プロが教えるわが家の防犯対策術!

長野県に住んでいます。
現在、輸入住宅業者の選定で悩んでいます。

A社は基礎内断熱 + 基礎の外側部分にホースを埋設し、シロアリ防虫剤を注入する
これに対してB社(一級建築士)は
基礎内断熱だけでは効果がない、やるなら基礎の内側と外側にやるべきだ、
しかし当社ではシロアリの心配があるので床下にグラスウールを20センチにして入れる

と言われました。
どちらがいいのでしょう??

A 回答 (4件)

基礎断熱の方法は(1)基礎外断熱と(2)基礎内断熱の2種類の方法があります。



北海道や東北北部などの極寒冷地では(1)基礎外断熱が一般的なようです。外断熱の場合、床下まで換気空調をすることによって、基礎コンクリートへの蓄熱を有効に活用できるためです。最近では、鉄筋コンクリート住宅などでも、コンクリートへの蓄熱効果を有効に活用するため、外断熱が主流になってきています。

しかし、外断熱の場合、シロアリの被害にあいやすく、ヤマトシロアリのいない東北北部や北海道以外ではシロアリ対策が必要になります。そういう意味ではA社の提案は妥当と考えます。ただし、ホース内の防蟻剤の最充填を定期的に行う必要があるでしょう。この方法以外にも、外断熱材に防蟻剤を注入した防蟻EPS(ポリスチレンフォーム)という断熱材を使用する方法(こちらの方が主流)もあります。

一方、(2)の基礎内断熱の場合、シロアリの害という点では(1)より有利ですが、断熱性能という点では劣ります。外の冷気がコンクリートを伝わって床下内に侵入しやすいためです。そのため、基礎立ち上がり部(全面)だけでなく、基礎底盤部の外側500mm程度はぐるりと一周、断熱材を敷き詰める必要があります。本州では防蟻対策の観点から、(2)を勧める場合が多いのではないかと思います。

B社の基礎の外側と内側に断熱材を設置し、更に、床下に20cmのグラスウールをシロアリ対策に入れるというのは聞いたことがありません。少なくともグラスウールがシロアリ対策になるという話はありません。また、基礎の外側と内側に施工すれば、基礎コンクリートの蓄熱効果を活用することはできません。基礎底盤部と接触している地熱の取り込みも出来なくなります。
基礎部分から床下への熱の出入りを完全に遮断するという考えだろうと思いますが、これであれば、高性能の断熱材(3種bのポリスチレンフォーム80~100mm、撥水性の高密度グラスウールやロックウール200mm)を床下に厚く敷き詰めるだけにし、基礎断熱は行わない方がコストも抑えられますし、断熱効果も得られます(当然、床下換気は必須となります)。ツーバイの輸入住宅ではこの方法が一般的だと思いますが・・・

シロアリ対策としては、土台及び土台から1m程度の高さまで防蟻剤を塗布することが義務づけられていますが、土台にヒバやヒノキを使う場合はこの義務は除外されます。また、全館空調や常時換気システムを採用される場合は、防蟻剤の土台・柱などの構造材や室内での使用は厳に避けなければなりません。健康障害を引き起こすためです。

ツーバイの輸入住宅とのことですので、建材はSPF集成材だと思います。そのため、防蟻剤の塗布は必須となりますが、どういう防蟻剤を使うのか、どういう空調システムを採用するのか良く確認して下さい。個別の3種換気であればあまり問題ありませんが、1種のダクトセントラル換気などでは問題になります。

シロアリに関しては、床下部分を常に乾燥状態に保ちシロアリを近づけないこと、家の外側で防御することが最も重要です。
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この回答へのお礼

質問の仕方が悪いにも関わらず意図を理解していただきありがとうございました。ご指摘の通りB社は床断熱のみです。換気についてよく確認します。

お礼日時:2011/01/06 21:48

基礎外断熱にして下記の参考URLのミラポリカを使うのが良いかと思います



その際、継ぎ目や配管貫通部及び玄関ドア下など注意が必要です

白ありは怖いですからね・・・

内断熱では、アンカーボルトがコンクリートのヒートブリッジによって結露して腐食してしまいます
基礎の長期的な耐久性にも差が出ます

また、上部木部も外断熱をお勧めします
柱の耐久性が全然違ってきますよ

可能であれば、壁内通気を勧める建築会社が良いと思います

気密や換気についてもきちんと工事をされるところだと尚いいですね。

参考URL:http://www.co-jsp.co.jp/product/product04_1_003. …
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この回答へのお礼

内断熱にデメリットがあるとは知りませんでした。ご指導ありがとうございます。

お礼日時:2011/01/06 21:54

2x4,2x6などの輸入住宅にはSPFと総称される白くてやわらかくておいしい材木が使われます。

土台には米ツガというマツの一種も使われますが、いずれもシロアリの大好物ですので猛毒を使用してシロアリを撃退するしかなく、シロアリを近づけない程の猛毒の人体への害は良く分からないのです。

日本の木材であれば、特に青森ヒバやヒノキはもともとシロアリが嫌う材木ですので、猛毒を使用せず建てることができます。
公庫仕様でもSPFの場合は防蟻剤を義務付けておりますが、青森ヒバやヒノキを使用すれば防蟻剤は無くて良いことになっています。

SPFを使用した輸入住宅で猛毒使用を避けたい場合にには基礎天端をGL+600mm位確保し、ねこ土台で開口率を50%以上確保しておくと、土台も乾燥状態を維持しやすく、シロアリ被害の可能性も減ると言われてます。

湿度との戦いが寿命を決める日本の木造建築では、周囲に下屋を張り巡らすことで土台への雨を回避するという智慧もあります。輸入住宅では注文建築のようには出来ないのかもしれませんが、ご参考まで。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございました。建築士さんにお尋ねしてみます。

お礼日時:2011/01/06 21:50

どちらも取り入れる気にはなれません


白蟻防蟻剤成分は何でしょうか、人体への影響は如何 薬は毒にもなる
グラスウールは湿気を溜め込むので床下には余り使いたくないですね
当方は40年以上前から1階床下;土間コン・栗石300・防湿フィルム2重敷き・捨てコン
工法を取ります・場合によっては電気床暖装置埋め込み;夏冷、冬暖効果はあります
又 白蟻問題には遭遇していません 先ずは人間主体で薬害ない様に
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この回答へのお礼

寒がりなので断熱はとても関心があったのですが難しいんですね。

お礼日時:2011/01/06 21:52

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