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もし第二次世界大戦が米ソ中独伊連合軍と日英仏枢軸軍の対立構図だったら、どんな結果になっていたと思われますか?

・ナチスがソ連との不可侵条約を維持して、西部戦線に戦力を集中
・日本が米ソ中に宣戦布告(真珠湾攻撃+シベリア出兵+日中戦争継続)
・アメリカが日本のみに敵対(ナチスには敵対せず)
その結果として「米ソ中独伊 VS 日英仏」で第二次世界大戦に突入したという仮説です。

A 回答 (8件)

No.7ですが、回答の続きという事で・・・



太平洋ですが・・・
オーストラリアとニュージーランドはイギリス連邦で戦争もイギリスと共同歩調をとっていたのでイギリスと同じ扱いにしますが・・・また、アメリカは日本のみに敵対とあるので、これらの国々は日本とアメリカの戦争には加わらないと判断しますが・・・

まず、日本がイギリスと組むと南方資源確保の戦略が大きく変化します。マレー半島やシンガポール、ミャンマーの侵攻はなくなるでしょう。
必要なのはフィリピン攻略とその先にある蘭領東インド諸島の攻略かと。
あとはアメリカ領の南方の島々でしょう。
南太平洋の島々、オーストラリアのビスマルク諸島、イギリス領のフィジー諸島、ソロモン諸島、ギルバート諸島、ニュージーランド領のサモア諸島、トケラウ諸島などは日本もアメリカも手を出さない事になり、この方面に根拠地を持つ事はなくなるでしょうし、激しい戦闘が起こる可能性も低くなると思います。

日本がフィリピン、蘭領東インド諸島を押さえ、南からギルバート諸島、マーシャル諸島、ウェーク島、千島列島を結ぶ線で防衛ラインを構築し、一方のアメリカは、南はフェニックス諸島、ハワイ、北方のダッチハーバーを結ぶ線で日本に対抗するでしょう。

アメリカとしては史実通りにオーストラリアを日本攻撃の拠点として使えないので、南太平洋よりも北のハワイを主軸とした戦略になると思います。

日本としては、占領地を固め交通線を防衛し、南方資源を利用して国力・戦力を増強するという基本方針は変わらないでしょう。また、珊瑚海海戦、インド洋作戦なども実施されないでしょうから、戦力の消耗が史実より低下するでしょう。
そして、アメリカの艦隊を早期に叩いておきたいでしょう。殊に、アメリカの工業力は絶大で艦隊の増強は確実です。それでも大艦隊をすぐに建造できるわけでも戦えるようにする事もできません。それなりの時が必要となります。だからこそ早い時期にもっと打撃を与えておきたいでしょう。だから早い時期にミッドゥェー海戦のような決戦を仕掛ける事になると思います。
その結果が悪ければ、もう諦め講和するしかないでしょう。
良ければハワイ攻略の希望が出てくるかもしれません。とても運よくハワイ攻略ができ、さらにパナマ運河破壊などができれば、ある程度、アメリカの反攻を遅らせ鈍らせる事ができるかもしれません。
また日本の海上交通線を破壊するにもアメリカ本土からは距離があり、潜水艦にしてもそうそう効率良くはできないでしょう。
しかし、いずれはアメリカの大艦隊が姿を現し、日本は勝算の低い戦いをする事になるでしょう。

日中戦争での蒋介石は、補給に苦しむでしょう。
アメリカから蒋介石への補給はフランス領やイギリス領を通してのものです。そのルートが無くなります。
あとはソ連ルートですが、果たして援助を許可するかどうか・・・満州を狙うソ連としては蒋介石の力は低い方がいいでしょうし微妙です。

日本のシベリア出兵ですが、樺太の石油を押さえ沿海州を攻略し、その後、ある程度西進でしょう。
制空権がとれるか、シベリア鉄道を寸断できるかが問題でしょう。
極東方面は食料の自給ができません。樺太の石油を押さえ西との交通を遮断すれば、極東方面のソ連軍は苦しくなります。
ただ、ソ連の工業地帯、大規模な油田、食料生産地帯、人口の多い地帯は全てウラルの西です。そのソ連の心臓部に日本は手が届きません。ドイツと戦わないソ連は、それを利用し大規模な軍を時間はかかるでしょうが東に向けてくるでしょう。
そして日本は相当、厳しい戦いを強いられる事になると思います。

なお、アメリカの戦略として日本とソ連の戦いを持続させ両国を消耗させるという手があります。
太平洋であまり早期に決着を着けようとはせず、長引かせ、ソ連と長く戦わせるのです。
ルーズベルト大統領はソ連容認派で大戦中援助しましたが、フーバー前大統領はその方針に反対でソ連の勝利に加担すれば、その膨張主義の野望の片棒を担ぐ事になると批判していました。ルーズベルトの後に大統領になったトルーマンも独ソ戦開始の頃は、「ドイツが優勢ならソ連を助け、ソ連が優勢ならドイツを助け、できるだけ殺し合いをさせるべきだ」と発言しています。
ソ連が日本に勝てば中国へ手を伸ばす事になるかもしれません。それをできるだけ困難にさせるためにも両国を噛み合わせて置くのです。

