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現在歯科医院に通院しており、その歯科医院では抜歯は原則口腔外科専門医が行うといわれました。

そこで口腔外科専門医について調べたら、歯科医としての認定、医師としての認定があるようなところは理解しました。

質問は、
(1)歯科医
(2)口腔外科専門医である歯科医
(3)口腔外科を扱う専門医でない歯科医
(4)口腔外科専門医である医師
(5)口腔外科を扱う専門医でない医師(外科医?)
では、口の中の治療として扱える領域は異なるのでしょうか?

昔聞いた不確かな知識ですと、親不知の抜歯で歯茎から出ていないものは外科だと聞いたことがありますが、歯科医では法的に扱えないのでしょうか?

あくまでも、扱える範囲についての質問です。
治療をお願いするかどうかは、扱える範囲の歯科医・医師の中から患者が考えるものだとは思いますので、腕が良い=専門医であれば、専門医へお願いする人が多いことでしょう。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

法律上は扱うことのできる範囲に違いはありません。

完全埋伏の親知らずを抜くのは外科医である必要はありません。歯科医師が抜きます。

患者さんに対して法律や制度に関して説明をすると話がややこしくなってかえってわかりにくくなってしまうため、「口腔外科専門医」という当たり障りのない説明をします。

厳密にいうと、「専門医」という制度が存在しないので、「口腔外科専門医」というヒトは存在しません。口腔外科を専門的に行う歯科医師と医師を漠然と「口腔外科専門医」と呼びます。

実体は
1)口腔外科学会の認定歯科医師および医師
2)歯科大学の口腔外科学講座に所属して口腔外科を専攻している歯科医師(口腔外科学会の認定要件をまだ満たしていないので認定医ではないが、認定医となるために研修をしている)
3)歯科大学の大学院口腔外科学講座を修了した歯科医師(通常は認定医となっているが、まれに認定医の登録をしていない場合がある)
4)歯科治療を行える医師であって、大学の口腔外科学講座に所属し、口腔外科の治療を専門的に行なっている者

などがいます。


歯科医師に関しては現在の認定医制度では扱える範囲に差はありませんが、専門的に行っているかどうかは経験の差になります。

たとえば私は完全に埋まっている親知らずの抜歯を行うのは、1年に1本か2本程度です。しかし、大学病院などに所属して口腔外科を専門的に行っている場合は、近隣の歯科医院から親知らずの抜歯が紹介されてくるので、最低でも年間200本以上は抜きます。

特に名医ではなくて、ただ単に大学病院で親知らずを年間200本以上抜いている、卒業2年目の歯科医師と、年間1本しか抜かない卒業20年の私とで、親知らずを抜くのはどちらが上手だと思いますか?

誰が考えても、卒業20年より、年間200本の方が上手だと思いますよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
御礼が遅くなり、申し訳ありません。

私の地区では、歯科医師では完全埋伏の親知らずを抜くことができない、という説がいろいろな人から聞きます。多分歯科医師が説明の際に勘違いされやすいような言い方をすることが多いのでしょうかね。
それとも、歯科医師としての評判を落としたくないし、そのような治療にリスクがあるからなどで、ごまかしているのでしょうかね。

専門医制度ではなく、認定医なのですね。

大変勉強になりました。

お礼日時:2011/01/06 17:14

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