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「伝統工芸士」についてなのですが、いまいちピンときません。

伝統工芸士は資格制度で受験もあり
何年もその仕事に従事していないと受験資格も無いと聞きます。
「その技を後世の代に伝えるという責務を負っている」
「産地における伝統工芸の振興に努めることとなる」
という文言も見受けられます。

しかしその割りに扱いが??
伝統工芸士になったからといって収入が跳ね上がったとか
自らの作るものが急に注目されるようになったとかは特に無いのでしょうし。

伝統工芸士もほとんどは会社の技術社員からのステップアップでしょうから
肩書きと責任が増えただけ、イメージとしては課長から部長に、支店長に
みたいなものと大して変わらないのでは?と。

工芸品を扱うという事で後継者の問題・販路の問題・ニーズの問題など
様々な所で通常の会社よりも厳しいイメージがあるのですが
そこで何年も頑張って受験もうけて「伝統工芸士」になって
他よりも厳しい現状って(実際はどうだか知りませんが)
「伝統工芸士」の意義がよく分からないんですが・・・。

伝統を伝える為の人柱でしょうか?
自己追求・工芸品の完成度の追求であり
知名度や収入は二の次・三の次という考え方なのでしょうか?

A 回答 (1件)

>伝統工芸士もほとんどは会社の技術社員からのステップアップでしょうから



個人の工房で、徒弟制度(雇用関係は結んでいますが)のところもまだあります。
伝統工芸品の種類によっては会社(組織化している)のところもありますが、個人事業主の人もいます。
漆器などのように、複数の種類の違う工芸士のかたたちが携わるものもあります。

一概に会社務めというわけではないです。

大抵のかたは名誉やお金よりも、自分たちの代でその技術の伝承が途絶えることを心配しているのではないでしょうか。

それと、伝統工芸士は、その工芸士が、自分の作品を販売する際において、誤解を招くような表示のしかたさえしなければ、使用できる名称資格の側面もあります。

ちなみに、資格を取得したからといきなり収入が上がるものはほとんどないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
伝統工芸士の形も色々、という事ですね。
会社であっても内部では徒弟関係で動いているのでしょうし。

>自分たちの代でその技術の伝承が途絶えることを心配して~
この部分で各地の工芸品で差が出ていますよね・・・。
メジャーな工芸品は比較的安定した収入があり
外からの入門者は受け入れず、自らの子や孫に継がす「一子相伝」
技術も「門外不出」が多いようなイメージがあります。
マイナーな工芸品では大きく募集をかけても集まらない。

普通の会社の「一つ昇進」のような扱い
>資格を取得したからといきなり収入が上がるものはほとんどない
こういう現状ではメジャーなものに偏る一方だと感じるのです。
それは自然淘汰だと言ってしまえばそれまでですが
「自然淘汰」されないために技を伝える「伝統工芸士」があるのですから
凄く矛盾しているなぁ・・・と。

なんだか考えがまとまらずグダグダになってますが^^;

伝統工芸士って物によって差が激しくメジャーなものは続けりゃ安泰?
マイナーな伝統工芸になると地位やお金は考える余裕も無く伝統を途絶えさせないストレス
本当に達観していないと出来る仕事じゃないのかなと
最近、「人間国宝の漆塗り携帯が2千万」というニュースを見て思った次第です。

お礼日時:2010/04/15 14:47

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