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私は左翼的な考え方をして、草食系の人間、と自分では思っているのですが、できればたいていの人が平等で、世の中全体が穏健であってくれればいいな~と、ついつい平和ボケ的な妄想を時々してしまうのですが、

そもそも現代社会、というか文明社会というか、この社会はなぜこんなに殺伐としたり厳しいことが多いのでしょうか?

ポリネシア系とか、南の島の部族の生活を描いたテレビだとか文章を見ると、別にみんなこれで良いんじゃないの~と思うことがあります。

先日も、昔カリブ海の島にタイノ族という人々が暮らす島があり、そこでは農業も豊かで、人々は音楽や踊り、物語を楽しんで生活しており、性行為もオープンで、不要なタブーがない…しかしコロンブスがその島を植民地化してから100年でその部族は全滅してしまった…という記述を本で読み、心が痛みました。

一方、その本には、欧米の軍隊はおそらくローマ帝国の軍隊をモデルにしている、と書かれており、完全管理の組織はものすごく強くなる、だから欧米は長く世界に覇権を敷くことができたのだろう…とも書かれていました。

そこで一つの答えが見つかった気がしたのですが、そういうローマ帝国が世界史の根本にあるからこそ、今のような、欧米の原理が幅を利かす世界になっているのでしょうか?だとするとなぜヨーロッパ文明はそういう風に始まったのでしょうか?でも先に述べた南の島的な世界は本当にそこだけの話で、別にヨーロッパじゃなくても世界中の文明が、殺伐とした歴史を持っているわけで、ヨーロッパが特に強かったということですよね…

また今日、南米の現代史についての本を読んでいたら、アメリカがどれほど南米諸国に対して傲慢な振る舞い方をしてきたか、ということが、(以前から大雑把には知ってはいましたが)伝わってきて、イラン・コントラ事件を起こしたレーガンとか、ちょっと利権を確保したい、戦争の予行演習的なことがしたいがためにパナマに侵攻して数千人の市民を殺戮したブッシュ(父)だとか、なんでこういうやつがトップに立てる世の中なんだ?ということが、世の中はそういうもんだと納得するにはあまりにも私には難しいのです。

国際政治にも資本主義にも何かと殺伐とした側面が多々あり、そういうのをヒエラルキーの原理と言うのか欲望助長の原理と言うのか、どう表現して良いのかよく分かりませんが、そういうのの起源って何なんですかね?あまり考えて社会に反感を持ちすぎてオウム真理教みたいになると良くないので、うまくバランスの取れた生き方ができるといいなあ、と思いますけど。

A 回答 (14件中11~14件)

NHKドラマ「坂の上の雲」を見てください。



NHK大河ドラマ「竜馬伝」、幕末の少し前、シーボルトの来日とシーボルトの弟子たち、

蘭学者たちから、西洋の情報は伝わっていました。

明治維新、富国強兵、殖産興行、条約改正と日清戦争、日露戦争、韓国併合など、

日本の150年の歴史をふりかえると、ほとんど戦争ばかりしていたようです。

動物愛護を訴える欧米の人々は、人類の一部を劣等と考えて、地上から抹殺してきました。

戦争は、そんなにもうけるのか?勝ったら、何でもてにはいるのか?

頭を冷やして、考えるときではないでしょうか?

「憎しみからは、なにも生まれない」「核兵器の廃絶をいうなら、きちんと謝罪しなさい」

本当のことを世界に知らせよう。

ウィきりークスにやってほしいこと。2001年9月11日に、本当は何がおきたのか?

あそこから、21世紀は、おかしくなった。
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>世界が平和・穏健と程遠いのはなぜでしょうか?