結局、ドイツはうまくすれば中東に手を伸ばし、ソ連は満州に進出、アメリカは日本を叩いた後、また孤立主義に戻り、日本はアメリカ、ソ連への戦後賠償で困窮し、イギリスは国力増強中、フランスはドイツの傀儡政権、中国は内戦が続き、イタリアはドイツのおまけでうまくいっているという感じになるかと。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。返事が遅くなってすみません。
なかなか鋭い分析ですね。

お礼日時:2011/02/24 18:06

ヨーロッパは・・・


1941年中旬までは第二次大戦の史実通りの展開になるのではないかと・・・
変化する要素が無いので。
ポーランド侵攻、ノルウェー侵攻、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクを含む、フランスを負かした西方戦役、ギリシア、ユーゴもそのままの展開でドイツに征服されると思います。フランスは親独の傀儡政権のビシー政府となるでしょう。
変わってくるのは1941年中旬からで、ソ連と不可侵条約が維持されるなら、ドイツの戦力は地中海方面、中近東方面に増強されると思います。
特に独ソ戦にはドイツの65%の航空部隊が投入され、地中海からも部隊が引き抜かれました。
それまではクレタ攻略作戦などでは航空部隊がイギリス艦隊に大打撃を与え、決してイギリス海軍が地中海で無敵では無い事を実証していました。
地中海と北アフリカの航空部隊が強化されればイギリス艦隊の活動をかなり制約し、アフリカ戦線への補給路や港湾への攻撃もかなり被害を抑え、地上戦の援護もかなり改善される事になると思います。マルタ島の攻略も可能かと。
また、史実では1941年4月にイラクでクーデターで発足した親独政策を支援するため、ドイツは航空部隊をシリア(フランスの植民地でここの軍はビシー政権に忠誠を誓いました)経由でイラクに送り込んでいます。ただし独ソ戦が準備されていた事から少数の部隊でしかなく、すぐイギリスに殲滅されました。
それにシリア・ヨルダンのフランス軍も6月にイギリス軍に攻撃を受け、敗北しビシー政権はこの地を失いました。
しかし、独ソ戦をしないのならシリア、ヨルダン、イラクに航空部隊を中心とした戦力をもっと集中させる事も可能となるでしょう。
ちなみにシリアのフランス軍は敗北したとは言っても局地的な戦闘では何度かイギリス軍に勝っています。ビシー政権からもドイツ軍からも援護されず孤立無援なため敗北を余儀なくされました。もし、ドイツ軍の援護があれば戦況は変わってくるでしょう。
リビア方面からロンメルが攻め、シリア、イラクにも敵がいるとなればイギリス軍はかなり不利な態勢となるでしょうし、エジプトを始めアラブは反英の機運が高まっていました。うまくいけば大きくこの方面の情勢が動いたかもしれません。
なお、ドイツ空挺部隊の司令官であるシュトゥーデント将軍はキプロス攻略とそこからのスエズ侵攻を提案していました。戦局の進展によっては可能となったかもしれません。
あと変化してくるのはイギリスの状態だと思います。Uボートの活躍にどこまで耐えられるか・・・
1942年の時点ではアメリカが参戦していたにも関わらず、多くの船が沈められ必要な物資の輸入量が不足していました。
商船の燃料までが不足し、軍用のを一時的に回したぐらいです。
海上輸送路が脅かされては資源、食料、燃料までもを輸入に頼るイギリスはいつまでも戦えないでしょう。
アメリカが対ドイツで参戦しないのなら大西洋の戦いは酷い結果になるのは確実だと思います。
いつかはドイツと講和するしかなくなると思います。講和して海軍力を増強して時節の到来を待つ事になるかと。
イギリスのフラー将軍はアメリカの参戦前の時点について「イギリスは独力では勝てない」「アメリカの助けがないとあってはイギリスは平和の話し合いを求めるしかあるまい」と語っています。
イギリスはドイツと講和してかなりの譲歩をするしかないかもしれません。

太平洋は・・・すいません。ちょっと文字が足りなさそうなので、もう一回回答させて下さい。
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>ドイツが分断されていなかったら、米ソの対立とかにも微妙に関係してきたと思いますが、この点に関してはいかがお考えですか?



