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ふと、疑問に思ったことです。
電気は発電所で作られ電線を通して各家庭や、工場等の電気機器に送電されています。
発電所では、使う量以上の電気が作り出されており、作った電気がすべて使われるのではないはずです。
では、一体残りの電気はどうしているのでしょうか。貯めて置くことは難しいと思いますが、避雷針のアースのように地中にでも放電させているのでしょうか。

A 回答 (6件)

まず、使われている以上の電気を作っていると言うことはありません。

 必要以上の電気を作ってしまうと、電圧が上がってしまうとか周波数が上がってしまうとかの弊害発生します。 では、どのように調整しているかといいますと、各電力会社には、中央給電司令所というものがあり、常に全体の電気の使われ方と作られている量を監視しているところがあります。そこでは、常にコンピューターが監視しており、足りなくなれば増発電・余れば減発電を各発電所に指令しています。(多少の電圧変動・周波数変動は仕方のないところです)というわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
電気というのは、巨大なシステムでもっと大まかなものだと思っていましたが、精密な管理がされているものなのですね。
電気供給の自由化が進むと多方面からの個別の供給を安定した管理をするのが、大変な気もするのですが、やはりコンピュータで電力会社が一元管理はするということでしょうか。

お礼日時:2001/04/19 00:56

shunpakuさんこんにちは


 最近では井戸から水を引いているところが少なくなりましたが、ポンプと蛇口の例を思い浮かべてみましょう。
 蛇口をひねったらいつでも水が出ますが、これは蛇口が閉じている時も水圧がかかっているからです。蛇口を止めたらポンプも止まります。これは圧力センサがついていて、消費が始まったら(圧が下がったら)ポンプを始動し、上がったら停止するようになっているからです。
 電気も同じです。スイッチを入れたらいつでも電気が灯るのは、スイッチを入れていない時も電圧がかかっているからです。では、水の蛇口を止めるように、仮に全消費者が全く電気を使わなかったらどうでしょう?発電器を止めても、水道のように水圧が維持される・・・、つまり電圧は維持されるのでしょうか。いいえ、そうはいきません。電気の世界では送電や配電の部分も消費者なのです。水道でいうなら、配管のあちこちに穴が開いて、水漏れしているわけです。ですから、他の電力消費がない時でも電線の消費を補うために発電器は回さなければなりません。では、水漏れならぬ電気漏れの原因は何でしょう?。この原因は色々あります。代表的なものをあげます。
 まず、発電器自体の軸の摩擦があります。発電器は自分の摩擦の損失を補うために回らなければなりません。次に、電線から空間にむかって弱い放電が起こります。「コロナ損」などと呼ばれていますが、鉄塔の近くに行くと”ジリジリ”と音が聞こえる場合があります。さらに、電線の抵抗による熱損失や、大地や他の電線との間にあるキャパシタンス(コンデンサに相当)が、電気を逃がしてしまったりと色々です。お解りいただけたでしょうか。

 なお、消費自体が少ないと発電器を回す力が少なくて済むので、発電器はやはりスカスカ運転になってしまいます。よって、不要な発電所は運転を止めます。ちょうど、深夜~明け方は電力の需要が少ないので、運転を止める発電所があり、その多くは水力発電所です。水力発電所は水門の開閉で運転開始や停止が楽にできるので、需要に合わせた運転形態になります。逆に原子力発電所は、運転の開始や停止に膨大なコストがかかるので、普通は運転しっぱなしです。火力発電所はその中間で、開始停止というより出力の調整が利く発電所です。こうやって、需要に合わせて電気の発電量は変化させます。
 とすると、損失のために働く割合が一番多いのは、原子力発電かな?(笑)
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この回答へのお礼

大変分かり易い説明です。ありがとうございます。
日常的に当たり前だと思っている事も、疑問に感じ、調べてみると、多くの知らなかった事が如何に多くの人達の力によって成り立っている事かという事が再認識されます。
電気は、スイッチをつければ直ぐに使えるので、水と同じように、あって当たり前のような感覚(水のないところでは、ありがたさが良く分かります)でした。

お礼日時:2001/04/21 06:12

 最近は、火力発電も天然ガス(LNG)が中心になっていますので、運転・停止が短時間で容易にできるようになっています。

また、隣接電力会社との間では、緊急時の電力融通も行われています。

参考URL:http://www.fepc.or.jp/hatsuden/karyoku.html#001
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この回答へのお礼

参考サイトありがとうございます。
発電所の仕組もよくわかりました。
発電効率についても割りと小さいのには、驚きました。

お礼日時:2001/04/19 00:59

現在、商業用電力は三相交流で送電されています。


これは、三本の線に位相を120°ずらした交流を
流すもので、末端で線を結び合わせる(ここを
中性点といます。)ことによりと電圧がキャンセル
されて「ゼロ」になり、ここを接地(アース)して
います。そのため、送られた電力に対する戻りの線
がなくても大丈夫なのです。

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
中性点・--------\     
   |\_______\ 変電所--発電所
   |
   ̄ ̄ ̄ アース

実際には、使用される電力によって若干のずれが
ありますが、基本的にはこの考え方です。

参考URL:http://www.gardencity.or.jp/~andokosh/Elecitmf.htm

この回答への補足

中性点から余分な電気はアースへと流れていくということでしょうか。

補足日時:2001/04/19 00:45
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この回答へのお礼

参考サイトは色々な電気についての説明があり、興味深くみました。ありがとうございます。
エジソンの話しも伝記上の姿と、実世界上の姿の差には、驚きました。

お礼日時:2001/04/19 00:45

電気は、発電と同時に使わなければ自然に消えて


なくなります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

エネルギー保存の法則みたいなものを考えれば、消えるというよりも、何かに変化するのか、どこかへ行くということでしょうか。
kapponさんの言われるように、たとえば、自転車の発電機を考えれば、電球を取り外して、、発電機をつけて自転車を走らせても、別に何も変わらないのだから、消えていってしまうようにも、思えます。
それとも、使わない状態では、新たな電気は発生しないのでしょうか。

お礼日時:2001/04/19 00:26

 おもに夜間の余剰電力を温水器用電源として安売りしたり、バッテリーの役目を果たす揚水式発電所で調整しています。

昼間は、こまめに火力発電所の発電を調整しています。
揚水式発電所
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3901/dame. …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
揚水式発電所のサイトを見てみました。もともと原子力発電の調整の為に作ったものだとは、初めて知りました。
火力発電等による、夜間電力の利用目的だと思っていました。火力発電というのは、細かい調整が可能なのでしょうか。
今年、アメリカで問題となったように、電気量が不足した場合、電圧低下等の障害を起こし、大変な事になるので、たぶん常に余分に電気を作っていて、使用量の数パーセントくらいは、無駄になっているのではないかと思うのですが、上手く発電と再利用をして、プラスマイナスゼロになっているのでしょうか。

お礼日時:2001/04/18 02:54

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