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以下は原子力安全委員会が作成した資料からの引用です(P23に今回の暫定基準値の元になった数値が載っており、P108でその根拠が説明されてます)。

「3つの食品カテゴリーに関する摂取制限指標を算定するに当たっては、まず、3つの食品カテゴリー以外の食品の摂取を考慮して、50mSv/年の2/3を基準とし、これを3つの食品カテゴリーに均等に1/3ずつ割り当てた。次に我が国における食品の摂取量を考慮して、それぞれの甲状腺(等価)線量に相当する各食品カテゴリー毎の摂取制限指標(単位摂取量当たりの放射能)を算出した。」 P108(“放射性ヨウ素について”)

http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/5 …


↑要するに、3種目の食品(飲料水、乳製品、野菜)とそれ以外の食品(肉、穀類)を、日本人の平均的な摂取量に基づいて摂取した場合に、年間50mSvの被曝量になるように数値を設定したということですよね。

だとすると、仮に全ての食品が今回のホウレン草のように基準値の27倍の数値だった場合、それらの食品を1年間食べ続けると、1350mSv被曝することになり、摂取期間を、ヨウ素の半減期の8日間に限ると、29mSv被曝することになりますよね。

もちろん安全委の基準値を前提にすればの話ですが、この場合、上のような私の考え方は合ってますか?

A 回答 (3件)

2の回答を書いたものですが、どうもよくわからなくなってきたので取り下げます。


放射線の話は難しいですね。
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>摂取する飲食物中の放射性ヨウ素の濃度が物理的半減期に従って減っていくという仮定


>が置かれているのです。

これ間違っているみたいですよ。基準値はあくまで1年間一定量の
放射性物質を摂取することを仮定して決められているようです。

甲状腺等価線量換算係数は放射性物質が全て甲状腺に集まったとき
の値で実際は甲状腺実効線量換算係数で計算しなければいけないんだそうです。
摂取する放射能の減少を仮定した減衰比と実行線量換算係数/等価線量換算係数=0.05
が似ているので、まことしやかなデマが広がっているようです。
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誤解が少しあるようです。



まず,
全ての食品が今回のホウレン草のように基準値の27倍

なら
50 * 27 = 1350
となるので,計算自体は,そのとおりです。

誤解は,
1年間食べ続けると,1350mSv 被曝
という部分です。

下記のサイトでも紹介されているのですが,
http://www.s.fpu.ac.jp/oka/radiation.htm

摂取する飲食物中の放射性ヨウ素の濃度が物理的半減期に従って減っていくという仮定

が置かれているのです。

50mSv/年

の/ の部分は,一年間食べ続けたとして,という意味ではありません。

原子力安全委員会が作成した資料にも,そうは書かれていないでしょう。


このあたりが,最近特に問題になる(誤解を与える)部分かもしれません。

大いなる勘違いと題した下記のサイトを見てください。
http://ameblo.jp/radi2011/entry-10847380673.html

乳児のための飲料水の暫定規制値である100Bq/Kgが一年間ずっと続いたとすると、72.562mSvとなってしまう。
これが、11.11mSvよりもはるかに大きいということは誰の目にも明らかだ。

と書かれています。

また,次のサイトのグラフも参考にしてください。
http://blog.goo.ne.jp/chemist_at_univ/e/19ec2b07 …

マスコミにも誤って伝える場合があることを指摘してます。

濃度が減少する物を食べる,という点に注意してください。
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