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学校の心理学の授業で「古典的条件付けの日常生活での具体例を挙げよ」という課題がでました。

私が考えた具体例は「自分に向かって手をあげられると目を閉じる」というものなのですが、
これは古典的条件付けの例になりますか?

小さい頃に怒られて手をあげてぶたれていた。 (ぶたれる→無条件刺激)
その度に目を閉じて備えてた           (手をあげられる→中性刺激)
今でも手をあげられると目を閉じてしまう。   (手をあげられる→条件刺激、目を閉じる→条件反応)

説明が下手ですみません。どなたかわかる方、回答お願いします。

A 回答 (1件)

心理士で、元大学教員です。



ご質問の「古典的条件づけ」(「条件付け」ではなく、「条件づけ」と表記することが多いと思います)は、「条件刺激の呈示後に無条件刺激を対呈示することにより、条件反応を形成するもの」という説明を受けたと思います。

パヴロフのイヌの唾液条件づけを例にとりますと、メトロノーム音のような「中性刺激(ここでは唾液分泌反応を生じさせないことが確認されている刺激のこと)」を呈示し、続けて肉粉を呈示する「対呈示」という手続を繰り返します。当初は、メトロノーム音に対しては唾液分泌は生ぜず、肉粉に対してのみ唾液分泌が生じますが、やがてメトロノーム音に対して唾液分泌が生ずるようになります。条件づけられる刺激であるメトロノーム音のことを「条件刺激」といい、メトロノーム音に対して新たに形成される唾液分泌反応を「条件反応」といいます。肉粉は「無条件刺激」、肉粉に対する唾液分泌反応は「無条件反応」とよばれます。

ここで注意が必要なのは、条件反応と、無条件反応は同一ということです。

ご質問の具体例は、当初の「ぶたれる」という「無条件反応」に対して、何が「無条件反応」になるのかが、明確になっていません。

また、私の理解では、「自分の目の前で手を挙げられる」という「無条件刺激」に対して、「目を閉じてしまう」という行動が、「無条件反応」としてすでに、結びついているようにも考えられます。

したがって、残念ながら、ご質問の例は、古典的条件づけの例としてはあまり適切ではないように思えますが、いかがでしょう?

大学での課題ですから、ここで具体例を書いてしまうのは、控えますが、上の説明に書きましたように、何が「無条件刺激」で、何が「無条件反応」か、「条件刺激」として「対呈示」されるのは何かという点を、図示して、明確に区別して、もう一度よくお考えになることをお勧めします。
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この回答へのお礼

細かい説明、ありがとうございます。
課題なので具体例を書かないという
お心遣いもありがとうございました。
もう一度、考えてみます。

お礼日時:2014/07/29 09:45

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