準・究極の選択

兄弟間の会社経営引き継ぎ上の問題点・注意点について
 父が始めた従業員20名程度の機械工場を20年以上長男(66歳)が継承してきました。此の度、1年前から一緒に働いている四男(50歳)の机上に「体の具合が悪く、他に適当な人がいないから引き継げ」という文書を置いていったとのこと。「此の時勢下、みすみす火中の栗を拾うようだし、かと言って子供のためにも働き続けなくていけないしどうしたらよいか」と東京にいる二男の私に相談がありました。コミュニケーションに問題があることは承知の上で、とっさに「引き継ぐ場合、現在までの概要、今後の見通し、廃業の可能性も含めた資料説明を受けた上で判断する過程が必須」と言ったものの、どんな具体的な問題点、注意点があるのか皆目見当がつきません。ご教示よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

書類判断では



1:前5期分の決算書(諸事情を勘案して作成している場合があるので100%信用は出来ませんが)
  総勘定元帳(経費の使途や現金の流れを把握してください。これが決算書に反映されます)

2:各種契約書(リース等賃借物件・各種加入保険 固定費の見直しの基準にも)

3:給与・法定福利費の支払状況(社会保険・共済・給与明細等)

4:租税納付状況(事業税・消費税・法人税等納税証明書等)

せいぜいこんなもので充分です。

重要なのは、現経営者と顧客廻りを行い(嘱託との立場でもよいですから)次に、会社へ赴きともかく現調ありきではないでしょうか。
何と言っても人間によって事業は生み出され、その交流や関係によって経営は左右されますから。

従業員の士気や心理を読み取り、仕事を与えるのがトップのつとめでもありますから、社内環境も企業存続の重要なポイントです。

社員数からして家族的な環境なのでしょうね。
それ故に、例えば環境破壊的な意地悪いのがいたら、勘当同然に放り出さなくてはならない場合もありますし、家族構成からプライベートな問題の把握、戦力(技術)分析を行いますと結構時間がかかりますよ。
それと後継者候補(番頭でも可)の存在確認でしょうか。
同族企業なりの強み・弱みがあるはずですから、客観的に分析されるよい機会かもしれませんね。
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この回答へのお礼

早速寧事務的な事、対外的、内部人間関係など細かいご配慮の行き届いたご返事ありがとうございました。第三者のご意見は切羽詰まった判断を強いられて視野の狭くなっている弟には打って付けだと思います。コピーしてメールで知らせたいと思います。

お礼日時:2010/04/05 01:07

事業が「個人事業主」か「法人」かによっても違ってきます。



個人事業の場合は税金面がやっかいなので、専門家と相談することをお勧めします。
法人の場合は、資産・負債すべてひっくるめた「事業」は法人のものですから、要は誰が代表取締役で、株主かということにつきます。
長男が代取・株主のままでも事業継続は可能ですが、きちんとしておくなら代取を四男に交代して、株式も譲受しておくべきでしょう。具体的な手続きは司法書士の管轄です。

もう一つ重要なのは金融債務についてです。法人の場合でも連帯保証人や担保提供者が役員個人の可能性があるので、金融機関との協議が必要です。むしろこちらの負担が大きいかもしれません。
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この回答へのお礼

早速のご返事有難うございました。知らないとおたおたするだけで先に進みません。貴重な判断材料として早速弟に知らせました。

お礼日時:2010/04/05 01:16

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