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西洋の楽器がなぜ南米で浸透したのか
西洋の楽器がなぜ南米で浸透したのかが知りたいです。
南米ではもともと弦楽器はなく、西洋からもたらされたものですよね。
なぜあんなにも受け入れられているのでしょうか。

たとえばハープだったら、パラグアイでは国民楽器といえるくらい大切な位置を担っているし、
メキシコではマリアッチが有名ですよね。

南米の伝統的な楽器ではなく、宗主国からきた西洋的な楽器を代表的に扱うのには何か理由があるのでしょうか?
そもそもなぜそんなに浸透したのでしょうか。背景を知りたいです。
南米の国民性もあるのかな、と考えたりもしているのですが・・・。
できればそれに関する文献などががあればうれしいです。

A 回答 (5件)

参考URLに中南米諸国の人種構成が載っています。

(メスチソは白人とインディオの、ムラートは白人と黒人の混血です)一番インディオが多いボリビアで55%で半数ちょっとです。したがって植民地化されてからは、宗主国の影響を大きく受けたことは容易に考えられます。インディオの民族楽器に比べて(一般的に言えば)表現力の豊かなギターなどが、インディオやその血を受け継ぐ人にも魅力的に感じらたのだと思います。ほぼ単一民族の日本ですら、ピアノやギターを弾く人の方が、三味線や琴を弾く人に比べて格段に多いこと考えれば、不思議なことではありません。

例えば、ブラジルではパンデイロやクイーカやビリンバウなどのようなユニークな打楽器がギターなどヨーロッパ伝来の楽器とともに使われ、独自なブラジルなブラジルの音楽を作っています。カリブ海でもキューバ、ジャマイカ、ドミニカなど、それぞれ独自のリズムを持つヨーロッパ伝来の楽器を使う音楽があります。これらのリズムの魅力的な音楽の多くは黒人あるいはムラートの多い国で生まれています。すなわち、大航海時代にヨーロッパから人が中南米に移住した白人、そしてアフリカから奴隷としてつれて来られた黒人、原住民の音楽が融合したものとして発達してきたものです。これらが一般にラテンと呼ばれる中南米の音楽です。それに対して、「コンドルは飛んでいく」のようなインディオの音楽はヨーロッパやアフリカの影響を受けていません。「コンドルは飛んでいく」の音源はボリビアのものが多いということですが、これはインディオの率が高いことと無関係ではないと思います。

参考URL:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/8820.html
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歴史的に南米が西洋の植民地だったからです。


言葉だってスペイン語やポルトガル語でしょ?

最初は好き好んでではないと思いますよ。
その後は新しい質の良い楽器と言うことで積極的に受け入れられるようになったとは思いますが。
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1400年頃にコロンブスなどの航海により、ヨーロッパから人が来るようになった。


その少し後に、ヨーロッパではナポレオンの侵攻などにより、中南米に国を追われ
逃げてくる人も少なくなかった。こうしたことが背景にあり、多くのスペイン人や
ポルトガル人によって、あの陽気なラテン系音楽も自然と輸入され、当然、それらの
音を演ずる楽器も持ち込まれた。
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それは、良い楽器だからでしょう。


例えば料理が浸透する場合国籍から問題にしますか。
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先ず、背景はキリスト教と讃美歌です。

これは土着宗教と結びつきながら深く浸透していきました。
次に、西洋音楽が合理的(数理的)に出来ていること。このため、
・教育しやすく、伝播しやすく、保存性も頗るよい。
・心地よい和声の作曲がいとも容易に実現できる。
(手法は輸入したけど、それで自分たちの曲が作れる)
・他の民族音楽と比べさまざまなニュアンスの作曲ができる。
(表現の幅が広げられる)
・16世紀でも西洋音楽で作られた楽曲が既に沢山あった。

そして、そうした西洋音楽を奏でるために作られた楽器が、ハープでありギターであり、バンドネオンです。別の言い方をすると、そうした楽器でないと、西欧音階で演奏するのは不可能か、または不便です。
だから、広がったんだと思います。

文献等は、インターネットで検索して下さい。
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