天使と悪魔選手権

火力発電(石炭、石油、LNG)の最低出力を教えてください。
今後増えていく最先端のLNG火力ではMACCが主流になると思いますが、出力を60%以下にすると極端に燃焼効率が悪くなると現場の人に聞いたことがあります。今後ベース電源である原子力が増設され発電比率が40~50%になると想定される中、ピーク~ミドル電源としての火力の出力調整範囲が狭まると夜間に余剰電力が生じます。大規模な揚水発電所はこれ以上建設余地がないので、大量の蓄電設備(NAS電池等)が必要になると思います。昔の文献では、最大出力の20~50%程度との記載ありますが、技術の進歩により改善されていると思います。現状の運用状況を燃料別に教えて下さい。

A 回答 (3件)

誤りがありました




>たとえ100万Kwで運転中の発電所が緊急停止しても,その瞬間に他の発電所が出力を下げているので

「その瞬間に他の発電所が出力を上げている」です
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この回答へのお礼

皆様、ご回答有難うございました。
ちょうど、「低炭素電力供給システムに関する研究会」にて太陽光パネルの出力変動対策が協議されており、配布資料の中で水力、火力の出力調整能力が詳細に解説されておりました。

お礼日時:2010/06/10 14:02

貫流ボイラユニットなら30%出力,強制循環ボイラユニットでも50%出力運転は普通にやっています。


これは,石炭専焼,重油専焼,石炭重油混焼どれでもです。

強制循環ボイラユニットでもボイラ変圧運転が可能であれば40%くらいまで出力を下げることは可能です。

LNG火力は経験がないのでわかりませんが,燃焼装置以外は重油専焼貫流ボイラとほぼ同じでしょうから30%出力まで下げることは大丈夫と思います。

あと,ほかの質問で夜間の余剰出力について聞いているようですが,ガスタービン発電所は夜間消費電力が減少すればさっさとユニット停止してしまいます。
ガスタービン発電ユニットは,起動停止時間が短いため,DSS運転が普通に行われます。

通常,火力発電ユニットは系統負荷変化による周波数変化をAFR運転で発電出力を調整しています。
発電出力の上げ下げは,使用燃料やユニット特性などで差がありますが,3~6MW/分位の負荷変化率ですが,AFRの場合瞬間的にこの倍くらいの負荷変化が起きますが,それでもユニットは負荷追従できます。
(かなり厳しい状況ではあります)
このため,たとえ100万Kwで運転中の発電所が緊急停止しても,その瞬間に他の発電所が出力を下げているので,常に消費電力=発電電力とすることが可能なのです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
貫流式ボイラーは10%位まで下げられると、某火力発電所の現場の方から伺っています。
LNGに関しては最新のコンバインド・サイクルはフル稼働時には大変燃焼効率が良いが(1600度の高温維持)、60%を切ると効率が悪くなると某LNG火力の現場担当者より伺っています。元々、最新鋭の高効率LNG火力を設置した目的より、燃焼効率を下げることはナンセンスであると思います。F1レーシングカーを渋滞の街中を走らせることはしないと思います。一般的に、経済効率及び設備の安全使用の観点より、Dailyのピーク対応は水力(揚水)、石油火力が担当し、石炭、LNGはWeekly~季節変動のミドル対応を図り、原子力と水力(流入式)はベース電源という現行の棲み分けが合理的と思いますが、如何でしょうか?
灯油等を燃料としたジェットエンジンの発電設備はピーク対応向きですが、大規模な投資を伴うLNG火力はミドル対応が正しい運用と考えるのですが、如何でしょうか?オペレーションの実例としてピーク対応をしているのか是非教えて頂きたく。
AFR運転は不勉強で知識が無く、早速勉強させていただきます。

お礼日時:2010/06/07 12:05

どのくらい調整能力を持たせるかによって、最悪出力半分の火力発電所を作ればいいだけの話でしょう。

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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
一見、ごもっともな提案ですが、電力各社ともCO2排出量削減、燃焼効率up、安全操業を目指しておりますので、出力調整の目的の為だけに、最新鋭のLNG火力ラインを半分の規模で増設するとは考え難いと思います。規模のメリットを失うからです。(他に手段が無く、本当に最悪の場合は考えられると思いますが)

お礼日時:2010/06/08 15:19

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