人生最悪の忘れ物

デノンのホームページで
プリメインアンプの「PMA-1500SE」と「PMA-2000SE」の
ブロックダイアグラムの画像を比較していたのですが、
『PMA-1500SE』にはフラットアンプはないのですが
『PMA-2000SE』にはついています。
http://www.denon.jp/jp/Product/Pages/Product-Det …
http://www.denon.jp/jp/Product/Pages/Product-Det …

フラットアンプについて、あるホームページに
「入力信号をパワーアンプが動作するために必要な電圧まで持ち上げるためにある」
みたいな説明がありました。
また、CDプレイヤーなどからの入力であれば電圧が充分であるので
フラットアンプを介さずに、直接パワーアンプに接続してもよいという記述も見られました。
http://www12.ocn.ne.jp/~orchid/AudioBasicTOP.html

上記の説明が正しいとすると、
『PMA-2000SE』にはフラットアンプがあるのは
入力信号の電圧をあげるためだと
なんとか納得することができます。
しかし、そうだとすると、
なぜ『PMA-1500SE』にはフラットアンプがないのでしょうか?
CDなどからの入力だから電圧が充分なのでしょうか?
だとすると今度は
『PMA-2000SE』にフラットアンプがついている意味が分からなくなります。

そこで質問なのですが

1.一般的に言ってフラットアンプとはなんなのでしょうか?
2.『PMA-2000SE』におけるフラットアンプの役割はなんのでしょうか?

この2つへ回答をよろしくおねがいします。

A 回答 (8件)

1500SEはパワーアンプの後にプリアウトがあるんですね。

見落としてました。
しかし、これをプリアウトというのは無理があるんじゃ・・・(笑)

プリアンプで増幅する必要があるのは、
1.再生機器の出力レベルが統一されていない
2.アンプの入力感度が統一されていない
例えば、出力レベル500mVの再生機器を、入力感度1Vのパワーアンプ(入力アッテネータ付)にダイレクトに接続すると、フルボリュームでもフルパワーの1/4しか出ません。
パワー的なことだけを考えれば、プリアンプの利得の必要性は使用機器の組み合わせで決まります。
どんな機器でもフルパワーを出せる条件を考えると、「大は小を兼ねる」ということで、とりあえず増幅しておいたほうが無難な設計といえます。

それから、出力にアンプを入れないとパッシブアッテネータになるので、出力インピーダンスが大きくなります。
アンプを入れて出力インピーダンスを小さくすれば
1.静電誘導による外来ノイズを受けにくい
2.ケーブルが長くても(ケーブルの静電容量が大でも)、伝送路の高域遮断周波数が音質に影響するほど低くならない。
などのメリットがあります。
これも外来ノイズの多い状況で長いケーブルを使う可能性を否定できないので、とりあえず低くしておいたほうが無難な設計って感じです。

>『PMA-2000SE』にはない抵抗があるのはなぜなのでしょうか?
1500SE はフラットアンプの利得が無い分、パワーアンプの利得が大きいので、その差をアッテネータで調節しているのかもしれません。
まあブロックダイヤグラムで抵抗くらい省略することはよくありますが。
例えば、双方のヘッドホン出力に抵抗が書いてありません。
スピーカー出力をそのままヘッドホンに入力したらヘッドホンは壊れてしまいますよね。つまりこの図は、「ヘッドホン出力に専用アンプは使っていません」ということを意味しているわけで、抵抗は省略してもいいんじゃね?ってことです。
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この回答へのお礼

denwaha4126さん、再回答をありがとうございます。

>これをプリアウトというのは無理があるんじゃ・・・(笑)

私もそう思いました。
でも廉価にするにはしょうがないのかもしれませんね。

>1500SE はフラットアンプの利得が無い分、
 パワーアンプの利得が大きいので、
 その差をアッテネータで調節しているのかもしれません。

やっぱりその可能性がありますよね。
これってアンプの性能にどんな影響があるのでしょうか?
つまり『PMA-1500SE』のようにパワー部のみで一気に増幅するのと、
『PMA-2000SE』みたいにフラットとパワー部の2段階で増幅するのでは
音質に違いはでるのでしょうか?
2段階のほうがより大きな音がでそうですが、
周波数特性や歪み率などにも影響があるのでしょうか?

