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視床下部と大脳辺縁系と大脳新皮質の関係性について知りたいのですが、
自分なりには
視床下部がつかさどる自律神経系の中に
大脳辺縁系と大脳新皮質が所属しているのかなって思って
いるのですが・・・


知っていらっしゃる方は回答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

こんにちは。


中学校の理科を思い出して下さい。我々の神経系は「中枢神経系」と「末梢神経系」に分けられます。
視床下部、及び大脳皮質、大脳辺縁系はみな「脳中枢神経」です。これに対しまして、視床下部の司る自律神経は身体の生理機能を維持するための「末梢神経」でありますから、大脳皮質や大脳辺縁系がこれに属するということは取り敢えずありません。

視床下部といいますのは主に脳幹に集中する生命維持機能を身体に連絡する役割を担っています。このため、我々の生理状態を制御する自律神経はみな視床下部から身体全域に送られています。
大脳皮質といいますのは「感覚・知覚」「認知・思考」「学習・記憶」といった様々に複雑な作業を行い、中枢系では最も高次な機能を持ちます。大脳辺縁系は視床下部の上位に当たり、脳幹中枢のように心拍や呼吸といった特定の役割は持たず、身体内外で起こるあらゆる環境の変化に生物学的な利益・不利益の判定を下しています。ここではこの他に、大脳皮質で処理される知覚や認知情報に対しても判定が行われ、その結果は「情動反応」として自律神経を司る視床下部に伝えられます。そして、これによって起こる生理的な変化を「情動性自律反応」といい、嬉しい、悔しいといった、我々の感情に伴う反応といいますのは全てこの経路によって身体に表出されます。
これを整理しますと、
「大脳:知覚・認知」―「辺縁系:情動反応」―「視床下部:情動性自律反応」
という順番になり、自律神経系が最も下位ということになります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なんとなく自分なりに理解できました。
やっぱりこの分野は難しいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/01 00:52

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