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ドストエフスキーの「罪と罰」を読みました。感想なんですが・・・難しい(^^;)
大体のストーリーは把握できましたが、なにか物語を通して作者が訴えたかったこと、精神、思想のようなものが「あるような気がする」のですがわかりませんでした。

「罪と罰」を読んだみなさんで感想、解説なんでもいいので教えてください!また、「罪と罰」のどのようなところが評価されているのかといったところも知りたいです。よろしくお願いします!

A 回答 (3件)

私も、「罪と罰」大好きで、もう何回も読みましたが、何回読んでも新たな発見があるなと思いました。



「罪」とは原題(ロシア語)では「一線を越えてしまうこと」の意味で使われていて、単なる犯罪とは別の単語なんです。わたしは、それにも注意してこの本をよみました。

人には越えてはいけない一線がある・・・・それを越えると・・・・というのがこの小説の取り上げている大きなテーマだと思うのです。

その一線とは、100人いれば100通りある。登場人物も生活に、あるいは精神にそれぞれの問題を抱え、それでも生きていく様が描かれていると思います。

評価・・・・むずかしいですが、ロシア文学の世界でも別れているのは確かです。興味がありましたら、原卓也氏や井桁貞義氏がドストエフスキーについての一般向けの本を出版されてますので、ご覧になってはいかがでしょうか?

ちなみに私、スヴィドリガイロフが好きです・・・・
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評論家の呉智英氏は、この小説は「犯罪小説の一級品」であり、「肥大した自我が陥った犯罪と考えれば、近代社会がこれから克服しなければならないテーマを先取りしている」と言っています。



私の意見としては、「ドゥーニャとソーニャの二人の女性が魅力的だ」ということです。

「難しい」と思う前に「おもしろい」とは思いませんでしたか。
私には、とてもおもしろい小説でした。
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この回答へのお礼

「ドゥーニャとソーニャが魅力的」確かに魅力的だと感じました!ただ、もちろん面白さはありました(面白くなければ途中でやめていますから)がやはり私には難しさのほうが大きかったかもしれないです。ありがとうございます。

お礼日時:2003/09/09 22:22

そうですね・・・


いろんな不公平と、いろんな幸せがテーマやと、
私は解釈していますが。

たとえば、心がやさしいが故に、娼婦をして金を稼いでいる少女。
それを逆手に取る金持ち。
姑息なやり方で、金に執着するが、最後にはそれをすべて残して死ぬ老婆。
革命を正しいと信じるものの、その強引さで暴走する青年。

何が正しいんだ、と。
正しい事なんてないんじゃないのか。と。
正義を振りかざせば殺人も認められるのか?
正義を振りかざせば、職の差別などないと言えるのか?
正義を無視すれば、人間関係の一切から逃げられるのか?

そんな疑問が、かたちになっている気がします。

人間が考えるようになったから、抱えた罪。
人間が考えるようになったから、できた罰。

それがテーマなような気がします。
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