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石油精製プラント等で、よく煙突から火が出て常時燃えていますが、なぜ燃やしているのですか?またそれはエネルギー源として利用できないのですか?

A 回答 (4件)

フレアスタックで燃やす理由は


1 ガス回収ができないから(ガスホルダーが満杯で捨てるしかない):もったいないで済む話。
2 配管内に異常が生じたとき:ガス圧が上がったりしたときにそのまま逃がすと爆発するので燃やしながら捨てる。
3 異常なガスが合成された場合:ラインやプロセスで使用できない、不純なものが生成された場合(インドのボハールではフレアースタックで燃すようにしようとしたが上手く燃えずに近所に拡散してたくさんの死者が出た)

現在では、プロセス制御はかなり最適化されていて燃焼させることは稀ですが、1よりも2,3の事例が多いと思います。燃えているときは異常操業していると思ったほうがよいのでは?

なお、燃やせる量(排ガスの総量)は公害防止協定で決められていますが、ガスの成分については「公害」の面からの規制しかないので、微量成分がどのようなものかは判らないと思います。工場の技術者は「炭化水素です」というでしょうが、いろんな種類がありますし。
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製油所では、皆さんご存じの「黒っぽい原油」から、プラスチック用の原料・ガソリン・灯油・軽油等のかなり均質な製品を生産していますが、そのためには、単純に理科の時間で習った「蒸留(よく丸底フラスコで実験するやつ)」以外にも、かなり多くの行程を経て生産されています。


例えば売れない重油を分解してガソリンを多く生産する装置や、灯油・軽油中の硫黄分を除去する装置・行程です。
こうした行程では、どうしてもガスが発生してしまい、その一部は「LPガス」として製品化、それ以外も製油所内の各種装置の熱源としています。
従って、現在では、製油所から「フレア(炎)」が出ていることは、昔と比べて減っていると思います。
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こんにちは。


>もったいない~

そういう気持ちは大切ですよ。
昔は、石油精製で出るガスは、全部あの装置で燃やして捨てていたんです。
理由は石油精製の装置でガスを扱うことが出来ないからです。。燃やさないと爆発の危険がありますので。

資源が有限で、もったいないという考えで、少しは回収して製品化できない分部でも熱源として利用するようになりました。

現在のそういうプラントでもまだ利用できない分部が燃やされてるわけですね。
もしかしたら、硫化水素を始め発生する有毒なガスを燃やしても大丈夫なボイラーが出来るか、あるいは別な利用方法が開発されるかもしれません。
それまではまだ利用できないですけど、考えつづける事は必要でしょう。
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こんにちは。

それはフレアスタックと呼ばれる装置の事ですね。

精製プラントで出る可燃性排ガスには、バーナーなどに送って発電や熱源に使える分部と、装置の定期修理後の運転再開時などに出る性質が一定しないのでバーナーで燃やすと危険なガス、普通に燃やすと有毒ガスを発生するようなガスなどがあり、そういう分部のガスを燃やして処理する装置です。

参考URLの下の方のQ&Aに説明が書いてあります。

参考URL:http://info.eneos.co.jp/environment/seiyusho/neg …
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございました。
現在、石油精製プラントの近くで仕事をしているのですが、いつもあの火を見て、もったいないなぁと思っていましたが、これでスッキリした気もちで仕事ができます。

お礼日時:2003/09/10 09:38

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