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トンネリングの利点について

トンネリング自体は暗号化をしているわけではなく、仮想的な通信路を作るだけというのを本を読んでみました。(暗号化も一緒に使うのは知っています。)
しかし、トンネリング自体の機能として仮想的な通信路を作ることはどのような意味があるのでしょうか?
またトンネリングしなければならない状況というのはどのような状況なのでしょうか?

回答お願いします。

A 回答 (3件)

次のような状況を想定すればいいと思います。



Network-1 ~ Network-T ~ Network-2 という通信環境がある。
Network-1 と Network-2 は同じプロトコルを採用しており,Network-1 ~ Network-2 であれば相互接続が可能だが,Network-T が異なるプロトコルなのでそのままでは相互接続できない。
2つある「~」の箇所にゲートウェイ装置(プロトコルコンバータ)を設置することも可能だが,この場合,Network-T を含めた3つのネットワークの相互接続となってしまうのでこれは避けたい。
Network-1 と Network-2 を相互接続することだけが目的であり,Network-T は単なる通信路の役割さえ担ってくれればいい。さてどうするか?

これに対する解答がトンネリングなのでしょう。

例として,
Network-1 と Network-2 がプライベートIPアドレス網で,Network-T がグローバルIPアドレス網(インターネット)であるなら,トンネリングにより仮想専用線網(VPN: Virtual Private Network)を実現することになりますし,
Network-1 と Network-2 がIPv6を採用しているが,Network-T がIPv4のままであるなら,IPv6 over IPv4 トンネリングによる相互接続ということになります。
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この回答へのお礼

自分の思っている疑問に対して的確な回答で、とても感激しました。
ありがとうございます!!

お礼日時:2010/10/03 09:24

典型的なケースとして、東京と大阪に支社がある会社を考えてみましょう。


ふたつの支社の間で、機密情報を含む色んなデータのやりとりをしたい。しかし間にはインターネットがあり、大切なデータを送受信するほど安全ではない。専用線は高価だから、なるべくなら使いたくない。と、そういう状態です。

この解決方法が、トンネリングです。
一台数万~数十万程度のトンネリングデバイスを両方の支社に置きます。すると、両方の支社がLANで直接繋がっているかのような環境を構築できるようになります。実際には間にインターネットがあるわけですが、これはユーザからは隠蔽され、またデータも暗号化されるため安全に通信が出来ます。
インターネットVPNとかいう名前で呼ばれています。

ユーザがVPNを使って会社のネットワークを使うような場合もあります。
「会社の外からでも社員のパソコンを使えるようにしたいが、仕事のデータを利用する際には暗号化が必要だ。よし、社員は会社の外からはVPNを使って会社のネットワークを利用してくれ」ということは非常によくあります。
やってることは二つの支社の場合と似たようなものです。

トンネリング自体はより広いことが出来ます。PPPoEも一種のトンネリングですし、IPv4とIPv6の相互運用のためにも使われます(Windows Vista以降には標準で「トンネリング デバイス」が存在します)し、言ってみればTCPの通信だってIPでトンネリングされているようなものです。
インターネットの技術としては基本であり、きわめて広い範囲に応用可能なものです。まあ応用というか、利用というか…。
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この回答へのお礼

>言ってみればTCPの通信だってIPでトンネリングされているようなものです。

なるほどこういう視点もあるんですね。これはTCPをカプセル化して送るためですよね。
勉強になりました。また少し考えが広がった気がします。
ありがとうございました!

お礼日時:2010/10/03 09:30

この辺りを参考にしてください。


http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tokusyuu/26l2 …
この@ITサイトのトップから検索すればもっとたくさん出てきます。
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この回答へのお礼

見てみます。ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/03 09:20

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