そのお話はすでに東西ドイツが合併しましたし、ソ連が崩壊して資本主義国家になりましたのであまり意味がないと思います。ただ、ドイツは国土が大幅に縮小されたことは残念に思っていることでしょう。でも考えてみれば白ロシアやバルト三国が独立したのでロシアが得たのは結局カリーニングラードだけなんだよね。
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます。

>そのお話はすでに東西ドイツが合併しましたし、ソ連が崩壊して資本主義国家になりましたのであまり意味がないと思います。
この質問自体があまり意味がないかもしれませんが、もし、私の仮定なら ソ連の崩壊も実際より早かったのか遅かったのかも分かりません。

>ただ、ドイツは国土が大幅に縮小されたことは残念に思っていることでしょう。
私の仮定だと、一番得をしたのはドイツで、一番損をしたのはフランスだったでしょうね。私の仮定の場合、ドイツはフランスとポーランドの一部を自分の領土にし、強大な国家になっていたと思われます。 フランスは第2次大戦でドイツに負けたものの、連合軍についていたからよかったものの、枢軸軍についていたら悲惨だったと思います。 それによって、ドイツはフランスよりも圧倒的に優位な立場にいたはずです。また、ドイツが力を付けると、今度は戦後、ドイツがアメリカやソ連と対立して3つ巴の仕組みができていたと思います。そうすると、アメリカはヨーロッパに力が及ばず、東欧はドイツとソ連に挟まれて
実際より緊張状態が強かったでしょう。東欧で民主化が進み始めたのも、ドイツの再統合がきっかけですから、最初から ドイツが一つの国だったら アメリカやイギリスの影響も及びにくく、民主化が大幅に遅れた可能性はあります。
まあ、私の仮定だと、イギリスは実際のイタリアのように国際的な立場も弱く、 ヨーロッパではイギリスだけが アメリカとは英語の誼でアメリカの属国のようになり、ヨーロッパでは浮いていた存在になっていたでしょうし、フランスとも仲が悪かったでしょう。 まあ、どっちみち、日本は大して変わらなかったような気がしますね。

お礼日時:2011/02/09 19:45

・日独伊防共協定を結ぶ関係なのに何故「独伊VS日」の構造になるのか


・日本が何故シベリア出兵をするのか
・日本と英仏が何故軍事同盟を結ぶのか
・米ソと独伊が何故軍事同盟を結ぶのか

この説明が全然無いのですが、そこの所はどうなのでしょうか。


「もし」じゃない現実世界においては、
日本は対ソ戦を行う気はありませんし、
独ソ間で締結されたのは不可侵条約であり軍事同盟ではありませんし、
ラパロ条約時ならまだしも、モロトフ=リッペントロップ協定時において独ソはお互いの事を信じちゃいませんし、
ドイツの目標は東方生存権の獲得ですが、あの時期に手を出さないとその夢を叶える事が完全に不可能になりますし、
米独が接近し軍事同盟を組む必然性は全然ありませんし、
満州事変から支那事変、仏印進駐で日と英仏間の関係は冷えていますし、
米と英仏で対立する要因が無い以上、戦争する理由もまたありません。


質問者さんの想定する「もし世界」を実現する為には、歴史を弄くりに弄繰り回さねばならないのですが。
そこのところはどうお考えなのでしょうか?
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アメリカがついている方が絶対に勝利。



大体、月刊正規空母、週刊護衛空母みたいに生産していた国ですよ。
他国が戦闘機を作るペースで重爆撃機を作った国ですよ。
史実では、英国やソ連に大量の武器を輸出していた国。

物量の差で、アメリカ側が絶対に勝利。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

私はもっと惨敗していたとさえ思いますよ。質問でも、日本が勝っていたらとは明言していません。
ただ、独ソが手を結び、アインシュタインがナチスに協力していたらどうなっていたかは分かりませんが、この戦争は独ソの対立が引き金ですから、その可能性は低かったでしょうね。

お礼日時:2011/02/08 22:52

日本とイギリスとフランスの連合ならば、日本は戦力外通告です。


帝国主義のキャリアが長いヨーロッパ諸国が、戦中の日本のように自己陶酔するとは
考えにくい。おそらく、日本を消耗させて講和を結ぶでしょう。

>>日本が米ソ中に宣戦布告
これを長期間支えるだけの物資が日本にはなく、アメリカが日本を集中的に狙うのだから
どう考えても勝ち目がない。どうやって、この状況を切り抜けられるのかな?
どうせ、何かを妄想するのならば、将来における戦略を構築してみましょう。
何の益もありません。
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国力からみて、日英仏枢軸軍のゴロ負けです。


議論、検討の余地なし。
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この回答へのお礼

私も負けていたと思います。でも、米ソ関係とか大きく違っていたのではないでしょうか?

お礼日時:2011/02/08 22:41

勝ち目なしです。


当時の強さの順番は、
1.アメリカ
2.ドイツ
3.ソ連
4.イギリス
5.日本
6.フランス

ベストスリーに中国とイタリアがおまけで付いてそれに4位以下三国で対戦するなんて無茶です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

いずれにせよ、日本は負けていたと思いますが、微妙に今とは変わったいたと推測されます。特に、ドイツが分断されていなかったら、米ソの対立とかにも微妙に関係してきたと思いますが、この点に関してはいかがお考えですか?

お礼日時:2011/02/08 22:39

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