アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

人間は見たものを全て記憶しているというのは本当ですか?

実は人間は、意識・無意識に関係なく、視界に入ったものを全て、あるいはほとんど記憶しており、ただこの状態だと脳が処理しきれないので、フィルターをかけて必要な情報のみ認識できるようにしているという話を聞いたことがあるのですが、これは本当でしょうか?

最初にこの話を聞いたのは、日本でも何度か放送された、イギリスのスティーブン・ウィルトシャー(Stephen Wiltshire)さんの話です。数秒景色を見ただけで、ビルの窓1枚1枚まで正確に再現描写する能力の持ち主なのですが、自閉症のサバン症候群による能力だそうです。

この番組内で、前述したように、実は人は見たもの(見えたもの)を全て記憶していると解説していたように記憶しているのですが、そうなのでしょうか?

どなたかご存じのかたいらっしゃいましたら、ご教授ください。

※スティーブン・ウィルトシャーさんのサイト
http://www.stephenwiltshire.co.uk/

A 回答 (2件)

大学の教授に人間の脳の記憶容量は無理やり算出すれば10億テラバイトくらいになる、と聞いたことがありますね。

本当かは分かりませんが。
また、人間は見たものをそのまま記憶するのではなく、抽象化して記憶するらしいです。
デジタルカメラみたいに画像そのものを記憶するのではなくて、要素要素に分解して記憶するらしいですね。
顔文字みたいな感じと考えればいいでしょうか?
(^_^)
これだけで人間の顔に見えるのは、実は人間は相手の顔をそのまま記憶するのではなく、上述の顔文字のように単純化して記憶するそうです。
相手を見分けるのに、微妙な毛孔の位置とかまで覚える必要はありませんから大雑把な目鼻口や輪郭だけを記憶するわけですね。
で、思いだす時は、個別の大雑把なデータに加えて、一般的な人間の顔の特徴(目は二つ、輪郭は卵型など)を加えて顔を再構築するとか。
このメリットとしては圧倒的に情報量を減らすことができる、情報に揺らぎが出るので、相手の顔が成長などによって変化しても同じ顔として認識できる、親兄弟などの似た顔を推測できる、などがあります。
反面、正確に思いだせない、といったデメリットもありますが。

しかしながらサバン症候群などの一部の人の場合では写真のようにそのまま記憶してしまうそうですね。
質問のスティーブン・ウィルトシャー氏はこれに当てはまると思います。
では一般の我々も、実は写真のように完全に記憶しているけど思いだせないだけなのか?
残念ながら現代でもよく分かっていません。

実のところ、現代生物学では脳のどこに長期記憶がどのような形で保存されているかすら分かっていません。
記憶に海馬が関わっていることは分かっているのですが、その後の記憶がどうなっているかは不明です。
これからの解明に期待したいところです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳細なご説明をありがとうございました。

とても分かりやすく、また、興味深い内容でした。
やはり脳は、まだまだ分からないことがたくさんあるのですね。

ご丁寧な回答をありがとうございました。

お礼日時:2010/08/25 22:29

学問的に、「そうです!」という答えは…持ち合わせてませんが



普段の何げない行動や、友人との会話なんかの途中で 全く関連性がなのに
突然何年とか何十年とか前に経験した事柄が、脳裏に浮かぶ…

そんな事が そう、頻繁ではないにしても、無いでしょうか?

人は、「忘れる」って事は 無く「思い出せないだけである!」と聞いたことがあります。

政治家先生の「記憶にございません」は、ほとんど知っている事柄でしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早々のご回答をありがとうございます。

最近はテレビで、よく脳科学の分野の先生の発言を耳にすることが多いですが、それらによると、「忘れる」というよりは、「思い出せない」ということのようですね。

ただ、無意識の視覚で捉えた情報をも記憶しているのかが疑問です。

確か他の番組でも、例えば渋谷の交差点ですれ違った人の顔を、実は人は覚えていて、夢に知らない人として登場するというようなことを言っている番組がありました。

もし、視界に入っただけで記憶しているのなら、とてつもないデータベースを人は持っていることになりますね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/25 09:43

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!