お礼の欄に再質問を書いてしまいましたが、
ご面倒でなければ再回答をおねがいします。

お礼日時:2011/02/27 10:51

1.フラットアンプは、トーンコントロール部分で減衰した利得を補う広い音域増幅特性を持たせた増幅回路


2、プリアンプの信号出力を外部の別のメインアンプをつなぐときのインピーダンス補正回路、入力インピーダンスが異なる他社のメインアンプに接続するとき、(真空管アンプや、電界効果トランジスタアンプ、)、インピーダンスが乱れて音質が損ねるのを防ぐためのアンプです、他の回答者様が答えるように、バッファーアンプ(緩衝増幅回路)もかねています、
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この回答へのお礼

utyuutarouさん、回答ありがとうございます。

簡潔なご説明でとても読みやすかったです。
他の方の回答と合わせて
フラットアンプの意味と『PMA-2000SE』での役割が
理解できました。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/01 08:47

(6)です。



カタログ上の2000SEのブロック図を見直したら
バッファーアンプ、トーン、メインボリュームの後に「FLAT AMP」の文字が・・・・・
私の回答、回答にになってませんね。
申し訳ありませんでした。
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この回答へのお礼

poteti800さん、回答をありがとうございます。

今回、はじめてフラットアアンプとバッファアンプという言葉を調べて、
最近のアンプにはついていないことも多いのだと知りました。
これからじっくりと機種選定をしていきます。

回答をありがとうございました。

お礼日時:2011/03/01 08:50

回答者(5)さんの回答は大昔ならば妥当な見解かもしれませんが


この20年来の単品アンプでは当てはまりません。
(2)さん、(3)さんの回答が現行アンプでは正しい見解です。

手元にPMA1500AE掲載のカタログがあります。
そのブロック図には「BUFFER AMP」と記載があります。
これがフラットアンプです。
1500SEにもバッファーアンプは搭載されているはずです。
バッファーアンプにトーンアンプも兼務させてるはずだからです。
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はじめまして ♪♪♪



質問者様はお若い方ですか?
フラットアンプなんて言葉は最近あまり使いませんね。今はトーンアンプというのが一般的でしょう。
昔、オーディオ機器は真空管でした。真空管は増幅度があまり高くなく、また増幅段を重ねて高ゲインを得ても不安定だったため増幅回路を安定な回路に小分けしていました。

ヘッドアンプ(マイクやMCカートリッジ)⇒⇒イコライザーアンプ(LPレコード)⇒⇒フラットアンプ(トーンコントロール兼ねる)

ここまでがプリアンプのお仕事でした。イコライザー+フラットアンプで大体60dB 1000倍の増幅度でパワーアンプは20~30dB 10~30倍の増幅度でこれがずっと続いています。


さてPMA-1500SEです。憶測ですがこのアンプはパワーアンプにトーンコントロール特性を持たせてフラットアンプを省略したのだと思います。一種のコストダウンですね。
半導体アンプはフィードバックをかけない裸利得は80dB~120dB(10000~1000000倍)あってフィードバックでどのような特性でも出せます。昔のフラットアンプ+パワーアンプの利得 40~50dBをパワーアンプ単体で作れるわけです。PMA-1500SEにはプリアウト端子もあるようですがパワーアンプの出力をそのまま出すとゲインが高すぎますから出力に抵抗をいれて余分なゲインを落としてあるのだと思います。それに万が一ショートさせた場合、出力のトランジスター(FETかな?)が壊れてしまいます。S/N比が100dB以上あればノイズは聞こえないのでこれでもいいのでしょう。もちろん、PMA-2000SEのように専用のフラットアンプのほうが特性がよくなるのは言うまでもありません。回路の物理的な大きさが全然違いますからね。

まとめると

PMA-1500SE ⇒ プリアンプの機能があります
PMA-2000SE ⇒ プリアンプとしても高性能です

こんな感じでしょうか。それぞれのアンプのゲインは昔からほぼ同じように保たれています。でないとアンプを交換したとき大きな音量差がでるので比較試聴がしにくくなります。
高ゲインでローノイズ、安定なアンプが簡単に作れる今はフラットアンプの役割は終わったといっていいでしょう。昔の名残です。オーディオ誌で安価なプリメインアンプをそのままプリアンプとして使うと結果がとてもよかったそうです。接続ケーブルの影響がとても少なくなるようです。

この回答への補足

fcd7308さん、回答をありがとうございます。

>憶測ですがこのアンプはパワーアンプにトーンコントロール特性を持たせてフラットアンプを省略したのだと思います。

ダイアグラムには両機種ともに
バッファアンプの後ろにTONEの文字があるので、
トーンコントロールはここで行われているのではないかと思います。
(ソースダイレクトモードだとこの回路は通らないのも
 ここがトーン回路だからではないのでしょうか。)

>PMA-1500SE ⇒ プリアンプの機能があります
 PMA-2000SE ⇒ プリアンプとしても高性能です

まさにこんな感じですね。私もそう思います。

補足を踏まえて再回答がありましたら、よろしくおねがいします。
回答をありがとうございました。

補足日時:2011/02/27 11:02
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No.2 の訂正です。


プリアンプとして使うのだから利得も必要ですよね。
電圧利得で10倍くらいは必要じゃないかと。
インピーダンスに関しては前述と同じです。

この回答への補足

denwaha4126さん、回答をありがとうございます。

>ボリューム出力側の負荷インピーダンスが減少するので減衰率が増加してしまいます

この一文が、
アンプや電子回路について勉強が足りないため
正確に理解できていませんが、
とにかく『PMA-2000SE』とって
プリアウト機能のために(よりよいプリアウトのために)
フラットアンプがついていると解釈させていただきました。