私は、むしろ世界が平和・穏健に近づいていることを喜んでいる方なんです。
つまり、奴隷貿易で栄えたアメリカでさえも19世紀の中ごろの南北戦争以来奴隷制度を廃止したし、白人の入植者によるアメリカ・インディアンの民族浄化も1890年ごろには終了しましたね。
人類が原爆を投下したのもアメリカによる長崎原爆投下を最後にもう65年も無い状態が続いています。
通常兵器による無差別殺人もアメリカ軍によるベルリン大空襲、東京大空襲、以来65年ぐらい行われていないし、枯葉剤の大量投下による無差別殺人も1970年代のアメリカ軍による大量投下以来行われていない。

たしかに、今でもアメリカ軍はイラクで民間人の無差別殺人を行っている様子がWikileaksで開示されているので、完全なる平和、完全な穏健社会にはなっていませんが、人類史における戦争と殺戮の時代はだいたい終焉し、概ね、平和で穏健な時代になってると考えるのです。

今でも、平和・穏健な人類社会に対立する課題はあって、キリスト教原理主義によるイスラム教原理主義に対する攻撃から、核兵器を減らさない国の大統領にノーベル平和賞を授与するなどという茶番劇まで色々な問題が見られますが、この程度の暴力やこの程度の過ちは、今後も繰り返されるものと考えなくてはならないでしょうね。

今現在、人類の挑戦として残っているのは、麻薬組織の解体や人権蹂躙を繰り返している一部独裁者の退場ぐらいではないでしょうか。この点でも組織的な麻薬撲滅活動やアムネスティなどの非政府組織による死刑の監視など、よい方向に進んでいると家考えています。

女性参政権に関しても、1880年の高知県での婦人参政権運動に端を発し、紆余曲折を得ながら、1918年のドイツ・イギリスでの婦人参政権、1920年のアメリカでの婦人参政権、そして1945年の日本での婦人参政権が確立されましたね。20世紀中に大半の国で男女同権が確立され、いまでは婦人の参政権を制限しているのはイスラム原理主義国の一部が残るだけになりました。

大きな観点で考えれば、これらの挑戦が完了するのも時間の問題で、その後に残る重大問題は、地球の人口抑制問題や天然資源、すなわちエネルギーや水の所有権とその配分問題などではないでしょうか。

これらの問題に関しても、20世紀のアメリカ人のように、原爆とか無差別爆撃、枯葉剤などの暴力手段ではなく、話し合いと条件闘争で解決の方向に向かってゆくと信じているのですが、甘いでしょうかね。
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世界が質問者様のような穏健な考えをお持ちの人間ばかりなら、人類の文明はここまで発達はしなかったでしょうが、かなり平和な世の中になると思います。



ところが、実際の人間の中には「人を支配したい」と思う人や、もっと「食べたい」と思う人が全体の30%ぐらいはいて、・・文化によっていろいろ方法に違いが出るのはNo.1の回答者様が詳しく述べられていますが・・人間の社会の中に争いの種を持ち込みます。

有利に生きようとする人は「文明」を発達させ、そうした欲望の少ない人間を支配し、自分らは権力闘争に明け暮れます。

これにはおそらく高等な霊長類(今生き残っている)の本性なので、もはやどうしようもないでしょう。ただ、チンパンジ-に近いボノボという(ヒト科)類人猿はセックスを儀礼化して平和に暮らしているという報告を見た事があります。・・まあいずれ絶滅するらしいですが・・。

ここでこんな回答をしている私はこの文明社会の恩恵を十分受けているので、質問者様のような自由な発想は出来ないと思います。
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 こんにちは。



 背景事情です。

 わたしはこの日本の国の成り立ちについての江上波夫による征服王朝説にはくみし難いと考えていますが 騎馬民族に特有の社会形成に関する思想については 日本の歴史と社会ひいては世界史のあり方について考える上で有益な情報を明らかにしたと思っています。 

 日本の社会は スサノヲ市民圏とアマテラス公民圏との二階建て構造から成っているとわたしは考えていますが そのアマテラス公民の《統治》の仕方に関して 江上学説はおしえるものがあると考えます。
 自分では何もしないが 全体をまとめる政治力に長けているという統治の能力でありその形式に関してなどなどです。君臨すれども統治せずという象徴ないし権威の存在の問題もあるかと思います。
 この思想傾向が スサノヲ市民圏の企業や組織にも影響をおよぼしていると考えます。

