考か。独学です・。。
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私も独学で心理学に付いては勉強しています。


今後の仕事(老人介護)にでも役立てればなと思ってますから。
質問者さんの言うような説は基本的に興味は無いですね。
私が思う心理学とはプロファイルに近いものがあるので
例えば「ロールシャッハテスト」なんて野暮な事はしません。
会って、話しを聞いて、逆質問から導いています。
ご参考にならずにスミマセン。

ただ、これだけは言えます。相手を一瞬見るだけで大体の心理が判ります。
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