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- 回答日時:
塔状積雲という雲は、WMO(世界気象機関)の分類表にはありませんが、
積雲の一雲種である「雄大雲」に含まれるものと思われます。
積乱雲は、広く知られている十種雲形の中の雲の一つですね。
扁平雲(積雲) → 並雲(積雲) → 塔状積雲(雄大雲)
→ 雄大積雲(雄大雲) → 無毛雲(積乱雲) → 多毛雲(積乱雲)
積雲が成長していく過程は、おおよそ以上のように考えられます。
塔状積雲は積雲の並雲が次第に発達をし、上部が塔状に盛り上がった状態のものです。
大小様々で、雲型分類表にも記載のない雲なので、高さ・強さの基準は特にないと言ってよいでしょう。
見た目で判断してよい雲ですが、やがて積乱雲にまで発達する可能性を秘めています。
雄大積雲がなおも発達を続け、雲頂が圏界面(対流圏と成層圏の境)付近にまで達すると、
「雲の王」といわれる積乱雲になります。
積乱雲とは定義上、発雷する能力を持った雲を指します。
雄大積雲と無毛積乱雲は、共に「入道雲」などと呼ばれ、見分けがつきにくいものですが、
前者はいくら大きくとも、観測できる範囲では発雷しないとされています。
雷放電が観測されるか予測されるものは、すべて積乱雲と考えればよいことになりますね。
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