 つぎに挙げられる思想や生活態度の特徴は もっぱら遊牧民族の独占するところだとは思いませんが おそらくそれらと農耕民族との交通や融合という場において 両者の考えも練りあげられて行ったと見られるのではないでしょうか。
 ちなみに 中央アジアのチュルク系の諸民族だけではなく アラブ民族や 一般に北方のゲルマンなどを中心としてヨーロッパ民族も 遊牧騎馬民族だと捉えられています。

 ▲ (『江上波夫の日本古代史――騎馬民族説四十五年』)~~~~
 騎馬民族の社会〔は〕
  1.民主主義的 
  2.主知主義的 
  3.機能主義的 
  4.国際主義的
 といったような 共通な特徴をもち 
  5.優れて人間中心で 
  6.すべての民族に解放的な 自由な性格の
  7.実力優先の社会であった・・・。

 このような古代遊牧民族の社会は 《有形な文明》は持たなかったが 《頭脳の文化》《無形の支配者文明》を持っていたので それがあってこそ彼らは農耕都市文明地帯に征服王朝を建て 多民族の世界国家を建設することができたので またそこにおいては東西の文化を交流させ 地方的な土着の文明 宗教の権威を打ち砕き それらの物質文明を人間中心の理念によって再編成し 様々な世界文明――古代ペルシャ文明 ヘレニズム文明 キリスト教文明 仏教=クシャン文明 アラブ=イスラム文明 ゲルマン=西欧文明などを生成する契機をつくった・・・。
 すなわちそれらの文明は ユーラシア大陸の古代遊牧騎馬民族の《頭脳の文明》 眼には見えない《無形の支配者文明》を共通の根源としてもってお・・・ったのである。・・・(1992 p.347)

 ▲ (同上) ~~~~~~~
 征服王朝が征服している場合は武力による場合ももちろんありますが むしろ軍事力によってではなく 文化的に同化したり 政治・経済的に合作したり 結婚や買収や 盟約や談合や 外交手段などで 戦争による場合と同様な成果をあげて 相手を服属させたり 仲間に入れたりする無血征服の場合が多い・・・。(p.289)

 ▲ (江上波夫vs佐原真:『騎馬民族は来た!?来ない?!』)~~~
 近代を特徴づける
  1.民主主義・
  2.個人主義・
  3&4.植民地活動・ 
  2.実用的な学問・実験の発達
 は 本来 遊牧騎馬民族の間にあったものだと思うんです。・・・

  8.核家族制
  9.契約制 
  5.土地よりも人間を問題にする人間主義 
  7.能力主義 
  1&5.平等主義 
  6.恋愛の謳歌 
  3&4.開拓・植民 
  2&3&7.知識・情報の愛好など
 は 早くから騎馬民族を特徴づけたものです。・・・
 動かざる 農耕的な古代的文明をつくったものと それから 動く 一つ一つは滅びて消えていったけれども それぞれが常にその時代におうじた騎馬民族的な役割を持ったものと その両者によって世界ができているんだと私は思うわけです。(1990 p.115f.)
 ~~~~~~~~~~~~~~
 ☆ そうしてこれらの考え方が うまく機能するか 裏目に出るかなどによっても分かれてくるのではないかと考えます。

 いづれにせよ――もはや端折りますが―― 裏目に出た事態を悪循環のうちに引きずる場合が見られるのではないでしょうか。いちばんの短所は 植民地主義ないし帝国主義という考え方でしょう。地球上のどの土地どの国に対しても 二階から一階を見おろしてよきにはからえという統治のやり方を押しつける場合です。
 騎馬遊牧民が肉食だとすると いまでは農耕民も肉を喰います。或る程度は互いに似かよって来ていましょうか。
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