ここで新たな疑問です。
私は今までプリメインやAVアンプのプリアウトは
パワーアンプに入力される直前の信号を
単純に外部へ出力していると思っていました。
『PMA-1500SE』にもプリアウトがパワーアンプの後に
抵抗を介してついていますが、
なぜプリ信号を外部に出力するときには
なんらかの増幅を必要とするのでしょうか?
信号を伝送するケーブルの抵抗を考えてのことなのでしょうか?
(『PMA-1500SE』と『PMA-2000SE』のプリアウトを比べた場合、
 後者のほうが良質だろうなとは思います。
 前者はパワーアンプで増幅し抵抗を介するぶん
 音質劣化があると思うからです。)

また、当初の質問とは別の内容になるのですが、
『PMA-1500SE』のパワーダイレクト入力部
(ダイアグラムのP.DIRECTとあるところ)の後に
『PMA-2000SE』にはない抵抗があるのはなぜなのでしょうか?
両者のパワーアンプ部は増幅率がちがい、
一般的なプリアウト信号は
『PMA-1500SE』にとって大きすぎるのでしょうか?
この場合、両者のパワーダイレクト機能の性能
(つまりパワーアンプとして使用したときの性能)には
どのような差が生まれるのでしょうか?

お時間がありましたら
追加の回答をよろしくおねがいします。

補足日時:2011/02/26 08:12
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1.簡単に言えばインピーダンス変換回路です。



2.PMA-2000SEにはプリアウト端子があります。
このプリアウト端子による影響を防ぐためフラットアンプが必要になります。
例えば、もしフラットアンプが無いとプリアウト端子に外部アンプが接続された場合、ボリューム出力側の負荷インピーダンスが減少するので減衰率が増加してしまいます。
フラットアンプによりプリアウト出力のインピーダンスを低く保つことは、プリアンプとして使う場合にも音質的メリットがあります。
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はじめまして♪



私はスピーカー工作が好きなのですが、アンプもチョイ興味を持っている程度です。


フラットアンプ、ラインアンプ等は入出力関係の影響を抑えるための重要な部分です。

アンプと言うと、増幅って思いがちですが、前後の電気信号が相互に影響しないようにする変換部でもあるようです。

この場合、増幅率が1倍前後の回路って、とても音質的に考慮した場合には難しい回路に成るらしいです。

分離型のプリアンプの出力部と、メインアンプの入力部にフラットアンプ、ラインアンプ、又はバッファーアンプとも言う回路が構成されている事が有りますが、増幅率が1~2倍の部分が、高度なアンプ設計では非常に難しいようです。

大昔のプリメインアンプは、アナログレコード用のイコライザーアンプと、チューナーやデッキ等のラインレベルをパワーアンプ段に渡す為のフラットアンプが多く有ったようです。

デッキへの録音端子へ信号を流すと、回路上で負荷インピーダンスが変わってしまいます。これによりソース(音源機器)の出力からインピーダンス変化を鳩首出来るようにするのがバッファーとかフラットアンプの役割でしょうかねぇ。

PMA-2000の実際の回路と設計意図まではわかりませんが、オーディオ機器の接続と操作によるパワーアンプ段に影響が出ないように設けられてるのかと考えられます。

増幅率が低い増幅器、電圧だけで減衰する電力増幅など、高度な音質上では非常に難しくコストが掛かるそうですので、接続がシンプルならあまり恩恵は無い可能性はありますね。

でも、高度な聴き方でしたら、違いがワカル可能性もあります。


御質問者様のスピーカーや聴き方次第ってことにも成りますが、可能性は上位機が有るって事でしょう。

安くて高度なオーディオ環境を目指す場合、使い方によって下位機が良い場合も有ります。しかし、利点と弱点を最大限に理解した上での使いこなしの場合ですので、経験値が高く無い場合は上位機を利用した方がより良いサウンドに近道でしょう。

最終的には聞こえ方と好みですから、スピーカーと設置した部屋の影響が大きいので、どっちのアンプが良いかって、ケースバイケースですね。
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この回答へのお礼

iBook-2001さん、回答をありがとうございます。

>この場合、増幅率が1倍前後の回路って、
 とても音質的に考慮した場合には難しい回路に成るらしいです。

>分離型のプリアンプの出力部と、メインアンプの入力部にフラットアンプ、ラインアンプ、
 又はバッファーアンプとも言う回路が構成されている事が有りますが、
 増幅率が1~2倍の部分が、高度なアンプ設計では非常に難しいようです。

正直、今の私には、回答の全部は理解できませんでしたが、
これから勉強して読めるようになりたいです。
とりあえず一般的なフラットアンプの役割は理解できた気がします。
回答をありがとうございました。

お礼日時:2011/02/27 11:12

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