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はじめまして。先日私とこの訪問介護のヘルパーが生活援助で、利用者(67歳男性)宅でそこにあった餅を調理して出したところ、喉に詰まらせ、救急車にて病院搬送し今は意識なく頸部から管を入れ延命処置をしている状態です。確かに当ヘルパーが調理して喉に詰まらせた事は事実なんですが、以前から利用者は餅を食べたり、自分で外に出て飲みに行ったり、買い物をしたりで普通の生活をしていたとの事です。また嚥下困難なこともなかったようですが、この場合の責任範囲はどうなんでしょうか?また餅を買ってきた人は責任があるのでしょうか。訪問介護では餅を食べさせたらいけないのでしょうか。

A 回答 (2件)

ご本人とご家族にお見舞い申し上げます。


このような事故における争点は「事故の予見は容易に出来たか」と「事故後の対応は適切だったか」になります。
誤嚥事故で思い出すのは、老人保健施設で起きた死亡事故で蒟蒻による事故です。
この時には献立の煮物か何かに蒟蒻が入っていて、それが喉に詰まって亡くなった事故でした。
遺族は入所当時に嚥下が悪いので注意を促していたにもかかわらず起こった事故として裁判を起こしましたが、結局蒟蒻が入っていることが当たり前の献立であり、またそれなりに小さくして入れていたので事故が起こることを予見するのは困難だとして、遺族側の敗訴となりました。
さて、今回の餅による誤嚥事故ですが、繰り返しになりますが誤嚥することをどの程度予見出来たかが問題になります。
まず一般的には餅は喉に詰まりやすい食べ物と認識されています。
蒟蒻や蒟蒻ゼリー以上に毎年高齢者による餅の誤嚥事故がニュースになるので、ヘルパーが知らない訳はありません。
その点では事業所側に責任を感じることにはなります。
ただし、本人に餅を食べさせるにあたり、事故が起きないような配慮(細かく切断したとか他に詰まりにくいような工夫をしたとか)やヘルパーに事故を起こさない自信をもたらす事情(直前に自身で餅を食べて何ともなかったとか医師から嚥下について問題ないと太鼓判を押されたとかケアマネージャーや事業所で確認されたアセスメントの嚥下の項目では積極的に問題ないと判断されていたとか)があれば責任を問いにくくなります。
あとはヘルパーからは止めたが本人から非常に強い希望(餅を食べさせないと暴れるとか)が出た場合にもいわゆる自己責任の考えになることもあります。
本人が自分で外に行って飲んだり食べたり出来ること自体は特に事業所側の責任を軽くするものではないと思います。
逆に本人は食べたくなかったがヘルパーから食べるのを促していたり、本人の疾患から嚥下が悪くなっているだろうことを予測出来たり、家族やヘルパーに薬が飲みにくくなったとか本人から訴えられて嚥下が悪化してきていることが分かっていれば事業所側の責任は重くなります。
あと、その餅を買って来た人に責任を問われることはまずありません。
ヘルパーが餅を利用者に食べさせてならないことはありませんが、事故が起こりやすい食べ物であることをよく認識した上でなるべく事故の起こりにくいような配慮を行う必要があると思います。
ただし今は事業所として、一人暮らしのご本人とヘルパーの二人の間で起こった、いわゆる「密室」であった事故に関し家族に誠意をもって事実を説明し、お詫びすることが必要です。
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この回答へのお礼

親身なるご回答ありがとうございます。確かに餅を調理して出したことについて、当方として責任は痛感しております。今回は本人が餅を食べたいと言う事で、餅を小さくして調理しました。その数日前にも他の事業所が餅を調理して出していた事がわかりました。いずれにせよ当方は調理したのが原因でこのような結果になったのですから、当然あなた様の言うとおり、そのご家族様に誠意をもって接していこうと思っております。ほんとに有難うございました。

お礼日時:2010/02/10 23:05

ケアする立場の利用者の身内の方にあらかじめ


餅を食べてよいか、餅を調理する危険は等話されたかが
責任の要点です。
食べていたとしてもその方の餅の固さ・大きさ・嚥下作用の
困難さなどご家族にしかわからない部分があります。

それを無視して通常お年寄りに危険だと言われているものを
不用意に食べさせたのなら責任はあると思います。
そのための資格ですから。
ただし
現実の責任問題は会社の損害賠償責任となるはずですが。
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