No.2ベストアンサー
- 回答日時:
対連合学習は,本来,記憶研究のための手法であって,
記憶の研究が「言語学習」の名の下に行なわれていた時代に
熱心に利用された古典的研究パラダイムです。
知能の判定に用いたり,
自閉症児と健常児の比較に用いたりというのは
あくまで応用的な利用と考えてください。
対連合学習の具体例は
#1さんの回答で紹介されている論文中に見ることできるとおり,
2つの項目(文字,記号,絵など)を対にしたものを複数対記銘させ,
一定の時間が経過したあとで対の一方の項目(刺激項)を提示して
もう一方の項目(反応項)を再生ないし再認させるというものです。
学校のテストでいうと,
再生は「穴埋め問題」,再認は「多肢選択問題」に相当します。
対連合学習では
刺激項と反応項の類似性が高いと記憶しやすいのですが,
刺激項同士,あるいは反応項同士の類似性が高くなると,
誤反応が増加して再生・再認の成績は悪くなります。
また刺激項と反応項,双方の有意味度や熟知性も記憶のしやすさに影響します。
「スヒ」と「£」の対に比べて
「リエ」と「♀」の対のほうが覚えやすく思い出しやすいというように。
この回答へのお礼
お礼日時:2010/05/30 18:40
ありがとうございます。
知能判定の論文の中に出てきていたので,
Diogenesisさんの説明で理解できました。
丁寧な解説,助かりました。
No.1
- 回答日時:
対連合学習法とは簡単にいうと、全習法と分習法とで自閉症児と健常児に課題を遂行させ、学習条件の差を検討する方法です。
詳しくはURLを参照ください。
参考URL:http://ir.lib.osaka-kyoiku.ac.jp/dspace/bitstrea …
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